diary
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2012年

8月17日


おどろ町モノノケ録二巻発売しております。
この作品はこの巻で完結しております。
ホラーギャグものということで何かと過去作品でろでろと比較されがちですが
これはこれで自分的に気に入っている作品でございます。
見かけたら是非よろしくお願いします・・!!


あと知り合いの漫画家うえやま洋介犬さんの「イマワノキワ」が発売され
オビコメントをまかされました。わたくしのイマワノキワさんも拝めますのでよろしくです。

それと8月20日発売のうぐいす・・いや、ひよどり祥子さんの「死人の声をきくがよい」が発売され
オビコメントをまかされました。うぐい・・ひよどりワールド炸裂なので是非!

それと今発売中のIKaさん著書「P.S.すりーさん・よん」に寄稿しました。
ゲーム系の漫画がどんどん盛り上がることを祈って報告いたします!

この前のコミケ、もう終わってしまいましたがリコーダーとランドセルのアンソロジー本にも寄稿しました。

最近他人様の企画に参加させていただき、大変ありがたい気持で降ります。
他人の書籍に参加したりすることで自分はこの業界で生きているのだなあと実感するわけなのですよ。
久しぶりの日記なのに告知ばかりですみません・・
自分の正直な気持や思いはだいたいツイッターで吐かせてもらっております。


6月26日



ハイスコアガール二巻発売中です!
初めてコンビニで自分の漫画を見かけたので嬉しいです。
これからも頑張らなくてはいけませんね・・。
性懲りもなしに来月の9日に「ツバキ」二巻出ます。
さらに再来月八月におどろ町二巻・・(予定)
さらに九月に焔の眼二巻・・・(予定)
連続四ヶ月間単行本を出すのも珍しいし
それが全て二巻だという偶然もすごいと思います。
下手したら十月、十二月にも何かしら出すかもしれないので
毎月単行本準備をしなくてはいけなくて大好きな
ドラゴンズドグマをやる時間も減る一方です。
今日は余裕が空いたのでセレナ→を描いてみました。
諸々よろしくお願いします。


4月15日

中学時代に不良に追いかけられた話


その日友人である秋田君と小野君とで地元のマクドナルドにて夕食を食べていた。
食べ終わった後に長崎屋の屋上ちびっ子広場にあるゲームコーナーにてスト2をやりに行く予定であった。
一刻も早くスト2をやりたい衝動にかられ早々と食事を終えて店を出たそのときである。
自動ドアの前で秋田君がすれ違いざまに誰かと衝突し、歩きながら食べていたアップルパイを落としたのである。
歩きながら食べていた秋田君が悪いので特にその場は気にせず長崎屋へ向かっているさなか
秋田君が僕と小野君に切羽詰った声でこう言った。

「ヤバイヤバイ・・うしろを見るな・・!」

一体何のことかとつい条件反射でうしろを見るとなんと
恐ろしげな不良達(多分五人くらい)が僕たちの後を追いかけているではないか・・
スト2をやりたいがために元から早足だった僕らに追い着こうと彼らも足早であった。
一瞬しか見ていないが五人の中には坊主頭でお相撲さんのような不良もいらっしゃるのだ。
捕まったらどんな拷問をされるか・・
僕らを追いかける不良達は殺意すら抱いているかの様子である。

「やべ・・・やべ・・・」

小さい声で僕達三人は危険が迫っていることを確認しあい とにもかくにも逃げおおす決断をした。
同じような経験をした友人の話によると 逃げた後に捕まった際「何故逃げたんだ」と理不尽に咎められボコボコにされた話がある。
捕まるわけにはいかない。
気がつくと僕達は当初の目的地である長崎屋の前まで来た。
足は自然に長崎屋の店内へ・・なんとしてでも彼らとの距離を開かなくてはいけない。
店に入る手押しのドアで少しでも距離を縮め、人が多い所にいかなくては・・・!
僕達が入った出入り口は裏口 そのまま表口から外に出て一気に走る計画が僕の中で完成した。
ところが僕の考えとは裏腹に秋田君が僕と小野君の手をひっぱり エスカレーターの方へ誘導するではないか。

「こっち・・!こっち・・!早く・・!」

恐怖にかられている人間は上へ逃げる習性があるとかないとか聞いたことがあるが
秋田君としては咄嗟の判断であったのであろうが これは明らかに判断ミスである。
そう、上へ逃げてしまえば外へ逃げられないのだ。
しかしこの緊急事態、心臓も破裂しそうでまさにパニック状態の中 つい誘導されるまま上へ逃げてしまった。

エスカレーターに乗り 少し高い位置になった時、僕らを追う不良達がこちらへ走りよる光景を目にした。

五人どころではない・・!十人くらい居る・・・!!!

一階化粧売り場を疾走する彼らに戦慄し 僕達もエスカレーターを疾走した・・!
エスカレーターに乗ったことで一瞬だけ彼らの目を欺くことが出来る
つまり何階で降りたかわからないようにすればいい
僕はすぐ下へ逃げられる二階を提案しようと思ったが既に不良達はエスカレーターに乗り込んだ状況・・
駄目だ・・! では三階・・!?
否、三階はゲーム売り場があり、同時にゲーム筐体コーナーも存在する。
彼らが僕達が向かう場所を想定し、ここへ来る可能性が高い。

「ここだここ!」

秋田君は咄嗟に四階へ降りた。
後ろを追う不良達の視界から外れた隙を見て僕達は四階を疾走した。

そう ここは婦人服売り場
上の五階にもゲームコーナーが存在し、僕達が出向く事が予測される。
しかしここ婦人服売り場は四十代をターゲットにされる洋服を始め女性用下着売り場等が点々としているのである。
まさか思春期真っ只中の中学生三人が婦人服売り場に逃げるとは思いもよらないだろう・・。
不良達の裏をかき、僕達はすぐさま階段方面へ向かった
が、ここで嫌な予感が走る。
向こうは十人も居る・・階段を数人で固められている可能性は高い このまま降りるのは非常に危険だ。

