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認可外保育施設指導監督基準及びその考え方

認可外保育施設指導監督基準及びその考え方

   
の枠外が指導監督基準であり、
   
の枠内がその考え方である。
--------------------------------------------------------------------------------------------- 1 保育に従事する者の数及び資格 (1) 保育に従事する者の数は、主たる保育時間である11時間(施設の開設時間が11時間を下回る場合に  あっては、当該時間)については、概ね児童福祉施設最低基準(以下「最低基準」という。 )第33条  第2項に定める数以上であること。ただし、2人を下回ってはならないこと。また、11時間を超える  時間帯については、常時2人以上配置すること。
○ 各施設において児童数が多い11時間(施設の開設時間が11時間を下回る場合にあっては、当該時間)、
 即ち、主たる保育時間については、児童福祉施設最低基準第33条第2項に規定する数以上の保育従事
 者が配置されるものとし、11時間を超える時間帯については、延長保育に準じ常時複数の保育従事者
 が、配置されることとするものであること。

○ 児童福祉施設最低基準第33条第2項に規定する数、

 乳児    乳児3人につき保育に従事する者1人
 1、2歳児 幼児6人につき保育に従事する者1人
 3歳児   幼児20人につき保育に従事する者1人
 4歳以上児 幼児30人につき保育に従事する者1人

○ 児童の数については、月極めの児童等の通常は概ね毎日利用する児童数を基礎とし、日極めの児童
 や特定の曜日に限り利用する児童等のその他の利用児童については、日々の平均的な人員を加えること。

○ ここでいう保育に従事する者は、常勤職員をいうこと。
  やむを得ずアルバイトやパートの職員を充てる場合にあっては、その勤務時間を常勤職員に換算して
 上記の人数を確保することが必要であること。
(2)保育に従事する者の概ね3分の1(保育に従事する者が2人の施設にあっては、1人)以上は、  保育士又は看護婦の資格を有する者であること。 (3) 常時、保育に従事する者が、複数、配置されるものであること。
○ 常時、保育士又は看護婦の資格を有する者が配置されていることが望ましい。
2 保育室等の構造設備及び面積 (1) 乳幼児の保育を行う部屋(以下「保育室」という。)のほか、調理室及び便所があること。 (2)保育室の面積は、概ね、乳幼児1人当たり1.65平方メートル以上であること。 (3)乳児(概ね満一歳未満の児童をいう。)の保育を行う場所は、幼児の保育を行う場所と区画され  ており、かつ安全性が確保されていること。
○ 事故防止の観点から、乳児の保育を行う場所と幼児の保育を行う場所は、別の部屋とすることが
 望ましいこと。やむを得ず部屋を別にできない場合は、明確な段差やベビー・フェンス等で区画を
 行うこと。
(4)保育室は、採光及び換気が確保されていること。また、安全性が確保されていること。
○ 乳幼児用ベットの使用に当っては、同一の乳幼児用ベットに2人以上の乳幼児を寝かせることは、
 安全確保の観点から極めて危険であることから、行ってはならないこと。
(5)便所には手洗設備が設けられているとともに、保育室及び調理室と区画されており、かつ子ど  もが安全に使用できるものであること。   便所の数はおおむね幼児20人につき1以上であること。
○ 便所は手洗設備が設けられているだけでなく、衛生面はもとより安全面にも配慮されている必要
  があること。

○ 調理室は、保育室と簡単に出入りできないよう区画されているだけでなく、衛生的な状態が保た
 れていることが必要であること。
3 非常災害に対する措置 (1) 消火用具、非常口その他非常災害に必要な設備が設けられていること。
○ 消火器などが設置されているだけでなく、職員全員が設置場所や使用方法を知っていることが必
 要であること。
(2)非常災害に対する具体的計画を立て、これに対する定期的な訓練を実施すること。
○ 児童福祉施設最低基準第6条

1 児童福祉施設においては、軽便消火器等の消火用具、非常口その他非常災害に必要な設備を設け
 るとともに、非常災害に対する具体的計画を立て、これに対する不断の注意と訓練をするよう努め
 なければならない。

