#20 第36回全国白バイ安全運転競技大会

2004年10月9,10日、茨城といえば、筑波サーキットのドゥカティカップである。
私も10日の早朝、、茨城を目指してMonster 800S i.e.を走らせていた。
第36回全国白バイ安全運転競技大会を見学するためである。
台風22号は、首都圏で前代未聞な猛威をふるい、1日目の競技は中止だったという。
この日も、台風一過の快晴とはならず、思わせぶりの小雨がぱらつく中、常磐道を一人走っていたら、巡航速度が…(自粛)。
そういえば、高車(高所作業車。私の会社ではこう呼ぶのだが、方言かな?)がものすごいスピードで突っ走っていたが、常磐道は速度が出やすいのだろうか?

ガラにもなく急いだにも関わらず、軽く道に迷ったりしたせいで、会場に到着すると、既に開始時刻を2時間近く経過していた。
パンフレットも品切れになっていた。
女子の傾斜走行の数組を、現地でおちあったETさんと見学。
転倒した選手が、その後不調になるのを見て、こんな人たちでも?と逆に感心してしまった。
ETさんの奥さんと合流すると、時刻は既に昼食時になってしまっていた。

傾斜走行(女子)

というワケで、しっかり見学できたのは午後の不整地走行競技だけ。
要はモトクロスである。
競技の前に、選手はコースを走ってチェックするのだが、バイクではなく、自分の足で走る。
このチェック、時間がやたら長くて、私だったら、本番前に力尽きてしまいそうだ。
大阪府警チームの応援団はこの時点から気合い入りまくりで、自軍の選手が前を通ると大声で喝を入れていた。
気を抜くことを許さない応援ぶりである。

競技は、幾組か(7組だったと思う)に分かれて、順に行うのだが、各組のスタート前、選手は輪になって?円を描く。

マル描き


前日の台風は程良くコースの難易度を上げたようで、何人かの選手はしっかり転倒していた。
後の方の選手ほど転倒が多かったような気がしたが、やっぱり轍が深くなると走りにくいのかもしれない。
ところで、私の目を引いた陰の立役者、それは記録係である。
モトクロスのコースと本部?を伝令としてトライアル車で走り回るのだが、成績表を入れたデイパックを、最初は背負い、次に腕に掛け、そして前で抱き、最後はバイクにつけていた。
改善提案の鑑のようだ。

記録係

見ていて面白かったのは、ターンの際、足を着く回数で、タイムが変わってくるらしいこと。
写真のコーナーでは、足つきが2回の人は比較的速く、3回の人は遅かったような気がする。

キックは2回

そんなこんなで、夢中になって見学したのだが、実は、結果を知らずに帰路についた。
閉会式は一般見学ができない、というのもあるが、私にしてみれば、「見学することに意義がある」という感覚だった。
しりきれトンボなのは否めないが、マスター オブ モンスター的には、この私が、ひたちなかまで自力でたどり着き、ちゃんと見学してきた、という点に意味がある…ワケないか。

それにしても、こういう見学では、ウンチク垂れてくれる人がいると、数段面白いと思う。
来年は、ぜひ仲間を募って見に行きたいものだ。
その時、せめて私はツアーリーダーができるよう精進せねば、と、夕月匂うつくばねを遙かに仰ぐひとときだった。

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