「あそこだ!!あそこに隠れよう!!」

小野君が指を指した先は婦人服売り場にある500円ワゴンセールのワゴンの下であった。
紅白ノレンの中にすぐさま飛び込み、僕達はその身を隠す。
心臓もバクバクいっており、足も震え、三人とも声を思ったように出せなかった。
ようやく安全地帯に逃げることに成功し、僕と小野君は今回のキッカケが秋田君であると踏んだ。

「なにやった・・?!あきやん(秋田)何やった!?」
「パパパ・・パイを落とされてつい睨んだらあいつらで・・」

そう、秋田君は最初のマクドナルドで不良達とぶつかり、パイを落とした際 ガンをつけてしまったのだ。
因縁をつけられる理由としては十分であろう この時の不良達はただ「居る」だけで襲い掛かってきたものだった。
多分であるがバブルが弾け 不景気になってもこの世には魅力的なもので溢れかえっており
欲求にかられ弱者から金銭を強奪する恐ろしい手段を選ぶ輩が増えていたのであろう・・。
とにもかくにもここでジッとする事に専念しなくては・・
ひょっとしたら不良軍団の刺客がこの婦人服売り場で耳をすましているかもしれない・・。
店内には客がほとんどおらず、誰かが来たらすぐにわかる状況。
こんなに恐ろしい目にあっているというのにも関わらず 店員に助けを求める手段にまるでいきつかなかった。
こんな時でも見栄や羞恥心は働くものである。

と その瞬間である


タッタッタッタッタッタッタ


明らかに若者風の足音がこちらに近づいてくるではないか・・・
僕達は目を見開き、気配を消すことだけを考えた。
多分息もとめていただろう

不良の一人がこの紅白ノレンをめくり上げ 「居た!!」となる展開を想像すると身の毛がよだつ。
足音が遠ざかった様子も無ければ近くをウロウロしている気配も無い。
いてもたってもいられず 小野君がノレンをそーっとめくりあげるとなんと
そこには不良の一人が立っていて僕達をキョロキョロ探しているのであった。
丁度不良が向こうを見ていた時にノレンをめくったので気がつかれずにすんだのだ。
こうなればただただ見つからないことを祈るしかない!

もうスト2どころじゃない・・・この長崎屋から一刻も早く脱出し 家に帰りたい!
どうしてこんな理不尽な目に合うのか、何も悪いことをしていないのに・・
勉強しないでゲームばっかりやるバチがあたったのだ。
それから一時間はじっとしていたであろうか・・本当に息が詰まる時間であった。




しばらくくすると時間も18時くらいになり、店内に客も増えてきた。
僕達は閉店までいる覚悟が出来ていたが時間が経つにつれ落ち着きを取り戻し
急にこの状況がばかばかしく思えてきた。

「このお客の多さならなんとかなる」

恐る恐るワゴンの下から出て恐る恐る階段を降り恐る恐る出入り口を見て
不良達が居ないことを確認すると背を低くしながら人々に紛れながら外に出た。
商店街を避けて遠回りし、角を曲がるたびに警戒しながら僕達は安全地帯まで避難する。
こうしてこの悪夢から脱することに成功したのであった。






それからしばらくは盛り場に赴くことに恐怖を感じた。
こんな暴力的で不条理な出来事が突如降りかかる世の中に不信感を抱かさせる。
「まっとうにいきろ」という事かとしばらく勉学に打ち込んだが挫折し
いつものゲーム中毒に戻ったわけである。

3月20日
生まれ育った高津、溝の口に去年くらいに行ってきたんですが
昔と比べてゲームコーナーはすっかり寂しくなっておりました。
長崎屋の屋上のちびっこランドでのゲームセンターでスト2を初めてプレイした記憶があります。
ここが小学校時代の夢の頂点であり、土日になると行きたくなる聖地だったのです。
感動すべき点が、長崎屋の屋上に存在する乗り物が本当にしっかりと手入れをされていました。
普通なら放置されてサビれていたり水に浮かぶ乗り物の水も腐り果てているのに・・。
昔と比べて利用するお客が少なくなったとはいえ、そういう心配りがこういう場所を生き残らせる事に
つながるのでしょうね。




よく利用させてもらった溝の口の「シータ」
素晴らしいお店です。
ここが無ければゲーム系の漫画を描くことが出来なかったでしょう・・。





残念ながら下の筐体が置かれている場所は溝の口ではないのですが
こういう光景がまだまだ生き残っている事に感動しました。
場所は赤羽です。
清野君と駄菓子を買って近くの焼き鳥を買い食いしました。
もうすっかり筐体と身長が合わず、プレイする行為が大変です。
僕の考案した両足を広げて高さを調整するプレイ方法で気持ちよくゲームを楽しみましたが
周りの視線が痛かった気がします。(でもへっちゃらです)
東京にはまだまだこういう場所が残っていると信じて探し続けて行きたいです。



3月19日




思えばサイン色紙を死ぬほど描いたものです。
サイン会がだんだんこわくなってきました。確実に原稿二本分の労力を使います。
では何故やるのかというと こだわりの制御がきかなくなったのと後に引けなくなったのと
・・あと単純に楽しいからです。
売られないことを祈ります。


2月15日
TOPに日記を持ってきていましたがやめました。
なんか相変わらず汚らしいし・・・本当に自分にはHPのセンスが皆無なんだなあと
傷つき、シクシクないているわけなのです

2月14日
去年の九月から今月にかけての日記を誤って消してしまいました
・・まあいいでしょうかね・・!