たぶん月報


安房松島

2006年3月号(2006/03/28発行)
桜の花の季節です。
風に舞う花びらを追って、北へ北へと旅をする、そんな春を過ごしてみたいです。

今月のトピックス
1.房総下見で気がついた
2.ツアーリーダーの条件

3.千鳥が見えた日
4.内藤ビジョン
1. 房総下見で気がついた(2006/03/11)

4月のツーリングに向けて、2回目の下見に房総へ行ってきました。
やはり3月、2月とは路面の状態がかなり違っていて、滑らずしっかりとタイヤが路面を掴んでいる感じがしました。
タイヤを前後とも新品に替えたためかもしれませんが。
そんな感覚の中、気がついたのは、HMSや二俣川の講習会で練習したことは、確かに役に立つのだという、言ってしまえば当たり前なことでした。
路面に空いた穴やひび割れに気を取られ過ぎず、先を見て、歩行者や他の交通に気を配ることは、コーススラロームでパイロンばかり見ないで先のほうへ視線をやることと同じです。
また、その穴やひび割れを無理せず回避したり通過したりするには、正しいフォームで人車一体になる必要があります。
やっぱり練習って重要だな、と感心する半面、路上で実践するのは更に楽しい、と思ってしまいました。

UP!

2.ツアーリーダーの条件(2006/03/25)

3回目の房総下見ツーリングは、@sushiさんが主催するツーリングクラブの方々とご一緒させていただき、館山道姉崎IC→亀山湖→R465→県177→R128→鴨川→魚見塚展望台→白石峠→大山千枚田という房総きっての名道を楽しんできました。
総勢8名、和気あいあいとしてとても気持ちのいいツーリングだったのですが、その秘訣は、リーダーにあると見ました。
何というか、参加者みんなが、リーダーに信頼を寄せているのがよくわかったのです。
そしてその源は、リーダーの判断力とか、知識とか、寛容さとかにあるような気がしました。
これって、仕事と同じですね。
私も、今は周囲を不安がらせるばかりだけど、いつかはこんな風に、みんなをしっかり信頼の絆で結べるリーダーになりたいなあ、などと大それた希望を抱いてしまいました。
それにしても、ツーリングを通して見えてくることって多いです。
ツーリングは、私にとって、人生の副読本なのかもしれません。
(ちょっと大袈裟?)

UP!

3. 千鳥が見えた日

3月は二俣川の講習会、HMS中級、房総下見ツーリング2回と毎週末バイクに乗りました。
マスター オブ モンスターや夢見るモンスターblogで書き留めてきましたが、ひとつ、隠密参加したスクールがありました。
HMSバランスファーストです(参加日はナイショです)。
バランスファーストというのは、低速課題を中心としたクラスです。
この日は
「低速でバイクを傾けてオフセットスラロームすることと千鳥の区別がつかないので、どっちかできるようにしたい」
という大変低レベルなテーマを持って参加しました。
車両は私の「標準バイク」CB750です。
メニューは旋回円、千鳥スラローム、加速ありのUターン、速度ゼロからのUターン、一本橋、スネーク一本橋、カマボコ一本橋、V字溝、W字溝、etc.の「苦手なものばっかり入った幕の内弁当」です。
でも、大きな収穫がふたつありました。
ひとつは千鳥がわかったこと。
今まで、モンスターばかりで千鳥走行の練習をしてきたので、千鳥というのは、ハンドルをフルロックにして切り返すことだと思っていたのですが、違うのですね。
ホントに、ゆっくり低速で傾けずにバイクを誘導するという点が本質だったのです。
試しに速度を上げてややバイクを傾けてみたら、本格千鳥と違って、比較的簡単に通過できてしまいました(つまり、バイクを少し傾ける「応用千鳥走行」は「千鳥走行」よりハードルが低いのでしょうか?)。
千鳥、難しいけど、少しずつできるようになっていくのが楽しかったです。
もう一つは、180度Uターンができるようになろう!と決心したこと。
インストラクターさんによると、私のUターンは、傾いている時間が長すぎるそうです。
バイクを倒し込むのは、パイロンが真横に来た瞬間。
「180度ターンを狙うなら、そういうやり方です。後は下を見ないこと。そうやって練習していると、運転のスタイルががらりと変わりますから、最初は失速したりすると思いますが。」
運転のスタイルががらりと変わる…!
心に光が射したような気がしました。
私は変わりたい。今とは違う運転をする自分に。
そんな気持ちが芽生えて、何だかとてもうれしかったのです。
なお、蛇足ですが、倒し込みのきっかけ作りは、クラッチを一瞬切る方法が、私には使いやすいようです。
この方法で、狙え、180度Uターン!

UP!

4. 内藤ビジョン

さて、そんなHMSお忍び参加の帰り道は、インストラクターさんが、駅までホンダのピカピカの新車(笑)で送ってくれました。
「内藤ビジョンっていうんですよ。」
運転席のインストラクターさんが、助手席の参加者と話をしているのを、後部座席の私は聞くともなく聞いていました。
内藤ビジョン?ホンダの重役に内藤さんとかいう人がいて、経営改革か何かの方針出したんだっけ?
「あ、テレビで見ました。」と助手席。
新聞にも出ていたのかな、記憶無いな。
「ここに赤外線カメラが付いてるんです。夜には人間の目では見逃すような対象物や、その動きを捉えるんです。」
あ、ナイトビジョン…失礼しました!

UP!

それでは4月も、無事故無違反でいきましょう!
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