2 前項の訓練のうち、避難及び消火に対する訓練は、少なくとも毎月1回は、これを行わなければ
 ならない。
4 保育室を2階以上に設ける場合の条件
○ 災害避難の観点から、保育室は原則として1階に設けることが望ましいが、やむを得ず2階以上
 に保育室を設ける場合は、防災上の必要な措置を採ることが必要であること。
(1) 保育室を2階に設ける建物には、保育室その他幼児が出入りし又は通行する場所に、幼児の転落  事故を防止する設備が設けられていること。   なお、保育室を2階に設ける建物が次のイ及びロをいずれも満たさない場合においては、3に規  定する設備の設置及び訓練に特に留意すること。 イ 建築基準法第2条第9号の2に規定する耐火建築物であること。 ロ 屋内階段のほか、幼児の避難に適した建築基準法第2条第7号に規定する耐火構造の傾斜路若し  くはこれに準ずる設備又は屋外階段が設けられていること。 (2) 保育室を3階以上に設ける建物は、以下のイからトまでをいずれも満たすこと。 イ 建築基準法第2条第9号の2に規定する耐火建築物であること。 ロ 地上又は避難階(直接地上へ通ずる出入口のある階をいう。)に直通し、かつ、幼児の避難に適し  た建築基準法施行令第123条第1項各号又は同条第3項各号に規定する構造の屋内階段及び同条第  2項各号に規定する構造の屋外階段が設けられていること。この場合において、これらの階段は避  難上有効な位置に設けられ、かつ、保育室の各部分からその一に至る歩行距離及び遊戯室の各部分  からその一に至る歩行距離がいずれも30メートル以下となるように設けられていること。 ハ 保育所の調理室以外の部分と保育所の調理室及び当該建物の保育所以外の部分が建築基準法第2  条第7号に規定する耐火構造の床若しくは壁又は建築基準法施行令第112条第1項に規定する特定  防火設備で区画されていること。この場合において、換気、暖房又は冷房の設備の風道が、当該床  若しくは壁を貫通する部分又はこれに近接する部分に防火上有効にダンパーが設けられていること。
○ ダンパー
  ボイラーなどの煙道や空調装置の空気通路に設けて、煙の排出量、空気の流量を調節するための装
 置である。
ニ 保育所の壁及び天井の室内に面する部分の仕上げを不燃材料でしていること。 ホ 保育室、遊戯室その他幼児が出入し、又は通行する場所に、幼児の転落事故を防止する設備が設け  られていること。 ヘ 非常警報器具又は非常警報設備及び消防機関へ火災を通報する設備が設けられていること。
○ 非常警報器具
 警鐘、携帯用拡声器、手動式サイレン等である。

○ 非常警報設備
 非常ベル、自動式サイレン、放送設備等である。
ト 保育所のカーテン、敷物、建具等で可燃性のものについて防炎処理が施されていること。
○ 防炎物品の表示方法(消防法第8条の3)
 防火対象物において使用する防炎対象物品について、防火対象物品若しくはその材料に防火性能を
 与えるための処理がされていることがわかるようにしておく必要があること。

<例は省略(HPスタッフ>

5 保育内容 (1) 保育の内容  ア 児童一人一人の心身の発育や発達の状況を把握し、保育内容を工夫すること。
○ 児童の心身の発達状況に対応した保育従事者の適切な関わりは、児童の健全な発 育・発達にとっ
 て不可欠であることを認識することが必要であること。この場合、各発達区分ごとの保育上の主な
 留意事項は次のとおりであるが、児童への適切な関わりについて理解するためには、保育所保育指針
 (平成11年10月29日児発第799号厚生省児童家庭局長通知の別添)を理解することが不可欠であること。

[6か月未満児]
・心身の機能の未熟性を理解したうえ、笑う、泣くという表情の変化や体の動きなどの行動が、乳児
の生理的及び心理的な欲求の表現であることに気づき、感性豊かに受け止め、優しく体と言葉で応答
するよう努めているか。

[6か月から1歳3か月未満児]
・一人一人の生理的及び心理的な欲求に応え、愛情を込めた応答的関わりにより、情緒の安定と、
歩行や言葉の獲得に向けた援助をしているか。

[1歳3か月から2歳未満児]
・生活空間の広がりとともに自我が芽生える時期であり、自発性を高めるよう応答的に関わるととも
に、歩行の確立により、盛んになる探索活動が一人一人十分できるように環境を整えているか。

[2歳児]
・生活に必要な行動が徐々にできるようになるとともに、自我が育つ時期であり、一人一人の気持ち
を受け止め、援助しているか。また、模倣やごっこ遊びの中で保育者が仲立ちすることにより、友達
と一緒に遊ぶ楽しさを次第に体験できるようにしているか。

