くにこの県庁見聞録  43号    20年1月1日


         今年は 条例ラッシュ



(司会)暮れから忙しかったでしょうね。

くにこ)昨年末まで、条例提案の準備や新しい議会内プロジ     ェクトの立ち上げなどに奔走していましたので、お正      月の用意もほとんどできていませ〜ん。

(司会)そりゃ大変だ。でも神奈川県では53年ぶりに議員提案     条例が可決成立したんですよね!

くにこ)「神奈川県商店街活性化条例」です。商店街に元気      を取り戻す知恵を期待しての条例ですが、53年前に      初めて議員提案された青少年保護育成条例は今も      改正を繰り返し、青少年問題に重要な役割を果たし      ています。県民生活に密着した政策を推進するため、     今年は議員提案条例の目白押しになりますよ。

(司会)ほう?地方議会の議員提案条例は全国的にクローズ     アップされていますが、神奈川県議会ではそんなにた     くさん準備されているんですか?

くにこ)だから忙しいのです。条例提案は十分な研究が不可     欠ですから。

(司会)くにこさんは働き盛りの3期生で政務調査会副会長と     いう立場だから、ひっぱりだこなんでしょう?何本の条     例を準備されているんですか?

くにこ)今かかわっているのは「がん克服条例」「議会基本条     例」の2つです。まだ増えると思いますけど。

(司会)へえ?がんに関しては県民の皆さんの関心が高いで     しょうね。

くにこ)県民の健康を守る大きな役割を県は担っていますか     ら、最先端の治療装置の導入や高額治療費への対      応、医療連携の充実など配慮すべき点はたくさんあ      るんです。条例づくりの過程で多くを学ぶことができま     したね。特に患者さんの会の方々のお話には心を動     かされました。

(司会)条例づくりのためにいろいろなことをされているんです     ね。

くにこ)それが仕事なんです!議会基本条例では、議会の地      方分権をより推進し、議会の役割や議員の責任を明     確にして、これまで以上に議会活性化を図るものにし     たいと考えています。