けふの出来事


14/08/29(THU)
久しぶり、ほぼ月刊ブッキングオン。
「昭和天皇(上)」(ハーバート・ビックス/講談社/¥2300)
昭和天皇の君主としての人間形成過程を克明に描いた、意欲作。ピュリッツァー賞受賞らしい。これまでの昭和天皇の通説として、軍部により戦争に向かっていく中、あえて積極的に政治に関与せず、終戦に聖断を下したというイメージが強いが、祖父たる明治天皇との関わり、幼少の頃教育に当たった乃木希典大将、摂政時代を通じて、積極的に政治に関わり、戦争へ引き込んでいったという新たな昭和天皇像を顕わしている。
参考資料とか見ていると、まあ藤原彰とか吉見義明とかが多くて、傾いているわな。という感じです。
「ブラックジャックによろしく#1#2」(佐藤秀峰/講談社/¥533)
モーニング掲載の医療マンガ。話題になっていたのは知っていたが、連載を読んだことがなかったので、コミックスを購入。読破。
ローテーションで様々な医局を回る大学病院に入った若い研修医が、医療の理想を追い求め、大学病院での現実にぶつかっていくという話。
ウナギしか解剖してない外科医教授とか、緊急にオペが必要な患者も医局間の縄張り争いで、なかなかやらない、とかそういった話しが圧倒的なリアル感で描かれる。ちょっと目頭が熱くなる。
14/08/15(THU)
今日は、53回目の終戦記念日である。
例年この日は、実家で迎えるのだが、今年は諸事情により、東京で仕事をしていたので、靖国神社に参拝に行かないわけにはいかない。私的に参拝をしに行った。
昼休みを利用して、九段下に向かうと、靖国の前は機動隊と右翼の街宣車だらけ。何でも午前中に機動隊と小泉靖国参拝反対とシュプレッヒコールを上げる左翼団体が揉み合ったそうである。なるほど、このものものしさ。
しかし、毎年そうだか知らないが、靖国の境内には老若男女が入り乱れ、隣の日本武道館でやっていた戦没者追悼式での天皇陛下のお言葉が流れており、皆神妙に聞いていた。そして、暑い中にもかかわらず、参拝殿前には人だかり。ポケットマネーで花を買い、30分ほど待っていると拝殿の前に到着する。
国立の戦没者追悼施設を作ろうとする動きもあるが、ここまで厳かで、かつ人の賑わう英霊のみたま安らかに眠るこの地の他に何を作ろうというのであろうか。
暑い靖国には、昔ながらのアイスキャンデー売りの鈴の音と、蝉時雨が鳴り響いていた。
14/08/08(THU)
池袋で昨夜飲んでいると、北口付近に、カレーショップC&Cが出来ているのを見た。
そこに気になる新メニューがあったので、今日食べに向かう。
440円で食券を購入し、「納豆カレー」を注文する。
数分後出てきたのは、カレーのかかったライスの上にこんもりと盛られた納豆。まさにそのままである。とりあえずカレーとライスとそして納豆をかき混ぜて食す。
頭の中を巡るクエスチョンマーク。味はカレー一色なのだが、納豆のにおいとねばりがある。このミスマッチが美味しいとは、お世辞にも言えない。納豆とカレー別々に食べるのか?それだったらカレーと納豆別々に食べた方がいいのでは。
その辺のおっさん独りでやっている店ではない。京王グループが経営している何店鋪もあるカレー屋である。なぜ納豆カレーなんていうメニューが成立するのか。C&Cといえばソフトエッグカレー、チーズカレー、夏野菜カレーとその新メニューはまっとうなものが多いのに。
そして、なぜか神保町のC&Cにはそのメニューがない。池袋独自のメニューなのか?疑問だらけの新メニューだった。
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