元祖ドロ「ドロ」という名前はヘドロの略?そう思う人も少なくないでしょう。ドロは簡単に説明すると、粘土ということになります。ドロが商品化される前に関西のヘラ師達はマブシ粉がバラケないように使っていた様々な粘土を「どろ」と呼んでいた事から由来します。そのドロですが、商品として売り出したのは菅原商会が初めてで、当社のドロが「ドロの元祖」です。ドロがどういう役割を果たすか、については商品説明などに「上ズレを防ぐ」「狙ったタナで集魚する」また、パッケージなどには「ズバリ大助狙い」などと書かれており、今回の特集では、それがなぜ効果があるのかという事を中心にして構成していこうと思います。

基本的な効果 ドロは、うどんにまぶしたマブシ粉が、水中へ沈んで行く途中から剥がれないように、マブシ粉の上からコーティングしてタナまでマブシ粉を散らさない為に使用します。

 

 水を含むと膨張し、マブシ粉を上から包み込むようになり、その間はマブシ粉自体はカベに覆われている訳ですから、マブシ粉の集魚効果はドロが解け出してマブシ粉がバラケ出した所から効果を発揮します。ドロだけでは水深のある所だと、タナに届く前にドロが解け、マブシ粉がバラケ出すのでは?と、お思いのビキナーの方もいるとは思いますが、そういった場合は「まぶし粉のり」との併用でバラケ具合を調整することで、狙ったタナで集魚する事が可能になります。特に、深い池や底釣りにおいて使用するのとしないのでは、大きな差が出ます。

実際の使用にあたって家庭でも簡単に、その効果を確かめることができます。「水中での検証をご覧ください」

ズバリ大助狙い!! ヘラブナに活性のある時でもドロの使用で底にヘラブナを集めコンスタントに釣果をあげる事ができます。群れて回遊する習性を持つヘラブナは、型の大きいものから底の層を回遊し、上層へいくほど小型になって群れを形成するために、結果的に底のタナを狙う方が平均して型の良いヘラブナを釣る確立が高くなります。
 このような底釣りの場合には、やはりドロは欠かす事のできない一品で、上ズリを防ぎタナまでエサをバラケさせずに届けることが第一の効果ではあるが、黒ドロなどは水の吸収が良く膨張率も高いうえ、型の大きいヘラブナの好むとされる成分を含んでおり、底釣りにおいて型の良いヘラブナを狙う場合には最大の効果を発揮します。

 ふつう群れは、先頭の大型が底を回遊をして群れを誘導している。

 パッケージに書かれている「ズバリ大助狙い」は実釣の結果がもたらしたキャッチコピーである事がおわかり頂けると思います。


効果的な使い方と疑問 それでは、実際に使用するにあたってテクニックと、よくある質問について考えていきます。

エサ打ちを始める時からドロを付けると、最初なかなかヘラブナが寄らないのでは?寄せる目的の時は使わない方がよいのか?

判断基準は、その日のヘラブナの動きの状態で判断する。それらは天気や気温、時期などによって変化するが、経験的なもので判断してもよいだろう。
 動きの悪いときは、ヘラブナが寄るまでドロを付けなくてもよい。但し、マブシ粉は上からバラケるので、ヘラブナが浮き気味になる恐れがある。管理池、釣堀などではドロをつけて、集魚効果のあるマブシ粉で寄るまでドンドン打ち込む方が1日のトータルでは良い結果が出る。
 尚、全く絵に書かないようにウキが動かない(ヘラブナの寄りが最悪の場合)時はドロを付けないほうが良い。

マブシ粉をタナまで届けて上ズリを防ぐという意味では
 
「まぶし粉のりをマブシ粉にいれる」
 「マブシ粉の上からドロを付ける」
 「まぶし粉のりをマブシ粉にいれ、マブシ粉の上からドロを付ける」

以上の3パターンが考えられるが、3パターンをどう使い分けたらイイのか?

