アトラ語録
あいかわらず主観のかたまりです。ので、出資の参考にはなさらないように(笑)。
走らなくても責任を負えません。
自分の相馬眼が正しいかどうか、数年後に検証するためでもあります。


第17回 シルクツアー2005旅行記2日目 (2005.7.10)

2日目(7月10日)

●門別スタリオンステーション
2日目は、ヤナガワ牧場に行く前に、門別スタリオンステーションと静内ウインズのどちらかを選べるオプションがついた。
もちろん私は門別スタリオンステーションへ。
ここでは、イーグルカフェ、エアエミネム、フサイチコンコルド、バブルガムフェロー、アフリートの5頭。この中では、エアエミネムの馬体がもっとも好み。血統的にもおもしろいし、来年以降募集されたら考えてみたい。


イーグルカフェ

エアエミネム

フサイチコンコルド

バブルガムフェロー

アフリート


●ヤナガワ牧場
続いて、ヤナガワ牧場での1歳馬・当歳馬展示。
まずは昨日展示されなかった1歳馬(4-22、4-26、4-27、4-32、4-33、4-46、4-55)の展示から。どの馬もとてもうるさい。この時間まで放牧させてもらえなかったため、外に出て、動きたくてしょうがないという話だった。
ここでは、4-33(母リトルジネヴラ)、4-55(母ミヨノスマイル)が良く見えた。
4-33は、パンフレットでは不満の残る馬体だったものの、実際に見るとかなり良い。特に腰の筋肉が発達して、スピードとパワーを兼ね備えているように感じられた。
4-55は、パワータイプ。数値を見るとそれほど大きくないが、実際に見た感じはもっと大きい印象。もう少し成長してくれば、雄大さも出て、本当に良い馬になるだろう。


4-33

4-55

次は、関東入厩当歳馬の展示。
ここでは5-1(母カッティングウェイ)5-4(母シルクフェニックス)が良く見えた。
5-1は特に頸差しの力強さが印象に残っている。父のフォーティナイナーは、今年の種付けでほとんど受胎しなくなってきているらしく、この世代が実質最後の世代らしい。この話もあり、出資を決めた。またもやカッティングウェイの仔に行ってしまった(笑)。この産駒は良く見せるが体質的に弱い馬が出ることも知っており、父母とも高齢で活力も弱くなっている可能性もある。しかし、この母にはフォーティーナイナーのようながっちりしたタイプの種牡馬のほうが合うような気がするので、丈夫なら活躍してくれると思う。
5-4はスラリと長い脚が特徴で、品の良さではナンバーワン。牝馬と河野厩舎の相性にピンと来なかったため出資しなかったが、その後の成長・活躍を追っていきたい1頭だ。


5-1

5-4

次は関西入厩当歳馬。
ここでは、それほどピンと来る馬がいなかったが、中では5-8(母シルクフレアー)が一番良かったか? ただ、最近のブライアンズタイムは、値段の割りにダート一辺倒になってきており、この値段は高いような気がする。やはり3500万の馬なら、芝のクラシックを目指してほしいし、ダートならもう少し手ごろな馬を選びたい。とはいえ、馬は良いので活躍はしてくるかな。
ストリートの弟ということで期待していた5-7(母クイーンオブタイム)は、ストリートほどのインパクトは得られなかった。父も競走成績の割りに産駒実績が伴っていないし、強気の値段設定のように感じた。

全体的に当歳馬は、頭数を減らしていることもあってか、「これ!」という馬が見当たらなかった。今後も当歳募集の数は減っていく模様。1歳馬の出資をメインに切り替えていくことになりそうだ。

最後に、昨年の当歳募集の一部が展示された。
展示されたのは4-1、4-11、4-13、4-9、4-19。出資馬としては4-13(母グラスオードリー)が展示された。印象は「やってもうたか?」 他のどの馬よりも見栄えがせず、今なら決して出資しない馬だ。まあ、私の相馬眼など、ないに等しいので良い意味で裏切ってくれることを祈りたい。他の馬では、クロフネ産駒の両頭(4-1、4-19)は馬格があり良い馬になっていた。私は、クロフネとアグネスタキオンは種牡馬としてそれほど成功するとは思っていなかったが、クロフネの仔を見ると、良い馬が多い。これは私の考えとは異なってきそうだ(タキオンは今でも?と思っているが)。


4-13

ここですべての展示が終了。4-33と4-49で本当に最後まで迷ったが、最終的には奥平雅師に期待して4-33の出資を決めた。4-49と4-13を取り替えたいくらい。
1歳馬は総じて良くなったと思うが、当歳は少しパワーダウンした印象の今回のツアー。来年以降もこの傾向が続きそうだが、当歳に出資する楽しみも少なからずあるので、ぜひ残していってほしい。ただ、今回の値段設定を見ると、明らかに当歳のほうが割高に感じる。値引き分を最初から上乗せしている感じだ。来年以降の募集では、どのように推移していくのか楽しみでもあり、不安でもある。

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