温かいあなたに感謝をこめて

小川久仁子

神奈用県議会議員に当選させて頂いてから早や二年がたとうとしています。小川栄一に嫁いでから十三年。初立侯補から六年がすぎて行った事になります。

県議であった小川栄一に嫁ぎ、その小川栄一が衆議院をめざす為に県議を引退した時から、私達の険しい道が始まったのでした。小川栄一本人、妻である私、そして小川を支援し続けて下さったあなた。この私違の辛い経験、今も続く苦しさ、それについては、ここでは触れるつもりはありません。そのすべての苦労を乗り越えるつもりで、そしで今までの苦労に区切りをつけて、一から出直すつもりで、「くにこの県庁見聞録」を出版する事に致しました。

祈りこみ紙であるタウンニュースに、同題で掲載をはじめたキッカケは、私自身が、小川栄一が県議としで議会でどんな事をしていたのか、全く知らなかったと気づいた事でした。妻である私が知らないのだから、他の人はもっと知らないのでは、と思ったからでした。私が経験するすべてを、皆さんに知ってもらいたい、「へェー県議ってこんな事しているの?」とわかってもらいたいという思いから、気楽に読めるタウンニュースに、柔らかい対談方式にして掲載をはじめたのです。幸い、期待以上の多くの方から「あれ、読んでるよ」と声をかけて頂くようになり、気をよくしています。

今後は、一年に一冊の割りあいで小冊子にまとめ、四年に一冊、キチッとした本につくりあげられるように、資料をまとめてゆきたいと思っています。またホームページも充実させ、ダイヤリーとして、日々のレポートを公開できるようにしてゆきたいと考えていますが、希望ばかりが先に立ち、いつになる事やら。

とにかく、今まで支援し続けて下さったあなたに感謝の気持ちをこめて、今後のご支援も心からお願いする意味もこめて、このかわいらしい一冊を奉げたいと恩います。背広やズボンのポケットに、ハンドバッグに、入る大きさをと心がけました。どうぞ、かわいがって頂きますよう、よろしくおねがい致します。

                    平成十三年二月吉日