たぶん月報


都民の森にて

2004年8月号(2004/08/25発行)
夏の終わりの雨が上がると、バイクの秋が訪れそうな予感がします。
実際には、もう少し、夏の余韻の中を走ることになりそうですが。
秋になったら、まだ行ったことのない海までツーリングしてみたいです。
今月のトピックス
1.ハーレーダビッドソン試乗(2004/08/21)
2.夏送り(2004/08/22)

3.ペーパードライバーからの脱出(その1・出来心)
4.ペーパードライバーからの脱出(その2・実施計画)
5.ペーパードライバーからの脱出(その3・貸しコース)
6.ペーパードライバーからの脱出(その4・路上往来)

1. ハーレーダビッドソン試乗(2004/08/21)

「たぶん掲示板」に度々遊びに来てくださっているMOTOさんのご厚意で、ハーレーダビッドソン試乗会(ケーユー主催)に参加してきました。
アメリカン、実は好きじゃないのですが、一度天下のハーレーに乗ってみるのもいいかと思ったのです。
夫が言うには、「戦いとは無縁でいられる、違う走りの世界がある。」とのこと(えっ?)。
私の体格でも、「スポーツスターくらいなら大丈夫でしょう」というMOTOさんの事前検討?は見事的中、2004年モデルのスポーツスターに(だけ)試乗できました。
スポーツスター、M800と同じ2気筒エンジンですが、大陸旅行の国アメリカと、レーサーの国イタリアではこんなに違うのか、というくらいの差がありました。
2速の低速でギクシャクするところは似ているですが(ライダーのせいか?)、かなりおとなしいエンジンだと思いました。
ショックだったのは車体が私には重過ぎて、、シートにまたがった状態で、サイドスタンドを払えなかったこと。
なお、ロードキングにも試乗しようとしたのですが、全く車体を立てることができず、ケーユーの方に、「安全上、ちょっと・・・。」と試乗を断られてしまいました。
まあ、世の中には、多少ライディングポジションがきつくても軽いバイクがいい、と言う人もいれば、多少車体が重くてもゆったり乗れるバイクがいい、と言う人もいるということでしょう(さりげなく、自分の問題点を回避していますが)。
私から見たハーレーのイメージは、トライクみたいな安定して大きな車体で広大なアメリカ大陸を旅するバイク。
その雰囲気だけでも味わってみたかったのですが、バイクはシビアにライダーを選ぶ、という現実を再認識してしまったのでした。

UP!

2. 夏送り(2004/08/22)

微かに秋めいてきた風に誘われて、奥多摩方面に走りに行ってきました。
相変わらず、ワインディングでは、ある程度走らないと調子が出ない(というか、姿勢もままならない)のですが、山の中の気温は20度、気分は爽快でした。
スピードが出せないので、前を走る夫には何度も置いていかれますが、私は私のできる走り方でいくしかありません。
それでも、やっぱり、モンスターで走るのは楽しい!
もっともっと腕を上げたい、という気になります。
帰路はあいにく、雨に祟られてしまいましたが、最近は雨天時の走行にも多少なじんできたような気がします(7月のツーリングや6月のペーパードライバー教習等、雨にまつわる素敵な思い出がいくつもできたためでしょうか)。
もしかしたら、これがこの「夏」最後のツーリングになるのかもしれません。
夏の熱気が少しずつ去っていくこの季節の、ちょっぴりさびしい感じが、昔から好きでした。
でも、最近は、異常気象というか、いつまでも暑かったりしますね。
今年は10月まで気温30度を越える日が続くような、ヘンな気候にならなけばいいのですが。

都民の森の手作りクッキー

UP!

3. ペーパードライバーからの脱出(その1・出来心)

自慢にはなりませんが、私は筋金入りのペーパードライバーです。
そして、へなちょこの、万年修行中のライダーでもあります。
でも、このごろ、もしかしたら、自分でもクルマの運転ができるのではないかと思うようになりました。
最近見かけたドライバーが、あまりに酷かったからです。
あるドライバーは、駐車場から、流れている道路に出るのに前方しか見ていなくて、流れに乗って近づいてくるクルマの前に飛び出して行きました。
飛び出された方のドライバーが、きっちり止まりましたが、出ていった方は、一度も振り向きませんでした。
別のドライバーは、やはり駐車場から出る際、目の前を歩行者が通るのに、ストップせず(する技量がなかったのか?)、歩行者を驚かせていました。
そして、横断歩道の前に歩行者がいても、停止線で止まるドライバーは、少なくとも中原区にはひとりしかいません。
そんなんで、ドライバーって、はっていられるものなのでしょうか・・・?
「バイクに乗ってる時は、クルマを運転しているときの3倍は神経を使っているでしょう。」
雑談でツーリングの話をしていた時、W650乗りの管理課長が言った言葉です。
そうだとすると、私はバイクしか運転しないから、道路を走る時はいつも、平均的なドライバーの3倍の神経で物事を見ているのだろうか。
じゃあ、もし、その3倍の神経を手抜きせずに使うなら、私でもちゃんとしたドライバーになれるんじゃないだろうか?
そう思ったのが、運の尽きだったかもしれません。

UP!

