たぶん月報


白バイハーレーに乗ってみた!

2009年9&10月号(2008/10/29発行)
すっかりご無沙汰をしてしまいました。
お話したいことはたくさんあるのに、時間ばかりが飛ぶように過ぎていきます。
今でもあなたは、私を気にかけてくれているのでしょうか?
さかのぼって書いておきたい気持ちはちょっと抑えて、まずは近況をお知らせします。

1.ドカマガ事件
2.メンテナンスなシーズン
3.白バイ大会で見つけたもの
4. 執着の交通安全教育センター
5. 流れるように通り過ぎていく
1. ドカマガ事件

ショップからの依頼で、ドカマガ11月号(9月24日発売)の1098S特集に、女性オーナーとして登場することとなり、ほぼ生まれて初めて、取材目的の座談会に出席しました(リクナビとかマイナビとかの採用媒体の取材は何回か受けたことがあります)。
残暑厳しい都内を、1098Sで半分熱中症になりかけながら、たどり着いた出版社で、まずは写真撮影がありました。
暑いので、走行中のウェア(メッシュジャケット、その下にボディプロテクター、革パン、ブーツ)は上半分省略して、素肌にカーディガン代わりのドカティのジャージを羽織った姿は、まるで安全性を全然考えずに乗ってる人みたいでした。
それじゃマズイ、ということで、撮影後の座談会では、おしゃれでプロテクションのしっかりしたウェアが欲しい、と熱弁を奮いましたが、実際の記事は、少々方向の違う話になっていました。
まあ、雑誌という媒体では、読者の興味をひきつけるためもあり、発言者の意図より記事のコンセプトが優先されるという傾向があるのかもしれません。
ついでなので、掲示板に引き続き弁明しておくと、記事では、私が平日に会社を休んで納車してもらったとなっていますが、これは他の方の発言と入れ違ってます。
私は、たとえホントにバイクのために仕事を休んだとしても、そんなこと得意気に話すタイプではないです。
というわけで、残念ながら、せっかく雑誌デビューしたのに、会社の人には見せられないという、微妙な記事になってしまったのでした。
でも、1098Sの写真写りがよく、自分では気に入っているので、今回のドカマガ、大事に保管するつもりです。




UP!

2. メンテナンスなシーズン(2008/10/4&13)

10月は、1098Sとファントム、両方ともバイクショップのお世話になってしまいました。
別に、両方で転倒して壊しまくった、というわけではありません。
【1098S】
ドカティから、リアスプロケットの強度不足について、リコールの報告と、無償交換についてのお知らせが郵送されてきました。
http://www.ducati.com/od/ducatijapan/jp/news/detail.jhtml?newsId=24881
過度の加減速により亀裂が発生する、というのはどう考えても、サーキットなどで乗るヘビーユーザーのことであり、講習会で加速〜、減速〜、の練習をする人のことではないと思いましたが、問題は問題なので、早速交換してもらいました。
リコール対象447台のうちの1台だなんて、大当たりといえば大当たり、というか、この時期(平成19年2月1日〜平成20年2月28日)世に出た1098Sは以外に少ないんだな、と思いました。
【ファントム】
砧の講習会で、傾斜走行を熱走中、いきなりスカっ、とリアブレーキが利かなくなり、ブレーキフルードを交換しました。
当初、講習会で酷使しているためにベーパーロックが起きた、という説が有力でしたが、実際には、私のファントムは製造時からかなり時間が経っており、単にフルードが古くなっていただけ、というのが真相かと思います。
・・・だって、ファントム、その後、講習会の真っ最中に、コケてもいないのに、フロントカウルにひびが入ってしまったから。
ひびが入るほど過激な一本橋や千鳥なんてやってません(傾斜走行の始まる前、バランス訓練終了時に割れていたのです)。
要するにファントムの方は、いろいろガタの出始めかもしれないので、気をつけなければならないようです。
メンテナンスシーズン到来、といったところでしょうか。




UP!

