たぶん月報


控えめにモンスター

2007年1月号(2007/01/31発行)
今年は暖冬ですね。
心なしか、街中を走るバイクの数も、いつもの冬より多い気がします。
あの元気なバイクたちの、どれか1台はあなたでしょうか?


1.房総ツーリング異聞(2007/01/03)
2.HMS ふたつの中級(2007/01/07&20)

3.砧 初心者講習&レディスは意外な展開(2007/01/08&27)
1.房総ツーリング異聞(2007/01/03)

今年のモンスター乗り始めは、お正月房総ツーリングでした。
しばらく、シェルパで講習会に出たり、HMSでCB750をこかしたりと、モンスターにおけるライテクについてじっくり考えていなかったので、 ここでは、ライテク的側面から、ツーリングを降り返ってみます。

発進
モンスターを置いているバイクパーキングまではスーパーシェルパで行きます。
シェルパからモンスターに乗り換えた直後は、発進でギクシャクしたり、エンストしちゃたりすることがあります。
HMSですっかり乗りなれたCB750や、このシェルパと比較すると、クラッチのつなぎ方に、デリカシーを要求されるのだということに、最近ようやく実感するようになりました。

林道
房総には、意外にたくさんの林道があります。
今回のツーリングでは、落ち葉の残る林道を数キロ走りました。
シェルパで来た方がよかったかな、と一瞬思ったけど、なるべく車体を傾けないようにして、何とかモンスターで通過できました。
何となくだけど、滑りそうな場所、状況はわかったので、そういう時にはちょっと速度を落としてみます。
モンスターは、低速でも息継ぎもせず、安定して走ってくれました。
なお、林道というのは、舗装してあるけれど、路肩の強度なんかが、一般道路の基準を満たしていないような道路を言うそうです。
ちょうど林道を走り終えた地点に(逆からたどれば入り口に)注意書きの看板がありました。

中高速コーナー
房総の楽しみの一つに、中高速のコーナーが続く県道があります。
人通りも交通量も少ないので、調子に乗りすぎてはまずいけれど。
コーナリングは、スローイン・ファストアウト。
ムリのないラインと速度で、流れるように滑らかに抜けていくこと。
今までの自分は、アイドリングより少しだけ高い程度の回転数でだらだらと走っていたと思います。
でも、それじゃモンスターはつまらないのです。
アクセルは、開ける時にはきっぱり開ける。
ブレーキはやさしく、微妙な感覚を伝えるつもりで。
モンスターは、きちんと応えてくれます。
それに、メリハリのないアクセルワークや中途半端なブレーキは逆に危ないのです。
ちょっと後輪をロックしてしまった場面もあったけど、特にびっくりもせず、普通に元にもどすことができました。
怖がったりしなければ、復旧できる現象って結構あるようです。

駐車
房総と言えば、やっぱり海の幸。
魚を食べさせてくれるお店の駐車場は、砂利だったり傾斜地だったりする場合があります。
乗用車のお客さんの邪魔にならないよう、手練の取り回しで、みんなで寄せて止めます。
Uターンがなかなかできるようにならなかったためか、自宅の駐輪事情のなせる業か、取り回しだけは、ずいぶん上達したと自分で思いました。
コツはFブレーキでしょうか。

渋滞
アクアラインを降りるとおうちはもうすぐ・・・のはずなのに、正月三賀日とあって、川崎大師帰りのクルマで、市内は大渋滞でした。
路側帯にはパイロンが等間隔に並べられていて、すり抜けもできません。
「仕方ない。Uターンして別の道行こう。」
夫の提案に、えー、こんなトコでできない!!と口では泣き言を言いましたが、モンスターは難なく中央線を越えてUターンしてくれました。
してくれた、というのは正直な感想。
結構、アンビリーバブルです。
群れをなして移動している動物みたいな車列に混じり、たまには第1通行帯と第2通行帯の間をすり抜けたりしながら、帰路をたどることができました。

