アトラ語録

あいかわらず主観のかたまりです。ので、出資の参考にはなさらないように(笑)。
走らなくても責任を負えません。
自分の相馬眼が正しいかどうか、数年後に検証するためでもあります。



第14回 シルクツアー2003旅行記 2日目(2003.7.20)

2日目(7月20日)

2日目はWINS静内と当歳馬見学。WINSでは少しだけ馬券を買って、+100円(笑)。去年もWINS静内ではプラスだったので、相性いいかも。

●ヤナガワ牧場
当歳の見学は、今年から門別にあるヤナガワ牧場で行われる。
この牧場、ホントに環境が良く、今までの早田牧場よりも1歳馬には良いだろうと思う。
当歳馬の展示は関東牡馬・関西牡馬・全牝馬の順で、各展示に20分くらい時間を割いていた。

まずは関東牡馬から。ここでは断然に3-1(母キャシーズラブ)が良く見えた。私はあまり芦毛が好きじゃないし、良く見えないことが多いのだが、この馬は別。あまりに良く見えたので、まったく候補に入ってなかったのに出資してしまった。佐藤伝二氏もかなり期待しているようだった。他では3-3(母ドゥヤワナ)3-5(母メイショウクンプウ)当たりがよかったかな。3-5は当歳時のキャプテンに似ているなあと感じた。

3-13-1 3-33-3

3-53-5

続いて関西牡馬。ここは良い馬が多く、3-14以外はどれも良い。3-11(母ウエルシュクイーン)は、父グラスワンダーの当歳としては最も良いし、当歳でこれだけ良いグラスワンダー産駒も今までいなかったような気がする。3-12(母シルキーパレード)は特に歩く姿が良く、動きに軽さが感じられた。3-16(母ミスワキジャパン)は反対に立ち姿がきれい。まあ、一度山内の馬を買ってみるのもよいかと思い、出資を決定。3-17(母レイニーウッド)は早くも離乳済み。そのため少しやせているが、大人びた雰囲気があった。

3-113-11 3-123-12

3-163-16 3-173-17

最後に関東・関西の牝馬。期待していた3-8(母トロピカルシルキー)は、馬体が小さく、これからの成長も難しそう。小さいからとって走らないわけではないが、姉同様、馬体重で調整が難しい可能性もありそうなので、出資を断念(厩舎はよかったんだけどねえ)。
この中では、3-9(母ビワナタシュカ)3-18(母アナボタフォゴ)3-19(母カッティングウェイ)がよかった。3-9は例年のビワナタシュカのとおり、今年も良い出来。インパクトは強くないものの、安心して出資できる馬ではないか?(出資してないけど)。アナボタフォゴも産駒は良い馬体が多いが、この産駒はそれが成績に直結しない気がする。一発大物を出す可能性はあるものの、あとはダメという気がする。
3-19はホントにすばらしい馬体。確かに去年もアドマイヤベガの産駒は良い馬が多かったが、これも負けていない。値段も手ごろだったので、出資を決定した。

3-93-9 3-183-18

3-193-19

当歳募集見学の後は、去年なくなってしまっていたバーベキューが復活。やっぱり太陽の下でビール飲むのはいいねえ。

その後、去年の当歳募集馬のうち、ヤナガワ牧場にいる数頭の見学をする。これも去年は出資馬の見学ができなかったことを考えると嬉しい内容。私の出資馬は2-2と2-16がヤナガワ牧場にお世話になっていた。

2-22-2 2-162-16

トロピーの02トロピーの02 放牧中のシルク1歳馬放牧中のシルクの1歳馬

2-2はけっこう良い感じに成長していると感じたが、歩かせたときに佐藤伝二氏と後條場長の顔が曇る。どうも後脚の動きがおかしいようだ。「これって募集締め切った?」などと言っていたので、案外重症なのかも。残念な情報を聞いてしまった。
2-16は小さい。コンパクトにまとまっている感じはしたが、当歳時の雰囲気のよさは薄れている気も。ブライアンズタイム牡馬ではトロピーの仔が一番良くなっているかも。こっちに出資だったか?

放牧地は海にも近く、牧草にはミネラルなどを十分に含んで大変いいらしい。また、適度に坂があり、水を飲むときには、必ず坂を上り下りしなければいけないとか。運動量も十分だ。全部の馬がヤナガワ牧場でお世話になるわけではないが、できるだけシルクの馬はここに入れてほしいと感じた。

早田牧場がつぶれ、シルクの今後を見通すうえで、結構重要なツアーとなったが、この調子で牧場と連携をとり、このレベルの馬を入れてくれば、早田のとき以上の成績を残せても不思議はない。そのように感じたツアーとなった。


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