くにこデジカメ日記 
 
10月23日    県立高校視察
駅頭県政報告会。本日は県立高校視察日だったが、出発前に、駅頭でご挨拶。雨交じりの、肌寒い朝でしたが、明るく、元気に、さわやかに、お見送りをしました。
県立栗原高校(座間市)
県立大楠高校(横須賀市)
溝口駅から田園都市線で中央林間、小田急江ノ島線で一駅南林間まで、35分ほどで到着。南林間で高校教育課職員と待ち合わせて、栗原高校。周囲は田園風景の畑の真ん中に学校が、という感じ。校長先生も教頭先生も体育課の教諭。あったかい気持ちで生徒と接している印象でした。先生との意見交換のあとは、教室を回り、生徒たちの様子を見てきました。
 午後は横須賀の大楠高校へ移動。中間試験のあとなので、欠席も多く、脱力状態の生徒たちでした。前期再編計画のあおりで、「置いていかれた学校」だという説明もありましたが、高校改革再編前に訪問した課題校で感じたと同じ衝撃を小川くにこはこの学校で受けました。その教室にいる数人の生徒の誰一人として、先生の話を聞いていない。メールを打つ、寝る、お茶を飲む、お化粧する、たち歩くと自分勝手なことをしている生徒たち。基本的な知識をどこかに置き忘れてしまった生徒たち。家庭に問題がある、経済的に恵まれていない生徒たち。その中で、必死に生徒たちと向き合おうとしている先生たち。こういう課題を抱えた高校では、義務教育で落ちこぼれた子供たちを何とか、ひとり立ちさせようと、奮闘している先生たちに出会います。この学校がなかったら、生徒たちはどうなるのだろうという、鳥肌が立つ思いで、3時間もの長い意見交換を後に、県庁へ帰りました。ちなみにこの学校の校長先生は社会課、教頭先生は体育課でした。努力していらっしゃる先生たち、これからもがんばってください。生徒たちも、何とかがんばってしっかりした社会人になるように!と祈らざるをえません。