第21回 シルクツアー2007旅行記2日目 (2007.7.22)2日目(7月22日)
2日目は、ヤナガワ牧場へ行く前にダーレースタリオンコンプレックスへ。
●ダーレースタリオンコンプレックス
ここでは、ルールオブロー、アルカセット、ファンタスティックライトの3頭の種牡馬を見せてもらった。
なかでも目に付いたのはルールオブロー。雄大な馬体で、他の2頭を圧倒していた。種付け料も手ごろだし、狙う価値は十分にあるかも。ただ、セントレジャー勝ち馬というのが引っかかるが。
それにしても、大変綺麗な種牡馬場で好感が持てた。ヤナガワ牧場の隣でもあり、シルクとこれから付き合いを深めていってくれればいいなあと感じる。
●ヤナガワ牧場 1歳馬展示
場所をヤナガワ牧場に移し、まず1組目は昨年の継続募集馬(6-1、6-2、6-3、6-7、6-6、6-12)から。
ここでは6-2(母トランクリルデイズ)。父に大変似ていて長距離向きか? といっても、つぶしが利きにくいダンス産駒にこの値段は高すぎ。最近、小島太厩舎も調子がよくないようだし。
期待の6-3(母シルクフェニックス)は、6-2の後ろだったからか、目劣りしてしまった。馬体も思っていたよりも小さく、目つきも気に入らなかったため、候補から外した。昨年気になっていた6-1(母イッツクリス)も、期待通りの成長しているとは言い難く、出資は遠のいたか(値段も今年に比べると高いし)?
2組目はヤナガワ以外の1歳馬(6-13、6-22、6-24、6-48、6-51、6-35、6-37)。
ここでは断然6-24(母タキノサンライズ)。ネオ産駒の中では、私の評価はこれがトップ。馬体の伸びがすばらしい。母系もしっかりしているし、母の年齢も若いのでかなり出資意欲に駆られたが、すぐに満口になることないと思い、様子見に。田村厩舎のことをもう少し調べてからでも遅くはないと感じた(その後調べたところ、早めに使ってくれそうだし、騎手も良い人を乗せてくれそうだが、管理馬の多さが気になった)。たぶん、これには出資してしまいそうだ。
3組目はヤナガワ牧場系の関東1歳馬(6-14、6-18、6-20、6-25、6-28、6-45)。
ここでは6-20(母ヒガシリーズン)が良かった。ステイゴールドぽくない、がっしり筋肉をしている。ただ、誰とはいえないが「弓脚」との意見もあり、気になるコメントでした。
期待していたキングカメハメハ産駒の6-14(母シルバーバレーガール)は期待はずれ。繋ぎも立ち気味で、小さく、胴もつまり気味。キングカメハメハの産駒は、来年以降に取っておこうかな。
4組目はヤナガワ牧場系の関西1歳馬(6-46、6-54、6-59、6-68、6-69、6-78)。
ここでは断然に6-59(母ロスケイ)。母が高齢なのが気になっていたが、そんなのは吹き飛んでしまいました。皮膚の薄さとバランスの良さが目立ち、この値段も納得ということで出資決定。心配なのは、バランスが良すぎることくらい。父のブライアンズタイム産駒は、腹袋のしっかりした、バランスの良くない産駒が走っており、父に似ていないこれは、どうなるのかなと。
他には、6-46(母シルキーヒロイン)も目立つ1頭。パンフレット気になっていた右前脚は問題なさそう。こちらも良い意味で父に似ておらず、薄目の馬体。兄ネクサスもそんな感じだったんじゃなかったかな? ただ、6-59に行った分、同厩舎は様子見にした。
昼を過ぎて、午後からは当歳募集馬の展示。ここは一気に書いてしまおう。
一番良かったのは7-3(母シルクアンジェリカ)。まったくのノーマークだったが、前2頭よりも遅生まれの割りに、馬体はしっかり。少しうるさかったが、それくらいの元気さがあってもよいだろう。
続いては7-1(母ロワイヤルハイネス)。繋ぎの柔らかさが印象に残っている。これはじっくり追いかけていきたい1頭だ(満口にならないでほしいなあ)。他には7-5(母ヘイアンダーム)は父に似た好馬体。7-8(母シルクユニバーサル)もよかった。とはいえ、今年の当歳募集馬は例年にくらべ、少し落ちるかなという気がしないでもなかった。
今年は、血統的な観点、厩舎的な観点、DVDでの印象、パンフでの印象で、気になる馬がそれぞれ異なり、「これ!」という馬がいなかった。その分、ツアーの重要性が高かったわけだが、ツアーで実馬を見ると、これまた「これ!」という馬がいなくなってしまい、大変馬選びの難しい年であると感じている。
ツアー中の申し込みをしなかったのも初めて(帰ってきてからツアー優先で6-59と6-65を郵送)だし。いままで選んだすべての馬は、ツアーで選び、追加で出資という形を選んだことがなかったが、今年はじっくり成長を確認しながら、あと2頭くらいに出資しようかと思っている。とりあえず、次の出資候補1位は6-24かな。
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