疲労感
ツーリングの走行距離は270km強。
ほとんど疲労感もなく、ゆったりした気持ちで帰って来れたのも、モンスターに慣れてきたから、だと思いたいです。
疲労感が強いと、運転操作がラフになったり、恐怖心ばかりが先走ったりして、不安全になりがちです。
かつては、ツーリングの帰り道はクタクタ、イライラ、なんてこともあったけど、これからは少しはマシになりそうな気がします。

自分のモンスターが、どんなバイクなのか、どうやって乗るものなのか、ようやくわかってきた気がします。
そして、アクセルの反応、ブレーキの性能、etc.、もっともっと味わいたいものが増えていきます。
ここまでくるのに、3年と3か月、距離にして17,000km。
あまりの上達の遅さに、またまたガックリくるけれど、モンスターは健在、ワタシも健在。
2007年も、事故無く怪我無く違反無く、楽しく走り続けたいです。

参加車全員集合

UP!

2.HMS ふたつの中級(2007/01/07&20)

今月は2回、HMS中級に参加しました。
が、この2回、驚くほど難易度?にギャップを感じました。
もちろん私の目で見て、なのですが、1回目はとっても難しく、2回目は何だか易しかったのです。
1回目の主な課題は
1)模擬市街地のコースにおける180度Uターンふたつとその直後の直線プラス直角パイロンスラローム(「直」並びですね)
2)オフセットスラロームにおけるZターン
でした。
1)も2)もアクセルワークがホントに難しいし、私、バンク角足りないしで、がんばったんだけど、あまり納得の行く成果は出なかったのでした。
そして2回目は
1)模擬市街地のコースにおける細かい切り返しの繰り返し(「返し」並びです)
2)オフセットスラロームと直線パイロンスラロームの組み合わさった長いコース
です。
この回は、まあ、私のやることですから、速くも完璧でもなかったのですが、比較的マイペースで走れて、何だか課題自体が易しいように思えたのです。
当然のことですが、苦手な課題の時は難しく、比較的マシな課題の時は易しく感じるのでしょう。
私自身は、どちらかというと、難しい課題や苦手な課題にチャレンジするのが好きなのですが、客観的には、易しい課題で基礎を固めた方がいいレベルなのかもしれません。
でも、やっぱり、難しい課題に挑んでいる時の気分は最高、この恋に勝つという灼熱のロマン(byサザン)を感じてしまいます。
この2回のHMSでいうと、Zターンがおいしかったかな、と思います。
これからは、ちょっと背伸びした練習をしてみたい気がします。

UP!

3.砧 初心者講習&レディスは意外な展開(2007/01/08&27)

都内の本社勤務となり、警視庁の講習会を満喫?しています。
我が家から30分弱で行ける砧・交通安全教育センターは、講習会の開催も多く、コーススラロームのペースも速く、お気に入りです。
なぜ今年はコーススラロームを速く走ることにこだわっているかと言うと、ご存知の方も多いと思うのですが、昨年末に参加したTEC-R安全運転競技大会の成績の悪さです。
TEC-Rというのは、HMSの会員制度(というか友の会かな?)で、入会すると講習費用がいつでも2000円引きになります。
さて、この会員限定の安全運転競技会では、コーススラロームの点数は基準タイムからの遅れを点数に換算して持ち点から減点します。
ここで私は、遅すぎて(泣)、持ち点がなんとゼロ!になってしまったのでした。
まあ、他の課題もひどくて、どれくらいひどいかと言うと、この私が、このサイトでお笑いにできないくらい(核爆)。
激しく落ち込んだために、夫にはもう二輪車安全運転競技に出るのはやめろと怒られるし、思いつめて?胃潰瘍にはなるしで、大変辛かったのです。
で、今年はとにかく速くなろうと、砧にせっせと通うことにしたのですが、その効果は、なぜか全然想定外のところに現れました。
苦手だった「くの字一本橋」(スネーク状の一本橋)ができるようになってきたのです。
肝心のコーススラロームは、まだレディース中上級の最速組に最後尾で付いていけるかいけないかの境目ぐらいです。
速く走る努力をしたら、低速課題ができるようになってきた・・・何か関連性があるんでしょうか?
因みに直線パイロンスラロームや8の字に、向上は見られない気がします。

   

UP!

では、2月も無事故無違反でいきましょう。
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