新春特別号

小川県議に,17年の活動についてインタビューしました。

(司会)1年をふりかえつていかがでしたか?
(くにこ)私が提案した条例が9月議会で可決され、17年10月から施行された事が大きな成果ですね。地域の仲間と一緒に防犯パトロールの経験ができた事も大きな思い出です。
(司会)17年はこどもたちが犠牲になつた悲惨な事件が多かつたですね。地域でもパトロール隊が多数できているようですが。
(くにこ)昼夜問わずに、地域の方々が、パトロ−ルされていますが、そのお陰もあってか、高津署管内での事件発生数が減少しているようです。
(司会)地域の力は大きいですね。
(くにこ)そうですね。まず、自分がしっかりする事、そして近隣の方々との協力連携をする事が、防犯・防災には最も効果的ですね。私が参加したグルーブは夜間にゲームセンタ−や公園等をパトロールするのですが、注意の仕方や配慮の仕方をみて、ご若労がよく分かりました。ストレートに注意してもかえって逆効果になるような時代ですからね。
(司会)じゃあ、パトロールする人の方が気を使つているんですか。大変じやないですか?
(くにこ)頭が下がりますよ、本当に。常時パトロールしている方には、感謝を込めて、声をかけて頂きたいと思います。
(司会)本当でずね。
(くにこ)犯罪を防ぐ為には、ちょっとした配慮や声がけが功を奏すると聞いています。皆で地域を守るように心を注いでゆきたいですね。
(司会)同感です。では議会での成果についてもお話いただけますか?10月に施行された条例は、くにこさんが2月議会で一般質問されたんでしたね。業務を外部委託する場合に長期契約をできるようにする条例でしたね。※注
(くにこ)まあ、よく覚えて下さってますね。そうなんですよ。15年の決算を審査する特別委員会で私が調査をし、指摘したものを前進させて条例として提言したんです。2月に提案したものがこんなに早く条例として成立するなんて、珍しい事なんですよ。
(司会)それだけ重要だったという事でしよう?
(くにこ)それはそうなんです。経費削減は行政の重大課題なんですが、その経費を削減するために、庁舎の清掃とか、県立病院の受付業務とかを民間業者に委託してきたんですね。ところが、その委託自体が同一業者に同一価格で何年も継続して行われていて、癒着を疑うような事例もあったんですよ。30年も同一業者に委託していたら、そりやあ、癒着といわれますよ。
(司会)おっしゃる通りですね。
(くにこ)これまでの外部との契約方法は、単年度契約しかできなかったのですが、複数年度の契約ができるようにすれば、談合や癒着の温床が一掃できますし、契約方法の一新によつてこれまでの全契約を洗いなおす事にもなりますから、一石二鳥の役割を果たす事になるのです。相当の経費削減につながる条例なんですよ。
(司会)法律改正や調査を相当丹念にしなければ気づかないものですよ。これは。
(くにこ)まだまだ勉強は足りませんが、細かい事でも一生懸命に追いかけてぎた成果だと自負しています。税の無駄使いを一掃して経費削減を進めるようにがんばってゆきたいと思います。
(司会)議会でも地域でもこれからもご活躍されるよう期待しています。

※注「長期継続契約を締結することができる契約を定める条例」17年10月18日公布・施行