[3歳児]
・遊びや生活において、他の児童との関係が重要になってくる時期であり、仲間同士の遊びの中で、
一人一人の児童の興味や欲求を十分満足させるように適切に援助しているか。

[4歳児]
・自意識が生まれ、他人の存在も意識できるようになり、心の葛藤も体験する時期である。保育者は
このような心の動きを十分に察し、共感し、ある時は励ますことなどにより、児童の情緒を豊かにし、
他人を気遣う感受性を育むよう努めているか。

[5歳児]
・自分なりの判断で行動するなど、自主性や自律性が身に付く時期であり、集団活動が充実し、ルー
ルを守ることの必要性も理解する時期である。保育者は、児童の主体的な活動を促すため多様な関わ
りを持ち、児童の発達に必要な豊かな体験が得られるよう援助しているか。

[6歳児]
・探求心や好奇心が旺盛となり、知識欲も増してくる。集団遊びも、一人一人の好みや個性に応じた
立場で行動するなど役割分担が生じ、組織だった共同遊びが多くなる。遊びや集団活動において、
一人一人の創意工夫やアイデアが生かされるよう様々な環境の設定に留意しているか。
 イ 乳幼児の安全で清潔な環境や健康的な生活リズム(遊び、運動、睡眠等)に十分配慮がなされ   た保育の計画を定めること。
○ 児童の生活リズムに沿ったカリキュラムを設定することが必要であること。

○ 保育室だけでなく、児童が出入りする場所には危険物を置かないこと。また、書庫等は固定する、
 棚から物が落下しないなどの工夫を行うことが必要であること。

○ 必要に応じて入浴させたり、身体を拭いて児童の身体の清潔さを保つことが必要であること。
 ウ 児童の生活リズムに沿ったカリキュラムを設定するだけでなく、実行することが必要であること。
○ 保育の実施に当たっては、沐浴、外気浴、遊び、運動、睡眠等に配慮すること。

○ 外遊びなど、戸外で活動できる環境が確保されていることが必要であること。
 エ 漫然と児童にテレビやビデオを見せ続けるなど、児童への関わりが少ない「放任的」な保育に   なっていないこと。
○ 一人一人の児童に対してきめ細かくかつ相互応答的に関わることは、児童にとって重要である。
 保育従事者にとっても最も基本的な使命であり、このような姿勢を欠く保育従事者は不適任である
 こと。
 オ 必要な遊具、保育用品等を備えること。
○ 年齢に応じた玩具、絵本、紙芝居などを備えることが必要であること。
  なお、大型遊具を備える場合などは、その安全性の確認を常に行うことが事故防止の観点から
 不可欠であること。
(2) 保育従事者の保育姿勢  ア 保育所保育指針を理解する機会を設ける等、保育従事者の人間性及び専門性の向上に努めること。
○ 保育所保育指針を理解するなどの機会が設けられているかなど、保育従事者の質の向上が図られ
 る体制に努めることが必要であること。

○ 都道府県等が実施する施設長や保育従事者に対する研修等への参加が望ましいこと。
 イ 児童に身体的苦痛を与えたり人格を辱めることがない等、児童の人権に十分配慮すること。
○ しつけと称するか否かを問わず児童に身体的苦痛を与えることは犯罪行為であること。また、
 いわゆるネグレクトや差別的処遇などによる心理的苦痛も与えてはならないこと。
 ウ 児童の身体及び保育中の様子並びに家族の態度等から、虐待等不適切な養育が疑われる場合は   児童相談所等の専門的機関と連携する等の体制を採ること。
○ 虐待が疑われる場合だけでなく、児童相談所等の専門機関からの助言が必要と思われる場合も同
 様であること。

 専門機関からの助言を要する場合の例

・ 心身の発達に遅れが見られる場合
・ 社会的援助が必要な家庭状況である場合
(3) 保護者との連絡  ア 保護者との密接な連絡を取り、その意向を考慮した保育を行うこと。
○ 保護者との相互信頼関係を築くことを通じて保護者の理解と協力を得ることが児童の適切な保育
 にとって不可欠であり、連絡帳又はこれに代わる方法により、保護者からは家庭での児童の様子を、
 施設からは施設での児童の様子を、連絡し合うこと。
 イ 保護者との緊急時の連絡体制をとること。
○ 保育中に異常が発生した場合など、いつでも連絡できるよう、連絡先を整理し、全ての保育従事
 者が容易に分かるようにしておくことが必要であること。
6 給食 (1) 衛生管理の状況  ア 調理室、調理、配膳、食器等の衛生管理を適切に行うこと。
○ 具体的には、次のようなことに配慮することが必要であること。

