うどん釣り

ヘラブナ釣りのエサといえば、本来うどんにマブシ粉を付けるものであった。しかし、関西から関東へとヘラブナ釣りが広がり現在に至るわけだが、その過程で関東ではネリ餌が発展したようである。その為に、関東の釣り餌メーカー、本、雑誌などはネリ餌主流で全国に発信するようになり、「うどん釣り」は影を潜めてしまった。
 今では「冬のクワセエサ」として定石?として紹介されているが、それはネリ餌を基本にした考え方でマニュアル化されて普及しているだけであり、片寄った現状だと言える。
 
桴報から裏情報まで その理由として、関西以外へ「うどん釣り」の技術が持ち込まれにくいうえ、うどん釣りのベテランとなるキャリアを持つヘラ師が少なく、メーカーのインストラクターであっても、「うどん釣り」に関しては経験が浅い為に「うどん釣り」の魅力や技術を伝達するには至っていないのが理由だとは考えられないであろうか。
 また、釣りというのは発展し、進化してゆくものであるが、現在のネリ餌主流という形態は、ヘラブナ釣り発祥と共に追及されてきた「うどん釣り」が発展し、進化した訳ではなく、「うどん釣り」の伝統は、いまもなお受け継がれ発展し、進化を遂げている。  創業20年を誇る『菅原商会』では40年のキャリアを持つベテラン・ヘラ師達が日々、「うどん釣り」の発展を願い、全国のヘラ師達へ情報を発信します。

ヘラブナ釣りでは定石?「冬のクワセエサ」なぜ「冬のうどん釣り」になったかというと、水温低下で活性がなくなりエサを吸う力が弱まったり、エサを吸ったり吐いたりしながら除々にエサを小さくして吸収するヘラブナは、その回数自体も減ってしまうために食い渋りとなってしまう。たとえ、ポイントに寄りついたとしても、エサを吸い込む回数が少ないので、その貴重な動作をアタリとして確実に捕えなければ釣りにならない。
 そこで、うどんだと水中でハリからバラケる事はなく、ヘラブナが一口で口の中へ吸い込みやすい大きさのまま固形であるため、一回目の吸い込みで的確なアタリがウキに表われ、冬の水温が低下のために活性の無くなったヘラブナのアタリを、百発百中で仕留めるには絶好の釣り方であるといえる。
 しかし、『的確なアタリが表われる』うどん釣りは、冬に限らず一年を通して変わる事無く、大きな特徴といえよう。季節による集魚効果、天候による変化、水の色への対応、大型のヘラブナが好む成分をマブシ粉によって調整しながら楽しむ事が最大の魅力で「数を釣る」「大助を狙う」「総重量を競う」には、持ってこいの「オールシーズン」ヘラブナを釣る方法である事が解って頂けると思う。「冬のうどん釣り」という概念にとらわれず、ヘラブナを釣るという発想の原点に立ち、今一度「うどん釣り」を見つめ直して頂ければ光栄です。
 皆さんも、「うどん釣り」本来の伝統と技術で、マブシ粉の威力を確かめてみてはいかがでしょう。


マブシ粉 はじめに