Lambir ( ランビル;添付地図参照)


東マレイシア(ボルネオ島)サラワク州ランビル国立公園内に京都大学が設置した森林研究施設がある。
こにはいろいろな大学から研究者が集まり研究を行っている。
この施設の実現のため力を尽くした井上教授は1997年、航空機事故(施設近傍の山地に激突)のため亡くなった。
現地には「タミジハウス」という研究者のための宿泊設備がある。先生の名前にちなんだものでご遺族の寄付によるという。

一帯は数十メートルの高さの巨木が密生しており、ひときわ高い樹に観測用の2本のツリータワーが設けられており、
これらはウォークウェイと呼ばれる吊り橋で結ばれている。また林冠クレーンにより,高さ80m,半径75mの空間を自由にアクセスできる。
ウォークウェイといいクレーンといい研究者たちは平気な顔して利用していたが素人にはとても恐ろしい設備であった。

なおいうまでもないことであるが一般訪問者は下から眺めるだけである。

近況
 小生が訪れたのは2002年2月であった。ちょうど一年後本年2月、設備は激しい落雷に見舞われ電源設備が被害を受け
クレーンが使用できなくなったことを知った。たまたまここをフィールドとする研究者の父親が小生の大学の同窓であることから
分かったことである。

つい最近全面的に復旧した由であるが、その間クレーンを使った研究は支障をきたしただけでなく梯子や計測装置が
盗難に遭ったとか。でも、あの青年たちならめげずに難局に立ち向かってゆくことでしょう。
がんばれ!

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