アトラ語録
あいかわらず主観のかたまりです。ので、出資の参考にはなさらないように(笑)。
走らなくても責任を負えません。
自分の相馬眼が正しいかどうか、数年後に検証するためでもあります。

第30回 秋の天栄ツアー2011 (2011.10.25)

春の展示が中止となり、待ちに待った天栄見学の再開です。
今回は馬を見るのはもちろんですが、ノーザン傘下になって初の天栄見学ということで、ハード面、ソフト面双方の
変化などにも注目して見学に行きました。

というわけで、各馬の印象を(久しぶりに写真入りにしました)。

●関東牡馬
まずは関東牡馬の10頭。
ここでは10-8(母メジロヴィーナス)が最もよかったです。
ちょっとうるさいように感じましたが(実際厩舎長の方も、少し難しいところがあるように言っていました)、
伸びやかな馬体は母父のトニービンが出ているように思いました。兄のクロノスとは全然タイプが違いますね。
10-2(母カデンツァ)はちょっとトーンダウン。もちろん悪い馬ではないと思いますが、全体的にゆっくりめの成長を
していくような感じです。人気がありそうなので難しいかもしれませんが、成長をじっくり観察しながら出資を考えたい1頭でした。
10-3(母シルクプリマドンナ)は、パンフで見ていたよりはゴツさもなく、実馬のほうが好印象。
10-7(母フェザーレイ)は特に顔がよい馬。まだ馬体は薄めですが、ムダ肉がなくスラっとした馬体が印象的です。
これは成長を見ながら出資を考えたいですね。

 10-2(母カデンツァ)      10-7(母フェザーレイ)


●関東牝馬
続いて関東牝馬の9頭。
ここでは断然に10-14(母シルクラジアンス)。父に似た雄大な馬格を誇り、大久保洋厩舎のスパルタにも耐えられそうな造りです。
コストパフォーマンス的にはこれがもっともお買い得かもしれません。
他では比較的10-19(母ムーンフェイズ)がいいかなと思いましたが、牝馬は関西のほうに良い馬がそろっていた気がします。

 10-14(母シルクラジアンス)


●関西牡馬

関西牡馬の14頭(ただし、10-38(母マミーズジュエリー)は腹痛のため午前の展示はキャンセルし、午後のみの展示)。
やはりというか、このグループがもっともよいと感じた馬の多かったでしょうか。
ここで良いと感じたのは10-23(母オーバーザウォール)。ノーマークでしたが、伸びがある馬体で、トモの送りにも好感が持てました。
この母の産駒は体質的に弱い馬が多いようですが、厩舎長に聞いたところではこの馬は丈夫そうとのこと。予定厩舎も良いですし、
それほど人気にならなさそうなので、じっくり成長を見ながら出資を考えたいと思います。
10-29(母シルクユニバーサル)も、肉付きがよく、バランスも良好。パンフやDVDで見ていたほどではなかったものの、
こちらは出資申込をしてきました。
10-37(母マチカネタマカズラ)は、体のバランスは特に好みというわけではありませんでしたが、
筋肉の質は非常に良く、素軽い身のこなしも目につきます。やはり良血という感じは受けました。
ツアーでも人気があり、今回のリニューアル記念、厩舎も魅力ということで急きょ申し込んでしまいましたw
10-38(母マミーズジュエリー)は、午前中は腹痛のため展示をキャンセル。午後に少しだけ展示されました。
元気はなかったものの、バランスの良さはウォーエンブレム産駒の中でも良い出来のように感じられました。
10-22(母ウィストラム)は、母父のフレンチ似。パンフではあまり良い印象ではなかったのですが、
実馬はけっこうよかったです。

 10-23(母オーバーザウォール)      10-29(母シルクユニバーサル)

 10-37(母マチカネタマカズラ)      10-38(母マミーズジュエリー)


●関西牝馬
最後に関西牝馬の10頭。
ここでは断然に10-52(母レトU)。何といってもそのボリューム感。トモなどはむっちりしていますね。
それでいてバランスもよい。牝馬ではこれをトップに評価しています。価格的に一気に売れるとは思わなかったので、
じっくり様子見します。
10-48(母プチノワール)は、なめらかな歩様に好感が持てました。
10-46(母トラヴェルチーム)は、全姉とは異なりモリモリの馬体で、短いところが向きそうな馬体。パワータイプに出ているようです。

 10-52(母レトU)      10-48(母プチノワール)



では、ここからは馬の印象以外のところを。
まずは、吉田勝己代表がいらっしゃっていたのが驚きでした。天栄の責任者は息子さんの俊介さんになり、
中尾さんなどもいらっしゃっていたところにノーザンFの本気度がうかがえました。
ハード面でも、ウォーキングマシンを大量に導入準備しており、トレッドミルなども今後大量に導入されるとのこと。
以前はブラストステーブルがあった厩舎もいまは馬がいなかったので、ここもノーザンF天栄の厩舎になるのでしょうかね。
ということは、一気に数十頭分馬房が増えるかもしれません。
厩舎長の方ともお話させていただきましたが(厩舎長は以前と変わっていません)、運動量は増えたと言ってました。
ますます期待は高まりましたね。他の会員さんも同様のようで、天栄の見学会でこれほど申込している人が多かったのは
初めてなのではないでしょうか(もちろん、時期的な面も大きいですが…)。
春の見学会も楽しみになってきます。

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