平成19年1月25日    県民企業常任委員会


            指定管理者制度について

小川委員


 指定管理者制度について伺いたいと思います。時間を早く切り上げようと思いますので、各課に伺うのは2定に譲りまして、総合的なお話で伺いたいと思います。

 来年度の予算を組むに当たって、初年度を踏まえて指定管理者に対して指導をしたり、改善要求を受けたりいろいろだとは思いますが、全体として指定管理、今現在行われている指定管理に対してどういう評価をされていらっしゃいますでしょうか、県民部として。


市野澤県民部管理担当課長


 県民部、あえてのお答えということでございますのでお答えさせていただきます。モニタリングの指定管理者業務のチェック、モニタリングの業務につきましては事務的には所管課で実施しているところでございますが、県民部の7施設ともいずれも県民に密着した施設でございますので、県民部単位でも利用者ニーズに応じた指定管理者業務が適正に行われているか、これをチェックしているところでございます。これまで第3・四半期、12月までの状況を見させていただいたところでございますが、それぞれの施設を見た上では個々の課題、運営上の課題は幾つかあるわけでございますが、特にこちらから改善を要した事項、こういうものは特にございませんで、おおむね指定管理者業務につきましては協定書に盛り込まれた仕様書とか事業計画、これらに基づきまして順調に運営されているということが  おります。

 また、いろいろと利用者から苦情や意見、こういうものも多々意見をいただいておりますが、こういうものにつきましてもそれぞれの施設で速やかに、そして丁寧に対応しておりますので特に問題はないというふうに考えております。こういうことを通じまして、全体としてはおおむね指定管理者業務、県民部7施設につきましては順調に運営されているのではないかというふうに考えております。


小川委員


 問題なしということは、100%オーケーというふうに考えているんですか。


市野澤県民部管理担当課長


 これにつきましては、協定書に見込まれた、指定管理者が応募するに当たってもろもろの事業等、事業や維持管理業務というものにつきましては基本協定に仕様書が盛り込まれておりまして、また年度の事業につきましては事業計画というものがあるわけでございますが、こういった仕様書、事業計画に沿いまして維持管理業務ですとか新しい事業、そういうものは順調に運営されているというふうに考えております。


小川委員


 各課が所管されていて、それぞれいろいろな折衝があろうかと、指導があろうかと思いますが、全体を所管する課としてどういう点を注意して、指定管理の運営事業者とどういう視点を重視して当たるように指導していらっしゃるんでしょうか。


市野澤県民部管理担当課長


 やはり一番大切なことは日々接する中で利用者からの苦情ですとか意見、こういうものを日々受け取っているわけでございます。例えば、それぞれの施設では意見箱を設けたり利用者アンケート、こういうものをこまめにやっているわけでございますが、そういったものにつきましてはできる限り日々の中で取り入れるように、またそういうものにつきましては指定管理業務にできる限り反映できるよう、こういったことにつきましてお願いをしているところでございます。


小川委員


 では、2月の議会で予算が組まれ、指定管理料についても削減するのか、または増額するのかという問題もあろうかと思いますが、初年度はかなり管理委託のときに比べて予算額が減額されていたと思うんですが、それと1年間見た結果で来年度はどういうふうな予算立てがされるのか。金額を見て、また各課について細かく私、2月に質問させていただこうと思いますので、今日のところはこれで終わります。