くにこの県庁見聞録 連載27号 2004年12月17日

  
 委託見直しを実現!

(くにこ)
やっぱり師走ですね。寒くなってきました。
(本紙)
カゼなど引いてませんか?12月議会で忙しいでしょう?
(くにこ)
大丈夫です。今月21日が最終日なんです。
(本紙)
前回のインタビュ-で、県立病院改革について伺いましたが、ちょうど翌日の朝刊に県立病院の外部委託に問題ありと報道されていましたので関心持ってよみました。
(くにこ)
そう、タイミングがよかったんですけど、実はあれは私が決算特別委員会で質問し、指摘したものなんですよ。
(本紙)
え?でもくにこさんの名前は出ていなかったですよ。
(くにこ)
名前を出さないように頼んだんですよ。夫が県立病院に通院してますから、意地悪されてもイヤだなと思ったんですけど、結局バレちゃいました。県立病院では院内清掃や医療事務業務等、経費削減のために民間業者に委託しているんですが、その職員の中に親切気のない対応をする人がいる事を、実際私自身が目にしたり体験したので、どういう業者に委託しているのか調査したんです。
(本紙)
結果、最長で28年間も同一業者に委託し続けていた事が判明したんですね。
(くにこ)
そうなんです。入札もせずにですよ。いくら良い業者でも4半世紀以上も委託されてきたら緊張感がなくなり、仕事ぶりも低下してゆきます。委託費用が削減されているならまだ理解もできますけど、この賃金低下の時代にも拘わらず、委託費は年々増加してきたんですよ。「この状況では、随意契約ではなく、癒着といえる」と私は厳しく指摘したんです。そうしたら、すぐに業者選定見直しという事になった上、全庁的に委託内容を再調査する事にもなったんですよ
(本紙)
すごいですね!税金の使われ方をチェックする議員としての役目を充分に果たせたんですね。
(くにこ)
はい。調査して現状を知った時は唖然としましたが成果には「ヤッタ!」という達成感がありました。来年への励みとして、またまた努力してゆきます。 
      
■小川栄一・くにこ事務所 電話865-1313 FAX888-3600


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