第16回 シルクツアー2005旅行記1日目 (2005.7.9)1日目(7月9日)
●社台スタリオン
去年のツアーは天候に左右され散々なツアーとなったが、今年はなんとか全工程をこなせ、ひと通り楽しむことができた。
この社台スタリオン見学もその1つ。
昨年は見ることのできなかった種牡馬たちを間近にでき、ツアーの気分も高まった。
ここで見た種牡馬は順に、キングカメハメハ、シンボリクリスエス、タニノギムレット、ジャングルポケット、アドマイヤコジーン、アグネスタキオン、スウェプトオーヴァーボード、グラスワンダー、ダンスインザダーク、ネオユニヴァース、マンハッタンカフェ、ゴールドアリュール、フレンチデピュティの総勢13頭。
クロフネなども見たかったが、これほどの種牡馬をまとめて見られる機会もそうはないだろう。
個人的に最も気に入ったのはキングカメハメハ。初年度である今年は200頭以上に種付けしたらしいので、シルクの来年の募集でも、数頭は入ってくるかな? ぜひ牡馬がラインナップされてほしい。
キングカメハメハ
シンボリクリスエス
タニノギムレット
ジャングルポケット
アドマイヤコジーン
アグネスタキオン
スウェプトオーヴァー
ボード
グラスワンダー
ダンスインザダーク
ネオユニヴァース
マンハッタンカフェ
ゴールドアリュール
フレンチデピュティ
●1歳馬展示
続いて、北海道市場での1歳馬展示。
まずは、去年の当歳募集のうち、何頭かが展示された。ここには、昨年出資した馬はいなかったので、ざっと確認だけをする。
いよいよ本番の募集馬展示。
1組目は、関西入厩牝馬+関東の4-41から。
ここでは、4-63(母ロワイヤルハイネス)が最も良く見え、ついで4-60(母デルマサンキスト)、4-62(母マジックニーア)が良く見えた。
4-63は、グラスワンダー似のグラマラスな栗毛。厩舎が?だが、牝馬の中では最も出資してみたい馬だ。
4-60は、私の好きなダート系の馬になりそう。胸前が厚く、パワータイプになると思う。4-62はネット上でも評判になっているエアシャカール産駒。牝馬の割には馬格もあり、値段分は十分に走ってくれそうだと思う。2組目は関東入厩牡馬のうち、4-21、4-23、4-24、4-25、4-28、4-29、4-30、4-31(ほかは2日目のヤナガワ牧場で展示)。
ここでは、4-23(母キャシーズラブ)、4-29(母シンパティーア)、4-31(母ビクトリアウインク)が良かった。ほかに、4-28(母シルクリバティー)も父似ながら、なかなか好感が持てた。
4-23は、終始馬っ気…。牧場の人に聞いても気性はきついようだ。ただ、馬体はパンフレット同様バランスが良い。繋ぎは若干立ち気味だが、父と似れば、これはしょうがない。母のキャシーズラブは牧場の人いわく、「村田騎手の練習台になってしまった馬」ということだった。しかも、現役引退後に25万ドルでアメリカから繁殖としてオファーがあったらしい。それだけに、牧場としても力を入れたい繁殖だろう。なぜ尾形じゃないのかは謎だが…。ここで出資を決定。
4-29はパンフレットと違ってなかなか良い馬体。顔が大きいのは変わらなかったが。思ったよりも体高もあり、それなりに大きくはなりそう。ただ、インパクトがないのも事実で、出資するまでには至らなかった。
4-31は、スラッっとして、品のある馬体。ただし、こちらも馬っ気…。1つ上の兄にも似ている気がする。胸前が深く、奥のありそうな気がする。もうすこし筋肉がついてくれば、理想的な馬体になりそうだ。
期待していた4-25(母グラスシオン)は、小さな馬体で見栄えもせず。候補からは外すことにした。
最後に4-30(母ノンダムール)は、左脚の飛節を怪我しているらしく、時間はかかるが治るとのこと。出資を検討している場合は注意が必要かもしれません。3組目は関東入厩牝馬。
ここでは4-34(母アクチンアグリー)、4-35(母アジアンリゾート)、4-39(母ツキノレディー)が目に付いた。ただ、ほかの馬も良い馬が多く、一番粒が揃っていた組だったかもしれない。
4-34は大変伸びのある馬体で、数字以上に体を大きく見せていた。強気の値段設定も、この馬体分ということか(まあ千代田牧場は強気の値段設定をしてくるが)。
4-35はそれほど大きくないものの、腰などに良い筋肉がついている。厩舎も良いし、この値段なら十分元は取れそうだ。
4-39は牝馬とは思えないほど雄大な馬格。こういう馬に弱いんだよなあ。ということはダート馬でしょう(父スキャン、母父ブレイヴェストローマンだしね)。4組目は関西入厩牡馬(4-46、4-55は翌日展示のため除く)。
ここでは、断然に4-49(母ツジノローズ)。ほかに4-44(母サッカータイカン)もよかった。
4-49は全体的に厚みがあり、詰まっている感じ。きつい調教にも耐る丈夫そうな馬体という印象を持った。
4-44はバランスの良さが目立つ1頭。ただ、少し小さいかなとは思ったけど。
期待していた4-45(母ジャパン)は、父に似てホントにすごい筋肉の持ち主。あまりにも筋肉がつきすぎて、走りが窮屈になりそうだと思い、敬遠する。
評判の4-50(母ドリーバード)は、皮膚の薄い良い馬だが、私の好みの馬体ではなく、前に比べて後ろが弱そうに感じた。
なお、4-53(母フルート)は、展示の前に転倒、その後は後脚をつけず、予後不良となってしまったようだ。この日は、これで展示が終了。2日目も1歳馬の展示があるので、ある程度候補を絞り翌日に備えることにした。
夜、恒例のパーティでは、岩田康誠騎手のサイン入りTシャツが当たる。一緒に行った友人たちも景品が当たり、皆でよろこんだ。
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