12月18日    県政報告会・常任委員会
の
デジカメ日記
くにこ
溝口駅南口にて。
体調回復ならず、朝の県政報告後、発熱してしまいました。絶不調の中で委員会に出席しましたが、これがまた紛糾して、小川くにこの質問は午後7時からでした。ちょうど正午に委員会が休憩に入ってから実に6時間半も空白時間があったわけです。質問が終了してからまた休憩に入り、午後11時に再開後、閉会になったのは、午後11時52分。
ちょうどこの写真は委員会が再開されると連絡が来たときに、小川くにこの控え室を撮影したものです。時計が6時半をさしています。

この紛糾の原因は、12月議会に提出された、「多選禁止条例」とそれに関連する対応。議決直前に神奈川新聞に、知事がこの条例に関して投稿したことが、議会軽視と反発をよんだものです。米大統領は2期8年、米各州知事の任期もほとんどが2期8年と法律で定めています。3期12年という任期に関しての理論的な説明もなく、ただ地方が国をリードするべきという理屈だけでは、憲法解釈にかかわる重大な問題なだけに、小川くにこは納得できません。慎重な対応をとらざるをえません。
 知事の議会答弁は、各部局の判断の枠を超えることがないので、縦割りの弊害を乗り越えられていない、まことに残念なリーダーシップです。ですから、私学の未履修問題にしても、障害者支援問題にしても、答弁はいつも「国の責任」、「国の判断」を軸にしています。これらの県民に直接かかわる重要な案件に関しては、国を左右しようという態度がないのに、この選挙に関する条例だけに熱心な姿勢で取り組んでいるのも、寒々しい感じがしてしまいます。東京都知事も今は独断的判断が批判の的になっていますが、あらゆる範疇において、国を超える判断を下し、地方が国をリードする姿勢を明確に示してきました。それならわかるのですが、松沢知事の場合は、すべてを、国に従っているのに、この条例だけ、国の判断を待たずに、全国初の制定を狙って提案してきたのです。もっと議論を深めるべきだと考えます。

それにしても、夜中までの委員会開催は、98条委員会以来久しぶりのことで、緊張感がありました。しかし、体力は消耗しました。疲れた〜!