アトラ語録

天栄ホースパークの見学記です。写真をクリックすると、大きい写真が見られます。
ただ、ビデオからのキャプチャーなんで、質は良くありませんが…




第11回 天栄ホースパーク見学記

1日目(8月12日)

●天栄ホースパークまで
お盆休みも始まったばかりの日曜日、他のシルク仲間3人と天栄ホースパーク見学に出かけた。
計画は1日目(8/12)の午後に各出資馬も見学、そして2日目(8/13)の朝に調教を見学するというものだ。
朝の8時に東京に集合、そのまま東北道で行く予定だったが、お盆休みということもあり、東北道が大渋滞だったため、常磐→磐越→東北道と回り道をすることに。見学時間は14時からの予定だったが、10分くらい遅れて到着となった。

●天栄ホースパーク
天栄ホースパークは、約160の馬房(ブラストステーブルも含む)に1200mのコース、坂路など、なかなかの広さ。車を少し遠くに止めてしまったため、事務所まで少し歩いてしまった。事務所に着くと、案内をしてくれる人がすでに準備しており、すぐに見学に向かう(見学者は私たちだけとのこと。ラッキー)。
ちなみに天栄ホースパークによく訪れる調教師は池上先生とのこと。関西の調教師はやはり遠いので、あまり来ないらしい。

まずは友人の出資馬であるシルクマテリアルから。マテリアルは軽い熱発を起こして、馬房から出してもらえなかった。調教も休んでいるとのこと。

次は、ブラストステーブルにいる馬。ブラストステーブルは、天栄の中に馬房を構えていて、調教に関しては天栄とは関係ないらしい(天栄の人からもブラストの馬房は入らないように説明を受けた)。ブラストステーブルには、河野調教師、勢司調教師、萩原調教師などの馬が預けられることが多いらしい。
1頭目はシルクキャプテン。さすが先週まで競馬を使っていただけあって、無駄肉が全くなく、皮膚も薄い(血管が浮き出ている!)。現在は、休まず乗り運動をして、秋の中山開催には帰厩する予定とのこと。
ブラストステーブルのもう1頭は99−2(母オークアップル)。2歳にして、すでに500kgを超え、大きな馬体。当歳のときは遅い生まれだったこともあり小さく感じたが、良い方に成長していた。

キャプテンシルクキャプテン 99-299-2

続いてシルクトゥルース。こちらは最近までレースを使っていたことが影響してか、ガレて肋骨が浮き出ていた。こちらはまだキャンターはせず、ダグのみの運動をしているとのことだった。
次は99-15(母ビトウィーンザヘッジズ)。99-2を見た後だったこともあり、まだまだ子供という印象。調教師の指示もあり、まだゆっくりのところしかやってないとのことだった。また、肩のあたりの筋肉が少し硬いとも。個人的には、年内のデビューは難しいかなと感じた。

トゥルースシルクトゥルース 99-1599-15

99-32(母ユーワメルド)。こちらは体高が低く、かなりの短足(笑)…。こっちもまだ子供な印象を持った。何となく、兄(ジャスティス)に似てきた感じも。ジャスティスの体型はあまりかっこよかった訳ではないので、複雑な感じ。兄くらい走ってくれれば嬉しいけどね。
次は友人が出資している99-14(母ジョード)。じっくり見たことはなかったが、まず顔つきが良い。ただ、少し神経質なところがあるらしい。見たときはボーッとしていたが…。

99-3299-32       99-1499-14

こちらも友人の出資馬99-3(母オークビューティー)。一目見て、今まで見てきた2歳馬で一番良いと感じた。実際天栄でも評判が良く、乗り味も大変良いらしい。翌日乗り役さんとも話をしたが、乗り役さんも大変期待しているらしかった。ただ、他のマーベラスサンデー産駒もそうらしいが、まだ幼いところがあるらしい。あと、マーベラスサンデー産駒に共通するのは、男馬はすごくうるさいのに、女馬は大変静かだということらしい。
99-30(母プリセレスレディ)は、少し神経質そうな印象を持った。
続いてシルクショットガン。こちらは最近笹針を打ったということで、馬房だけの見学となった。

99-399-3        ショットガンシルクショットガン

99-3099-30

2日目(8月13日)

●調教見学
次の日は朝から調教見学。普段、午前中の調教見学は午前10時からだが、午前8時からの見学となった。理由は、現在暑さ対策の意味もあり、調教を午前4時から行っているからとのことだった。
次の日は、私たち以外に2組が見学するとのことで、一同コースに向かった。

まずはコース横の監視小屋からの見学。調教は全部で4組に分かれ(同じ乗り役が日に4回乗る)、調教するとのこと。私たちの出資馬でも、すでに調教済みの馬もいたりして、すべての馬の調教を見ることはできなかった。
しっかり見学したのは99-1599-32。両馬とも、まだ軽い調教段階という印象。99-2は、調教は見られなかったものの、調教後のゲート練習は見ることができた。

99-15調教中の99-15  99-2調教後の99-2

調教後は、洗い場の中も見学させてもらい、乗り役さんに話も聞くことができた。
99-15は、タオルをくわえて、無邪気に遊んでいた。乗り役さんの話では、今はまだゆっくりしかやってないので、まだ子供だという。99-32は、ゆっくりしかやっていないものの、乗り味はいい方だと聞いた。

99-15調教後の99-15  99-32調教後の99-32

続いて、他の見学者さんの持ち馬を一緒に見学させてもらう。
99-54(母アジサイ)は、雄大な馬体で、好印象。99-49(母プリティエース)は、ほんとにおとなしく、かわいかった。熱発中のマテリアルは、今日も馬房からの見学のみとなった。

99-5499-54       99-4999-49

マテリアルシルクマテリアル

●見学を終えて
2日間見学終えて、断然、調教見学できる午前中がよいと思った。皆さんも天栄に行くときは、無理してでも午前中に行った方がいいと思いますよ。今回は早田社長にも会って、少しお話をしたり(天栄は雷の通り道で、よく時計が壊れてしまうなど…)、乗り役さんとお話できたりと有意義な時間を過ごせた。時間ができたら(1歳が入厩したあとかな?)また行きたい。


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