4. ペーパードライバーからの脱出(その2・実施計画)

ペーパードライバーからの脱出方法は、いくつか考えられますが、最初はやはり他人の迷惑にならない、閉鎖空間で運転するというのが常道でしょう。
というわけで、二俣川の試験場コース解放に申し込むことにしました。
使用料は1時間3500円、使用する車両は借りることもできますが、まずは実家にあるのと同じプリウスを運転できるようになりたいので、レンタカーを予約しました。
12時間で7850円です。
試験場は、3時間連続で申し込むことにしました。
7月に参加したバイクフォーラムが、13:00から17:00までだったので、エアコンの効く普通車なら、3時間くらい連続でも大丈夫だろうと思ったのです。
でも、二俣川の予約担当者は、休憩を入れた方がいいですよ、とアドバイスしてくれます。
そこで、2時間練習→1時間休憩→1時間練習としました。
「最後の1時間が仕上げになりますね。」
と予約担当者は言ってくれますが、3時間で運転できるようになるとはちょっと思えません。
何と言っても、「10年ぶり4回目の運転です!」なのですから。
この貸しコース、練習者が当該免許証を持っていれば一人で練習して構わないのですが、仮免の場合、「指導員は練習者本人が必ず連れてご来場ください。」とのこと。
指導員というのは、免許を取って3年以上経過している人であればよいそうです。
私が生粋の(?)ペーパーと知った予約担当者は、指導員はどうしますか、と尋ねます(当然)。
今回の指導員は、もちろん夫です(無給)。
こうして、具体的な実施計画が固まりました。

UP!

5. ペーパードライバーからの脱出(その3・貸しコース)

そういうわけで、実家にあるのと同じ、プリウスをレンタカーで借り、試験場に持ち込みました。
実はAT車を運転するのは生まれて初めてです。
ふだんバイクに乗っているせいなのか、それとも昨年3回も受けた大型二輪の卒検の効果か、S字やクランクは楽勝、鋭角も特に問題なく通過できました。
が、問題は方向変換!幅寄せ!縦列駐車!
方向変換は、必死の練習で何とかできるようになりましたが、縦列駐車は絶妙〜にできません。

脱輪1回目 脱輪2回目
要するに、何回も切り返しをしていると、タイヤの向きがわかんなくなっちゃうワケです(鋭角を通過できたのは、1回しか切り返さなくていいから、ということらしい)。
「まだロジックがしっかり頭に入っていないんや。」
夫は普通免許を試験場で取得したのですが、そのために、試験コースの切り返しの回数や角度まですべて暗記したそうです。
 *合格したのは7回目の受験で。5回目ぐらいまでは、完走もできなかったとか。
そんな私でしたが、3時間も練習した後はそれなりの自信もついて、試験場からレンタカー屋さんまで自分で運転してしまいました。

UP!

6. ペーパードライバーからの脱出(その4・路上往来)

試験場貸しコースとおまけの路上の後は、いよいよ自家用車での路上練習です。
我が家には、四輪は夫のポルシェ911カレラ4(964)しかないので、いきなり左ハンドルマニュアル車を運転することになりました。
国道1号線から六角橋方面に向かい、バイクショップで買い物をした後、六郷を回って15号線で帰宅するというルートでした。
が、路上は無常、途中で火災が発生していたため、細い迂回路を走ることに。
迂回を指示する警察官の意図が読めずにもたついたり、傾斜のある細い道から幹線道路に出るのに周囲の全ての人を恐怖におののかせたり、無情な運転をしてしまいました。
「検定なら中止や。」と言うセリフは、最近の夫の口癖になりつつあります。
ギアチェンジの際の回転数の合わせ方が最もマズイようです。
ちゃんとアイドリングスタート&ダブルクラッチができるように練習する、というのが課題になりました。
「トラックのドライバーはな、クラッチ減らんよう、ブレーキ減らんよう、運転するんや。ポルシェの運転はそれと同じ。」
よくわからない説明でしたが、とにかくめげずに練習せよ、とのことです。
「ここまでひどくケナしておいて、最後はめげるなって言うっ!?」
「うん。俺が何ゆうてもめげるな。」
この調子で、ペーパードライバーから脱出できるのか?待て次号!といったところでしょうか(違うって!)。

ハンドル

UP!

それでは9月も、無事故無違反でいきましょう!
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