・食器類や哺乳ビンは使用するごとによく洗い、定期的に煮沸消毒を行うこと。
・ふきん、まな板、鍋等についても同様であること。
・食事時、食器類や哺乳ビンは児童や保育従事者の間で共用しないこと。
・食品の保存に当たっては、冷蔵庫を利用する等衛生上の配慮を行うこと。
(2) 食事内容等の状況  ア 児童の年齢や発達、健康状態(アレルギー疾患等を含む。)等に配慮した食事内容とすること。  イ 調理は、あらかじめ作成した献立に従って行うこと。
○ 乳児にミルクを与えた場合は、ゲップをさせるなどの授乳後の処置を行うことが必要であること。
 また、離乳食を摂取する時期の乳児についても、食事後の状況に注意を払うことが必要であること。

○ 栄養所要量を踏まえ、かつ、児童の嗜好を踏まえた変化のある献立を作成し、これに基づいて調
 理することが必要であること。なお、独自で献立を作成することが困難な場合には、市区町村等が
 作成した認可保育所の献立を活用するなどの工夫が必要であること。

○ 家庭からの弁当持参や、やむを得ず市販の弁当を利用する場合には、家庭とも連携の上、刻み食
 等の年齢に応じた配慮を行うこと。
7 健康管理 (1) 児童の健康状態の観察  登園、降園の際、児童一人一人の健康状態を観察すること。
○ 登園時の健康状態の観察
 毎日、登園の際、体温、排便、食事、睡眠、表情、皮膚の異常の有無や機嫌等についての健康状態
 の観察を行うとともに、保護者から児童の状態の報告を受けること
 (適切に記載された連絡帳を活用することも考えられる。)が必要であること。

○ 降園時の健康状態の観察
  毎日、降園の際も同様の健康状態の観察を行うとともに、保護者へ児童の状態を報告することが必
 要であること。
(2) 児童の発育チェック  身長や体重の測定など基本的な発育チェックを毎月定期的に行うこと。 (3) 児童の健康診断  継続して保育している児童の健康診断を入所時及び1年に2回実施すること。
○ 直接実施できない場合は、保護者から健康診断書の提出を受ける、母子健康手帳の写しを提出さ
 せるなどにより、児童の健康状態の確認を行うことが必要であること。

○ 医師による健康診断は、心身の発達に遅れがみられる児童の早期発見につながるという面からも
 有効であること。

○ 入所持に、児童の体質、かかりつけ医の確認をするとともに、緊急時に備え、保育施設の付近の
 病院関係機関の一覧を作成し、全ての保育従事者に周知することが必要であること。
(4) 職員の健康診断  ア 職員の健康診断を採用時及び1年に1回実施すること。  イ 調理に携わる職員には、概ね月1回検便を実施すること。
○ 職員の健康診断の実施は、労働安全衛生法に基づく労働安全衛生規則により義務づけられている
 こと。
(5) 医薬品等の整備  必要な医薬品その他の医療品を備えること。
○ 体温計、水まくら、消毒薬、絆創膏類等は、最低限備えることが必要であること。
(6) 感染症への対応  感染症にかかっていることが分かった児童については、かかりつけ医の指示に従うよう保護者に指 示すること。
○ 感染症の疑いがある場合も同様であること。

○ 再登園については、かかりつけ医の「治癒証明」、かかりつけ医とのやりとりを記載した書面の
 提出などについて、保護者の協力を求めることも必要であること。

○ 歯ブラシ、コップ、タオル、ハンカチなどは、児童や保育従事者の間で共用せず、一人一人のも
 のを準備すること。
(7) 乳幼児突然死症候群の予防  ア 睡眠中の児童の顔色や呼吸の状態をきめ細かく観察すること。  イ 寝返りのできない乳児を寝かせる場合には、仰向けに寝かせること。  ウ 保育室では禁煙を厳守すること。 8 備える帳簿  職員の状況及び保育している児童の処遇の状況を明らかにする帳簿を整備しておかなければならな いこと。
○ 職員に関する帳簿等

・ 職員の氏名、連絡先、職員の資格を証明する書類(写)、採用年月日等

○ 保育している者の処遇の状況を明らかにする帳簿等

・ 在籍児童及び保護者の氏名、児童の生年月日及び健康状態、保護者の連絡先、児童の在籍記録等




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