くにこの県庁見聞録 連載37号 2006年11月

  学校現場の視察を続けて

(本紙)駅頭で演説しているお姿をよくお見かけします。

(くにこ)ハイ、最近寒くなったので、ずっと立っているのはつらいですね。でも励ましの声を頼りにがんばっています。夫の栄一も、いつもサポートしてくれています。

(本紙)そう、ご主人も健康回復されて良かったですね。

(くにこ)皆さんも同じように声をかけて下さるんで、うれしいです。

(本紙)議会休会中でもお忙しいでしょう?

(くにこ)HPに報告しているように結構忙しいのですが、時間が空くと、学校視察をしています。もう7年間続けているかな?60校ほど訪問していますが、今年度も県立、私立高校合わせて12校訪問しました。小中学校や幼稚園も回っていますし、教育分野には重点的に取り組んできました。

(本紙)県予算の4割は教職員のお給料だそうですね。

(くにこ)そう、だから、教育現場を把握するべきだという思いで、学校訪問を継続しているのです。教員からメールが来たり、陳情があったり生徒との交流があったり、色々な反応があって面白いですよ。

(本紙)全国の高校で、必修科目の未履修事件がありましたが、神奈川は?

(くにこ)県立高校ではゼロ。私学で5校報告されました。県立高校は、私をはじめ教育委員会職員や教育長なども訪問していますから、やはり現場に緊張感があったのだと思いますよ。

(本紙)そりゃそうですね。

(くにこ)県の公用車で学校訪問するので、運転手さんとは顔なじみなんです。彼らからの情報では、私が学校訪問を開始した後、職員も学校を回り始めたそうですよ。

(本紙)くにこさんの影響大ですね。現場での感想は?

(くにこ)教育格差が非常に大きくなっていますね。7年前よりひどくなってますよ。経済格差の拡大と同じです。教育はお金次第ではいけない、せめて高校までは公平で平等な教育環境を整備するべきです。日本の将来を担う重要な人材を育てる場所なんですから、教壇でのキャリアを活かして、引き続き教育課題の改善に取り組みます。