第31回 春の天栄ツアー2012 (2012.5.9)
昨年の春ツアーが中止だったため、2年ぶりの春ツアー参加です。
今回は、天栄がノーザン傘下となり初めての調教見学(秋の展示はありましたが)ということもあり、
どのような変化があったのかも楽しみにしていました。
スケジュールも一昨年とは異なり、午前に調教供覧、しかもコース調教です。
で、午後は比較展示となりました。
ちなみに、10-15(母ショウナンタレント)は捻挫で調教を中止、10-38(母マミーズジュエリー)なども
調教を休んでいました。
というわけで、各馬の印象を。
●牡馬
牡馬で気になったのは10-1(母ウイングオブラック)。走りが真面目というか、無駄のない走法に好感を持てました。
10-8(母メジロヴィーナス)は、やんちゃというか、まだまだ子どもな気性。
馬体や走りは良いものの、気性の成長がカギとなりそうに思います。
10-3(母シルクプリマドンナ)は、昨年までのゴツさはずいぶんと薄れ、動きも素軽さが目立ちました。
ただ、もうひと押し私にはピンと来なかったので出資までには至りませんでしたが(これが裏目と出てしまうか…)。
10-7(母フェザーレイ)は、相変わらず薄めの馬体。ただ、軽い走りには好感が持て、血統からの先入観よりも、
仕上がりは早そうと感じました。
10-31(母スペリオルパール)は、掻きこみの強い走りで力強い。もしかしたらダートのほうが良いかもしれませんが、
間違いなくパワーはあると思います。
10-1(母ウイングオブラック)
10-3(母シルクプリマドンナ)
10-7(母フェザーレイ)
10-8(母メジロヴィーナス)
●牝馬
牝馬では10-14(母シルクラジアンス)と10-46(母トラヴェルチーム)。
この2頭は調教で同じ組で使われ、もっとも速いタイムで走った(だろう)2頭でした。
10-14は、あいかわらず牝馬離れした重量級の馬体。すでに520kg近くあり、それでいて重苦しさもないところがいいですね。
10-46、姉は体質の弱さがつきまとっていましたが、妹は丈夫で仕上がりも早そう。
10-14(母シルクラジアンス)
10-46(母トラヴェルチーム)
例年の春の調教見学では、育成が進んでいる馬と遅れている馬の差が激しく、
それがそのまま順調度の違いとして如実に表れていましたが、
今年はどの馬も順調で、育成の進み具合にそれほど差がない(遅めの馬が少ない)ように
感じられました。
競走馬の場合、能力はもちろんですが、どれだけ順調に成長するかも同じくらい重要なので、
その点では、天栄がノーザン傘下になったことで、育成の底上げがされたと感じています。
ノーザンF産駒がほとんどいないのは残念なところですが、この天栄リニューアル1期生たちの活躍が
どれほどの見られるのか興味は尽きません。
おまけ
休養中のシルクレイノルズ
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