3. 白バイ大会で見つけたもの(2008/10/11,12)

「目指すイメージを持っていない。」
特練中に、指導員さんからいただいた、鋭い指摘のひとつです。
目指すもの、なりたいと思う姿が無いから、そこに向かって上達していかない。
この夏、たぶん一番胸に響いた言葉でした。
では、自分はどんなライディングに憧れているんだろう?
考えて、思い出したのは、砧の講習会でお世話になっている、元白バイ隊員?の指導員さんのライディングでした。
流れるように滑らかで、メリハリがあって、加速も減速も静かなのに力強い・・・。
私はああいう、見かけは地味だけど高度な技術のあるライディングができるようになりたい。
その「憧れ」を、はっきりと「目指すイメージ」に変えたくて、今年は泊りがけで、白バイ大会の見学に行ってきました。
発端は砧なので、当然、オンロード系の競技(バランス走行、傾斜走行)をじっくり見て研究すべきなのですが、今回、最も感動したのは、1日目午後のトライアルでした。
午前中の雨が上がった後、コンディションはややウェット〜ドライに少しずつ変わっていく程度で、出走順によって、大きく有利・不利が分かれることはなかったのですが、夕刻、突然の大雨で、状況は激変しました。
直前まで、どの選手も難なくこなしていたセクションが、片っ端から難所に変わってしまったのです。
滑り落ちそうになるTLM、必死でこらえ、マシンを操る選手たち・・・壮絶な競技でした。
自然のなせる業とはいえ、明らかに不利な状況に追い込まれながら、正々堂々と戦う姿に、柄にも無く心を打たれてしまいました。
どんな状況にも屈せず、フェアな精神でバイクに乗ること。
これこそが、私の一番見習いたいことだと思いました。
とてもいい経験でした。
では、目指すライディング、ありたい姿は見つかったのか?と言われると、こちらはまだ、「憧れ」の段階を出ていないかもしれません。
少し時間をかけて考えてみてもいいかな、と思っています。




4. 執着の交通安全教育センター

私の勤めている会社は、今、騒ぎの渦中にあります(というほどでもないか)。
詳細は全部省きますが、私自身にとって大問題なのは、勤務地が都内でなくなるかもしれない、ということです。
都内じゃなくなったら、警視庁の講習会で、参加資格の無くなるものがいくつかあるのです。
一番痛いのは、自宅から近い(はっきり言って、二俣川よりはるかに近い)砧に行けなくなること!
都内に引越して、「都内在住」になるという乱暴な案も出ましたが、夫が乗り気ではありません。
じゃあどうするか?とりあえず、今のうちに、参加できるだけ参加しておこう・・・。
というわけで、電話予約バトルです(交通教育センターという名のつくところは、どこでもバトルになるものなんでしょうか)。
砧は人気が高いので、一般向け講習の場合、最初の予約電話(前月第3日曜日の10:00受付開始)では、第1または第3日曜日のいずれか1回分しか予約できません。
但し、第1日曜日に参加後は、第3日曜日に申し込むことができます。
私は10月の第1に参加したので、第3の方はキャンセル待ちで入れるかどうか、毎日のように電話することになりました。
実は第1日曜日に参加した際、昼休みを利用して電話すればいいのですが、状況把握の不十分だった私は、翌日以降でも何とかなるだろう、と甘く見ていたのです。
実際、甘すぎました。
まあ、その後、キャンセル待ち問合せ電話に出たセンターの方の言葉(参加回数の少ない人に来て欲しい)、というようなお話)で、私は正気を取り戻し、何が何でもたくさん参加したい、という狂気?からは開放されたのですが。
そんなわけで、今は、穏やかな気持ちで、一般向け講習は月に1回参加できればいい、と思ってます。
因みに、レディース(第2、第4土曜日)は予約が取りやすいのですが、今の仕事は土曜出勤が多かったり、グッドライダーミーティングと重なったりして、なかなか思うようにはいきません。
残すところもしかしたら数ヶ月、せめて参加できる日には、雨天中止がないよう、真剣に神に祈ろうと思います。





UP!

5. 流れるように通り過ぎていく

ずーっとサボっていた月報、2か月分の合併号とはいえ、書くことができてほっとしています。
本当は、7&8月号を先に書きたかったのですが、まだうまくまとめて表現することができませんでした。
この月報は、まだブログなるものが個人の情報発信の主要な手段となる前に、バイクを通して出会った人たちへの、毎月1通出す手紙だと思って書き続けてきました。
もしかしたら読んでくれるかもしれない、覚えていてくれるかもしれない、そんな気持ちが、執筆(笑)の原動力でした。
このサイトをスタートさせて5年、インターネットを巡る状況は大きく変わり、今は本当に誰もが、ブログやSNSで自分の思いをつづり、他の人に知らせる時代になりました。
私自身も、速報性がありインタラクティブで開放的なブログに文章を書くことが多くなり、月報ではネタの二度送りを避けられません。
でも、書き続けたいと思っています。
だってこれは、私にとって、投函されない恋文のようなものだから。
出会った人は、時間と同じく、流れるように通り過ぎていきます。
今はもう遠い、大切な人に送るのは、やっぱり手紙がいい。
いつか偶然にでも、あなたの目に触れることを夢見ています。





UP!

それでは、11月も無事故無違反でいきましょう。

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