第26回 北海道ツアー2009 (2009.7.25〜26)
恒例のシルク北海道ツアー。
恒例と言えば、シルクのイベントにつきものの雨。
今回もほぼ全部雨でした…。2日目の早来ファームの見学のみ、雨が上がってました。
バスは3台で、ほぼ毎年来ている、見たことのある人ばかりという感じ。
今年はなんだか夫婦の人が多かったような…。夏休み期間のツアーになったからというのも大きいのでしょうか。
今年の行程は、
【1日目】ヤナガワ牧場→千代田牧場→静内北海道市場
【2日目】社台スタリオンステーション→早来ファーム
の順番でした。初めての場所も多く、興味はつのります。
●ヤナガワ牧場
ますはヤナガワ牧場での展示。
ヤナガワ牧場と近隣の牧場(今回は坂東牧場)の馬の展示です
(8-3、8-15、8-38、8-41、8-45、8-8、8-11、8-14)。
中では8-3が最も好みでした。
8-3(母アナボタフォゴ)は、体高があり、伸びのある馬体。前が薄いのは当歳からのものなので、
あまり気になりませんでした。上には伸びているので、厚みが出てくれば、理想的な馬体になりそうです。
他は8-45(母グラスジュリ)は好みの馬体。マベサンというよりグラスワンダーという感じでしたが、
トモに厚みがあって、いかにもダートという感じでした。
8-15(母ウィムシカルソーツ)は、尾形調教師がラインナップの中から選んだ馬とのことでした。
8-8(母ウェディングシルク)は繋ぎの柔らかい芝タイプ。牝馬の中では私はこれが好みでした。
8-11(母フィールドソング)は、頭が小さいグッドルッキングホース。矢野進先生は、こちらを推薦してました。
●千代田牧場
続いては千代田牧場。初めて行きましたが、牧場の全景はよく見えませんでしたが、
自慢の屋根付き坂路は歩いてもいいよということでしたので、さっそく少し歩いてみることに。
全幅も広く、傾斜もきついので、これは鍛えられそうという感じでした。
ここでは千代田牧場の7頭(8-19、8-20、8-36、8-39、8-25、8-28、8-48)。
ここでは、8-19(母ボヘミアグラス)が最も好み。数字では胸囲があるようですが、あまり太い感じはなく、
伸びのある馬体が目立ちました。父が地味な感じですが、値段よりはお買い得な気がします。
●静内北海道市場
1日目の最後は静内北海道市場。ヤナガワ・千代田・社台系以外のすべての馬がここに集まっていました。
ただ、8-29(母キシャリ)は左前外傷のため、8-40(母キョウワラプソディ)は熱発のため展示が見送られていました。
ではまず、牡馬から。
牡馬ではノーマークでしたが8-42(母イシノショウジ)に惹かれました。体高がある割に、頭が軽い作り。
現在飼養しているヤマダSの関係者の方ともお話しましたが、かなり期待している様子でした。
最近の山内厩舎にはいろいろ不満点もあるのですが、この値段ですし、覚悟して行くのも考えてます。
まあ、すぐに満口にはならないでしょうし、ゆっくり成長を見たい1頭です。
牝馬ではもう断然8-27(母ミツワトップレディ)。体も良いですが、顔がよかったですね。
もう少しメリハリがついてくればなお良いと思いますが、それは鍛えはじめてからでしょうね。
これはそこまで様子見できるかなあ? 富岡さんも良い馬とほめていました。
牝馬では8-52(母チェリッシュレディ)もよかったですね。キビキビしている性格も高評価です。
社長は「少し値段を安くしすぎてしまった」などと言ってました。
8-9(母シルクフレアー)もバランスや雰囲気はかなり良し。パンフでは右前のかぶりが気になりましたが、
話しを聞いた感じ問題なさそうでした。
では、他の馬の印象を。
8-7(母シルキーグランス)は、軽さがあって私は芝向きかなと見ました。力強さがもっと出てくれば、なお良いと思いました。
8-31(母タガノアイリス)は重心は低めでトモはしっかり。左前に包帯を巻いていた跡があったが、現在は問題ないとのこと。
富岡さんや矢野進先生も推薦してました。
●社台スタリオンステーション
2日目は既に恒例となった社台の種牡馬見学から。
今年は23頭の種牡馬を見せてもらいました。
新種牡馬のメイショウサムソンやチチカステナンゴなども見せてもらいました。アドマイヤジュピタもいましたね。
チチカステナンゴは種牡馬としてはかなり小さい部類。メイショウサムソンは少しうるさい素振りをみせていたでしょうか。
●早来ファーム
最後は早来ファーム。こちらは社台コーポレーションの1歳馬たちがいる所。
遠くまで見渡せる環境は素晴らしいの一言。馬も人もきちんと教育が行き届いているのも、さすがと感心しました。
ずっと外に出されていましたが、暴れるような馬は1頭もいませんでした。
こちらでは、社台コーポ産の他、追分ファーム、ノーザンファームの社台系生産馬が勢ぞろいしました。
まずは牝馬から。
牝馬では8-50(母オリンピアギュカキス)が最も好み。
5月生まれと遅いにもかかわらず、かなり成長は早い感じ。デビューも早そうだが、厩舎がゆっくりめなので
変わってくる可能性もありますね。
牡では8-1(母ウイングオブラック)。父に良く似ていて、バランスも良い。当歳時は少し軽めの造りでしたが、
重厚感も出てきてかなり良くなったと思います。
8-44(母メジロヴィーナス)も好み。こちらは脚が短くトモが大きく短距離向き。パンフの写真に比べて、
実馬のほうが良いと感じました。
他の馬は8-2(母グラスファッション)は、体高がありトモは小さめ。ダンス×リアルシャダイの血統どおり、
長いところが向いていそう。
8-16(母プレギエーラ)は、ボリューム十分で、トモも雄大。少しカリカリしたところがあったでしょうか。
これは調教し始めてから様子をみたい馬ですね。ただ、それまで残っているかどうか…。
期待していた8-26(母シンプリーラブリー)は、筋肉は良いが、まだ線が細い。トモ高でまだまだ成長しそうなので、
成長を待ちたいところです。
早来ファームでは、全体的に牡馬のほうが粒がそろっていたでしょうか。
今回は出資した馬はいませんでしたが、それは馬が悪いのではなく、狙っている馬は満口にならないだろうという
予測のもと。パンフレットに比べて、良い馬が多かったという印象です。
出資候補一番手は8-1。これは口数が減ってきたらすぐに行くかもしれません。まあ当歳からの継続募集なので、
欲しいと思っている人は既に出資しているでしょうか?
二番手は8-44。それに続いて、8-3、8-42あたりかな。
牝馬なら8-27と8-50。8-26も様子見していきたいですね。さて、じっくり様子見できるか、早めに出資しなければならないか。
2次募集もあるので、じっくり様子見したいところなんですけどね。
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