「まぶし粉のりをマブシ粉にいれる」場合は、ヘラブナの動きが鈍い時。まず寄せる必要性がある場合にはドロをつけるよりも、まぶし粉のりを入れてマブシ粉のバラケ具合を調節したほうが良い。全くヘラブナが寄り付かない時は、まぶし粉のりは入れなくても良いが、その場合タナまでマブシ粉が届きにくいので注意。
 「マブシ粉の上からドロを付ける」場合は、一般的で基本ともいえる使い方。水深2、3メートル以内のところで最も効果を発揮する。
 「まぶし粉のりをマブシ粉にいれ、マブシ粉の上からドロを付ける」場合は、3メートル以上の深場、およびヘラブナに活性がある時は、のりとドロの併用が効果がある。特にヘラブナが浮いてくるのを防ぎ、カラツンもなくなってくるので喰いアタリを確実に狙える。

宙釣りで使う時もドロは効果的なのか?ドロは底釣りの時だけ?

宙釣りなどでは、粘り気の少ない「白ドロ」がよい。ドロの使用でタナを作る事が出来るので、タナまではマブシ粉がバラケないようになる。タナに届いたマブシ粉のバラケ具合はマブシ粉の粒の大きさで調節します。大粒なほど比重があり、下へとバラケる。微粒なほど辺りを漂うようになり、うどんから離れるのが遅くなってヘラブナの吸い込みがよくなる。上バリと下バリで使い分けると効果的!!その場合は、段差の調節もポイントになる。

ドロはヘドロの意味?。底釣りでうどんがドロに包まれている状態は、自然環境で個体のエサがヘドロに埋っている状態に近いと考えられる。これは疑似餌としての演出とも考えられるが、その考え方は正しいか?

ヘラブナが底に寄るとヘドロが水圧で舞ってエサが埋る。これが自然環境に近くヘラブナの警戒心を無くすという考えを生むが、ヘドロの状態は池によって差があり、ドロ自体が疑似餌目的で使用している訳ではないので、疑似餌感覚ではない。が、そういった考え方は否定はできない。

ドロができるまでの苦労
 何とか浮いていヘラブナを沈めて釣りたいという発想から、関西のヘラ師たちが次第に粘土をエサにつけることから始まる。
 当社のドロは、水にも良く魚にも良いという事でPH(アルカリ、酸性)を計り、200から300種の材料を実釣して、その中から「釣り」「魚」「水」に良く、全てに適しているものを選択。現在の商品になるまで10年ほどかかっている。

新たな可能性
 
ここ近年、配合エサバラケエサダンゴにドロをつけて、上ズレを防止している、という人の報告を聴くことがあります。やはり効果的で、今までマブシ粉にしか使用しなかったイメージから少しづつ変化しているような感じです。バラケやグルテンにドロを付けられないのか?という質問も増えてきているので、配合エサ全盛の今、ドロへの注目が集まってきているのは確かだといえるでしょう。

 以前からバラケエサやダンゴにドロを使用し、その効果を内緒にしていたグループの方達には申し訳ありませんが、ここで役立つ使い方を紹介します。

 手軽な使い方は、ドロをマブシ粉のようにしてハリ付けしたエサの上からドロをまぶします。もっと強力に付けたい場合、ハリ付けしたエサを水の入ったボウルに数秒浸した後、その上からドロをまぶすようにすると、ドロがピタリと付着します。バラケ具合はエサのタッチで調節するのですが、ドロをつけた場合は通常ならタナに届くまで多少なりともバラケるエサもタナまでしっかりコーティングされるので、集魚を目的とした場合、理想的な集魚が可能となります。特に上ズレ防止という点はエサのタッチでは表現できない効果をドロの使用で出すことが出来るでしょう。

 このように使用範囲が広まりつつあるドロは、これからもヘラブナ釣りには必要不可欠な存在であるといえます。


最後に 「ドロを使いこなせ!!」はどうでしたか。関西では「うどん釣り」をする人が昔から多いので、一度使用して手放せなくなった人も多い事だと思います。これらの商品などは、ヘラ師の発想やアイデアで、これからも発展し進化することでしょう。皆さんも今回の特集を参考に実践してはいかがでしょうか。

 菅原商会インターネットではホームページで紹介した商品を購入することができます。オンライン・ショッピングを是非ご利用下さい。