プロローグ

小川栄一より

県会の活動、県会の感想‐‐小川久仁子が県会議員になって、見たり、感じたり、考えた事柄を、折々にまとめた所感が、この冊子です。
20世紀から21世紀へ−‐混迷と変草の政界に参加して、見たり、聞いたり、感じた事柄を女性の感性をつづった現場からの報告です。
男女平等--と言いながら、日本の政界がいかに男尊女卑から脱皮できずにいるか。
市民の、市民による、市民のための‐‐政治と叫ばれながら、いかに行政や政治が事の本質とかけ離れ、納税者の声を見失ってきたか・・・。
などなど、当事者の苦悩も交え情報公開したのがこの所感です。

政治の開塞感を打ち破り、信頼を回復するためには、一人ひとりは非力であっても、一人が行動を起こさなければ改草はできない。
だから、大切なことは、「くじけず、めげず、あきらめず」に、「夢に挑戦」し「希望を実現」することだ。
小泉改革に多くの国民が期待したのも、彼の決意に対してであった。
小川久仁子の挑戦も、だからこそ、庶民の声援が不可欠である。
「くじけない。めげない。あきらめない。」
高津区から日本の政治を変える‐‐小川久仁子の挑戦は続く。

〔小川栄一の近況〕
高津区と宮前区が新たな衆院選挙区に…
この報道に驚いた方は多いと思います。
前回の衆院選後、私は次回の衆院選は「選挙区が変わる」と判断し、選挙区画審議会の見直し作業を見守ってきました。
選挙区の線引きがハッキリしなければ活動できない‐‐からでした。
ところが、審議会からの答申が報道されるまでは、誰もが選挙区が変更されることを知りませんでした。
そのために、小川栄一はどうするのか…、去就に関心が寄せられておりました。
そうした折りに、県連関係者から市長選への出馬要請がありました。
高橋市長の高齢・多選を批判する方々から市政の転換と改革を求める要請でした。
国政参加か、市政改革か---この選択の中で、私は30年ぶりの保守市政奪還と受け止め出馬をめざしましたが、思わぬ事態に遭遇し、出馬断念に至ったことは無念なことでした。

国政は、今、経済再生、構造改革、外交など、重要な案件を抱え、これらに対処しなければならない状況下にありますが、鈴木宗男氏、加藤紘一氏、辻元清美氏らのスキャンダルで迷走状態にあります。
政治改革が全てに優先し、全ての出発点でありますが、こうした政治の現状は憂えるばかりで、日本の将来にとって残念でなりません。
次期衆院選から高津区と宮前区が新たな選挙区(神奈用用区)となります。
私にとっては県会に初当選させて順いた選挙区であり、長い間のご恩とご縁を大切に、この街から日本を変えるために国政に挑戦したいと決意しております。
ぜひ、温かなご理解を賜りますよう、切にお願い申し上げます。

                    平成14年3月吉日