第33回 秋の北海道ツアー2012 Vol.2(ノーザンファーム空港) (2012.10.9)
続いては、いよいよノーザンファームの馬たち。
まずは空港牧場での見学です。
●ノーザンファーム空港会場
牡馬(1、2、4、5、10、12、20、22、39、42、43、52、58)
牝馬(6、11、21、29、41、46、49、53、54、64)
牡馬で気に入ったのは1(母キャリアコレクション)。正直、血統や厩舎ではそれほど引かれるところはないのですが、
馬は非常によかったです。歩く姿に柔らかみがあり、反応もよさそう。
パンフレットでの馬体重は405kgでしたが、今回の表では424kgと1カ月そこそこで20kg近く増えていて、ぐんぐん成長しているところのようです。
個人的にはディープ産駒の中ではこれをトップと見ましたが、抽選にはならないと踏んで様子見しています。
口数が減ってきたら、たぶん行くことになるでしょうね。
1(ディープインパクト×キャリアコレクション)
穴っぽいところでは、20(母レアクラシック)。
パンフレットではそれほど気になりませんでしたが、実馬は特にバランスの良さが目立ちました。母系も私の好きなSixCrownsの系統ですし、
値段的にもお手頃なので、ギリギリまで様子を見ようと思います。
20(ジャングルポケット×レアクラシック)
10(母レジェンドトレイル)は毛ヅヤの良さが目立った1頭。
正直、ちょっと薄いかなとも思ったのですが、ネオの仔はこんな感じの多いので、大丈夫でしょう。
兄姉の成績も堅実ですし、関東の中では出資候補の1頭です。
14(ネオユニヴァース×レジェンドトレイル)
52(母シルキーラグーン)はこの血統ですからダートの短距離、ムキムキの馬体を期待したいところですが、
あまりそのようなタイプには出なかった模様。どちらかというと母似でしょうね。
もう少し、つくべきところに筋肉がついてきたら、出資も考えたいところです。
52(ゴールドアリュール×シルキーラグーン)
43(母プンティラ)は、バランスは良いのですが、個人的には脚がちょっと気になるので、様子見したいところです。
厩舎は本当に良いですし、ドイツ系の母の流れも好みなので、調教が進んだところで問題なかったら考えていきたいですね。
43(ゼンノロブロイ×プンティラ)
続いて牝馬。
まずは41(母ダイワオンディーヌ)。いかにもダイワメジャーという雄大な馬体は牡馬と見まちがおうほど。
仕上がりも早そうですし、即戦力として考えたい1頭です。
ノーザンテーストの3×4は気になりますが、オルフェーブルも同様のクロスがありますしね。大丈夫でしょう。
たぶんそれほど人気はないでしょうから、じっくりと様子見をしていこうと思います。
41(ダイワメジャー×ダイワオンディーヌ)
64(母ボシンシェ)も気になりました。
ラトーナほどのインパクトはありませんが、骨量豊かで「しっかりした馬」という印象。
父親の印象がないので、なんとも言えませんが(関係者の「Giant's Causewayから1代経ているので大丈夫」とのコメントには笑いました)、
育成での動きを確認してから出資を検討したい1頭ですね。
ただ、池江厩舎で値段も手頃なので、じっくり様子見できるとは思いませんが……。
64(Footstepsinthesand×ボシンシェ)
46(母ブリージーキス)はトモの大きさが目立った1頭。
毛色こそ父似ですが、体型はもっと短距離寄りのようです。兄姉はあまり結果が出ていませんが、
だからこそ、値段的にも狙い目かなとも思っています。
46(マンハッタンカフェ×ブリージーキス)
53(母ディナシー)も雄大な馬体が目立ちました。
個人的にはこの血統でこの値段というのは高すぎると思うので出資はしませんが、
馬体的には引かれるものがありますね。芝よりもダートかなとも思いますが。
53(チチカステナンゴ×ディナシー)
●2歳馬
空港牧場には、入厩前の2歳馬もいました。
(ユニバーサルキング、ローランズソング、ジューヴルエール、シュヴァルツローゼ)
出資馬でもあるユニバーサルキングは、関係者の方にもお話をうかがいました。
このまま順調に行ったとして、年内に入厩、新馬戦があるころまでにデビューできればという感じでした。
現在は536kg。さすがにまだまだ絞らないといけない馬体ですね。
ここで脚をやってしまうと、さすがにデビューすら厳しくなりそうですから、
もどかしくてもじっくり進めてほしいと思います。
ユニバーサルキング
ジュウヴルエールは馬体重510kg。こちらもまだまだ絞る必要がありますね。
こちらはあまり話を聞けませんでしたが、ユニバーサルキングよりももう少し時間がかかりそうなメニューでしょうか。
こちらも、厳しい状況が続きますね。
ジューヴルエール
以降、Vol.3に続きます(また後日)。
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