12/11 『アイスクリーム』 Technoslasher  地の文に「うらめしそー」と「うらめしそう」が混在しているのには 意味があるんだろうかと考えてしまった。 『あなたの色』 佐藤蛮人  一行めで想像したとおりの内容だった。タイトルはむしろ「あなたと の色」かもしれないなあと考えてしまった。 『思い出す』 門倉琴  「いとこの女の子」はくどい。「いとこ」でじゅうぶんじゃない?  「女児を出産」は固い。「似ててきた」は「似てきた」。「母親に似 て」「母親の小言」もくどい。 『親バカ』 風祭にぎり  「鋭い眼光、鬼剃りを入れた頭髪、見るからに〜」は、眼光と頭髪の 部分と「見るからに〜」をわけて構成しないと。「親しみやすい間柄」 は「親しみやすい奴」か「親しい間柄」、「親バカを隠しきれない」は 「親バカぶりを隠しきれない」じゃないかなあ。 『オレの野望!』 玉置和気弥  「気がつくと、先ほどの〜」は変じゃない? 『されど障害』 阪田昌英  主張されてもねえ。そのものを読ませることなしに感じさせるのが小 説でしょう。  題、なにがどう「されど」なの? 『雑木林』 七城まき  せりふで改行してね。 『入社の理由』 mmatsu  「新入社員の藤堂」は「藤堂」でいいでしょう。その二行あとに「新 入社員」って出てくるんだから。 『見ましたね?』 進之介   こういうのはきっちり千字書かなきゃ。  小説には会話があるのよね、問答が小説にあると読み手は疲れるよ。 あとね、問答には藝がなくちゃ。それに、問答に藝があればそれは小説 というより落語になると思うな。小説っていうのはやっぱり読むもので あって、問答は読むより聞くほうがむいてるんじゃないかってこと。な んにせよ失敗したら下手な教育テレビの「××はどういうことなの?」 「それはね、**くん」よりつまらないよ。  もしかしてみんな、惰性で投稿してる? せっかく全世界に(運がよ けりゃ)読んでもらえるかもしれない機会なのに、推敲のできていない 文を公開するのはもったいないよ。もうすこし、読み手に失礼じゃない 文を書こうね。