けふの出来事




10月前半の日記


11/10/12(TUE)

 一日中家にいた体育の日がらみの三連休。
 食う、寝る、読書のだらだら生活。
 「ニッポンの舞台裏」(吉田司/洋泉社/¥1500)。「神話崩し」と「深層心理ノンフィクション」で現代ニッポンとカリスマを一刀両断する毒気あふるる日本&日本人論とのこと。  ビートたけしから石原慎太郎、安室奈美恵など当代随一のカリスマにインタビューしたりしなかったりしてつづられた文章からなる。
 安室が沖縄から出てきてなぜあのような「コギャルの教祖」とまで言われるようなかくのようなファッションを身にまとうかという分析が行われる。沖縄では、米軍兵との間に生まれた子は激しい嘲りといじめと差別を受ける。安室はそのクオーターであり、一刻も早く東京に出てきて、その沖縄性を払拭せんとしたその結果が「アムラーファッション」なのだと。
 マスコミが構築した幻想ともいえる神話。それを崩し、本当の姿?を描き出すこのノンフィクションはけっこう面白く読んだ。
 「図解ナレッジマネジメント」(アーサーアンダーセンビジネスコンサルティング/東洋経済新報社/¥1600)。最近とみに耳にする「ナレッジマネジメント」とか「暗黙知」とかいう単語。ちょっと勉強してみんとてするなり、なのだが・・・
 どうやらみんなで情報を共有すれば効率的でっせ。ということだけではなく、現場の従業員の意識改革から、経営戦略の方向づけまで企業全体を改革するためのツールなのである。要は企業の最大限の力を発揮するための環境づくりだと思うんですけど。


back ground TV:「スポーツMAX」(日テレ)


  11/10/07(THU)

 前日から明らかに体調が悪い。ぞくぞく&熱っぽい。週末には飲み会も控えているので無理は禁物。というわけで完治を目指した3ケ日計画。
 スーパーで粥だのヨーグルトだのバナナだの消化のいいものを購入し、マツキヨでカコナールを買う。
 眠くなりにくい風邪薬、カコナールをあおって(漢方漢方した味、いかにも効きそう。プラシーボ効果)、11時くらいには就寝。
 今日にはだいぶ良くなっていた。あなどれず、山之内製薬!

 LOVELOVE愛してるのスペシャルで、藤原紀香がFinePix2700を使って、LOVELOVEなものを撮影していた。ううむ、当然といえば当然。中谷美紀が出るときはCamedia?


back ground TV:「ウルトラLOVELOVEアイラブユー99秋もぎたて蔵出しまつり」(cx)


11/10/03(SUN)

 たまの何も予定のない週末なので、ビデオを借りて鑑賞。とても文化的な生活?単なる暇なオタク?
 「誘拐」(大河原孝夫監督)。
 この間、テレビでやっていたのだが、飲みに行っていておもいっきり見逃しているので、この機会に見る。  大企業の常務が誘拐され、その身代金3億円の受け渡しをテレビ中継するように犯人は指示。新宿の大ガードや銀座三丁目の交差点をアタッシュケース3つを持った受け渡し役の系列企業の重役が走っていってことごとく倒れる。渡哲也と永瀬正敏演じる刑事がこの誘拐事件を追いかける。
 まんまと3億円を奪われたが、この事件を調べていくうちに26年前の山梨県の公害訴訟事件に行きついた・・・
 やはり最初のテレビ中継される身代金を運ぶシーンが圧巻。さすが銀座三丁目で警察の許可も取らずに撮影しただけはある迫力。渡哲也はやはり渋いが、酒井美紀が関西弁にする必要がよくわからない。最後のどんでん返しも御都合主義といえばそうかも知れないけど、ままよく出来た話ではないだろうか。


back ground TV:「進ぬ!電波少年」(日テレ)


11/10/02(SAT)

 最近この「けふ出来」の更新が滞っているので、ひさしぶりの日記。
 会社の同僚からタダ券をゲットしたので、もとより行きたかったしもっけの幸いということで、「金融腐蝕列島 呪縛」(原田真監督)を池袋シネマサンシャインまで見に行く。さすがテーマがテーマだけあって、客も年齢層が高く、カップルでというよりも夫婦で見に来た感じの人が多かった。
 日比谷公園の近くに本社を置く朝日中央銀行(ACB)で総会屋への不正融資疑惑が持ち上がり検察の強制操作が入る。旧態依然の対応を取ろうとする経営陣に危機感を感じ、これまでの呪縛を解こうと役所広司らが立ち上がる。そしてその権力の権化ともいえる義父である取締役相談役の仲代達矢と対決する。ACBは役所らの熱意で再生するのか、総会屋と決別をはかった株主総会はどうなるのか・・・と言う話。
 日比谷公園が映画の冒頭で空撮されるのに象徴されるように、公園の周りのACB本社(有楽町駅側、日生劇場付近という設定)、検察庁、大蔵省、そして役所とともに共同戦線を張る報道記者のいるプレスセンターとこの映画はほとんどこの公園の周りで展開するし、公園の中のシーンも多い。時々仕事がらあの周りに行く私としては見覚えのある場所も多く、そういう意味でも楽しめた。でもパンフレットに日比谷公園周辺の地図が載っているものだと思ったが、載せてないのはどうだろうか。
 こういう類いの映画って、登場人物が多いので、だいたい最初にテロップかなんかで「取締役専務 何の某」と出るものだが、この映画はいっさいない。最初ちょっと人物関係の把握に戸惑ったが、(かといって、見る前からパンフ買ったら楽しみ半減だし)登場人物それぞれにキャラが立っているせいか、すぐ「ああ、常務の太田だな」とか理解できるようになった。そのおかげでテンポがよくなっている。
 退屈せずに見れました。

 高校の時分に買って7年くらいたつ我家のCDコンポ、pixy(sony)でgloveの「CRUISE RECORD 1995-2000」を御機嫌で聞いていたが、急に音跳びを始める。そろそろ減価償却も済んだし、寿命?ここから騙し騙し1年使うのだろう。


back ground music:Can't Stop Fallin' Love(glove)



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