救助犬とは?

救助犬とは災害救助犬のことです。当協会では《救助犬》という愛称で呼んでいます。
地震により家屋の倒壊や土砂崩れが発生した場合や、山間部などで行方不明者がでた場合に、するどい嗅覚を駆使して捜索を行います。「いざ出動!」というときに備えて、つねに災害時を想定した訓練を重ねています。

救助犬になるには?

救助犬を目指すのに、特別な条件は必要ありません。1.人間が大好き、2.好奇心旺盛、3.遊ぶのも大好き、という犬ならば、救助犬になる素質を持っているといえます。犬種やサイズは問いません。 大型犬はスタミナがあり、高低差のある場所でも捜索活動ができます。一方、小型犬は瓦礫の隙間に入っていき、機動的な捜索活動ができます。 救助犬になるには、「人を探す」「見つけて吠える」という基本的な訓練を積み重ねたあと、年1回行われる「救助犬認定試験」に合格する必要があります。

救助犬認定試験より

写真1:服従試験

作業犬としての基本ができているか?

救助犬としての適性があるか?
写真2:捜索試験 

広い野山から

遭難者を捜索できるか?
写真3:捜索試験 

瓦礫の下から

要救助者を発見できるか?