第29回 秋の天栄ツアー2010 (2010.10.25)
今回も行ってまいりました、天栄のツアー。
東京駅からバスが出るということで、試しに使ってみましたが、自然渋滞→事故渋滞が重なり、
予定時間(これも甘い予測だろうとは思ってましたが)より2時間半遅れの到着になってしまいました。
というわけで、午前の引き馬展示は見られず…。
まあ、その分、午後の集合展示にしっかり時間を割いてくれたので、あまり見られなかったということは
ありませんでしたよ。
というわけで、各馬の印象を。
●1組目
まずは関東牝馬と関西牝馬の一部の8頭(9-15、9-16、9-17、9-18、9-3、9-4、9-31)。
ここでは9-31(母オレンジパラダイス)が最もよかったです。
かなりうるさく見えましたが、これはまだ天栄にきて日が浅いためとも。
父のダイワメジャーにはあまり似ていず、母系のトニービンっぽいなあというのが第一印象。
厩舎が?も、伸びのある馬体は文句なしでした。
他には9-18(母チャペルコンサート)は、トモが少し物足りないものの、社台の方いわく、
それがこの母系の特徴とのこと。血統的に魅力があるので、しっかり様子を見ていきたい一頭です。
9-19(母リーサ)は、少々小さいし、神経質そう。この血統は大きく出ることが多いため(兄は600超!)、
あえて小さいディープをつけたとも。これからの成長が待たれるところです。
●2組目
続いて関西の残り牝馬8頭(9-32、9-35、9-36、9-38、9-39、9-41、9-42、9-43)。
ここでは何といっても9-35(母サマーナイトシティ)。まったくのノーマークでしたが、
私の評価ではこれが牝馬トップでした。ボリュームがありつつ、脚も長めで、スピードと瞬発力がありそう。
こちらも残口がまだたくさんあるので、十分様子見できそう。これが牡馬なら…。
9-39(母スムーズセイリング)もよかった一頭。スケール感という意味ではこちらの方が上ですね。
ただ、こちらはちょっと上が重い可能性もあるので、調教が進んでから判断してもよいかなと思います。
9-41(母Tadwiga)もよくなっていた一頭。バランスの良さと、馬体の伸びが印象的でした。
あとは幅が出てくればもっと良くなりそうです。繁殖用という気がしないでもないのが気がかりですが…。
●3組目
最後は関東・関西牡馬の11頭(9-1、9-6、9-8、9-9、9-11、9-12、9-13、9-14、9-2、9-24、9-26)。
ここでは、9-6、9-14、9-26が好印象でした。
9-6(母ヴァルパライソ)はすでに出資済の欲目もあるかもしれませんがw、
当日のグッドルッキングホースにも選ばれたということで、私の他にも良いと思った人が多かったんでしょう。
今でもかなり大きい馬体ですが、それでいてバランスも取れ、一言で「見栄えのする馬」という感じです。
9-14(母ビットオブファット)は、パンフレットから最も変わったと思った一頭です。
成長力という面ではこれがトップかもしれません。母系も筋が通っているし、かなり追っていきたい一頭になりました。
9-26(母ヒカルバイオレット)はノーマークだった馬。皮膚が薄そうで、バランスも良好。
兄のグラサージュもよい馬でしたが、こちらも負けていません。こっちのほうが大きくなるかもしれませんね。
やはり実馬を見ると、パンフレットの写真だけ見ているのとは印象が異なります。
その点から、北海道組を見ていないのは痛いところですね。
やはり秋よりも春の方が重要なことは事実ですので、しっかり成長を追いかけながら
春にまた確認しにきたいと思います。
あと、東京からのバスは時間的な観点なども考えると再考の余地がありそうですね。
確かに人手は多かったですが、あれほど時間が短いとクラブにもバス代を持つメリットがあったのかどうか…。
北海道ツアー消滅(1日ものはありましたが)という負い目からも、このバス企画が出たのかもしれませんが、
次はもう少し考えてくるはずです。
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