2004年11月13日 読売新聞記事

県立7病院 事務委託業者代えず

随意契約最長で28年間

県立7病院のすべてで、少なくとも9年間、医事事務を同一業者に委託していることが12日わかった。28年間も同じ業者と契約している病院もあり、県衛生部は、「専門性の高い業務でやむを得ない理由もあった」としながらも、経営効率や公正さを確保するため、契約方法を早急に見直す方針を決めた。

問題となっているのは、各病院が発注する、外来受付、診療報酬請求、入院患者のカルテ管理などの医事事務。

県衛生部によると、資料などで確認できただけでも、七病院とも1996年度から2004年度まで、同一業者に随意契約で医事事務を委託していた。

このうち足柄上病院(松田町)では1997年度から東京都の医療事務代行業者に、こども医療センター(横浜市南区)は83年度以降、業界最大手の業者に委託を続けていた。契約金額(2003年度)は、足柄上病院が8992万円、こども医療センターが1億1514万円。最も最高なのはがんセンター(同市旭区)の2億1692万円だった。

法令では契約額が一定額(工事では250万円)以上の工事や業務を発注する際には、入札をおこなうように定めている。ただ、「性質または目的が競争入札に適しないもの」は例外が認められている。

県では@「県立病院の医事事務は365日、24時間体制で業務をするのに、年度ごとに業者が変わると現場が混乱し、患者に迷惑がかかる」(県立病院課)として、随意契約による同一業者への委託を認めてきた。

各病院では、契約更新にあたり、委託業者の選考委員会などは設けず。「各病院の総務局長の決裁で新年殿契約を決めている」(同課)という。

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