けふの出来事
11月後半の日記
11/11/28(SUN)
池袋テアトルダイヤにて「梟の城」(篠田正浩監督)を見る。伊賀忍者の生き残り葛籠重蔵(中井貴一)が太閤秀吉(マコ・イワマツ)の暗殺を請け負う。重蔵の前には謎の女小萩(鶴田真由)や伊賀のくノ一木さる(葉月里緒菜)が現れ、伊賀を裏切り体制側につき立身出世をはかろうとする五平(上川隆也)や、甲賀忍者が命を狙う。
CGをふんだんに使っているのだが、大阪城を俯瞰したりするシーンや、絢爛豪華な伏見城の中で重蔵がふすまを開けて開けていくシーンは、やはり作り物っぽいのがチャチく見えてしまう。そこはあえて要るのかという気がする。急に興醒めしてしまう。一番「違うだろ。」と思うのは、冒頭のシーンで伊賀の里に織田信長の軍勢が攻め入る所で、CG合成した女の打ち首が血しぶきをあげながらくるくる回りながら飛んでくるシーン。しかもスローモーションで。しょっぱなでそんな絵見せられたら・・・
鶴田真由は結局なんだったのかよく分らなかったが、話はそこそこ面白かったし、けっこう楽しく見れたような気はする。
「最先端のCGをふんだんに使いました!!」と前面に押し出すようなのは日本映画にはもう不要だと思う。荒唐無稽な世界像を表現するならアニメーションや巨額を投じているハリウッド映画にはかなわないんだから(製作費10億じゃ追い付かないでしょう)、もっとリアリズムとか本当っぽさを追求すべきで、どれだけこっそりCGを使うかっていうのが今後は重要なのでは。確かにこの映画の中にも「セット組んでんのか?CGなのか?」というシーンは多々あったが、絢爛豪華さを表現するのにCG使ったらよけいにチープに見えてしまう。映画はどれだけ安い製作費でいい話を作るかと、どれだけ金を注ぎ込んでスケールのでかい映像を作るかの二分されると思う。そういう意味では中途半端だったのではなかろうか。
back ground TV:「スポーツうるぐす」(日テレ)
11/11/27(SAT)
社内結婚。結婚式の2次会ということで、銀座で飲む。結婚式の2次会ということでちょっとしたゲームもあり、ビンゴもあり。しかし新郎も新婦も会社の人ということで、出席者のほとんどが会社の人間。会社の宴会と化していた。
グループ分けされて新郎新婦にまつわるエピソードクイズ。3位になりジグソーパズルが賞品。ビンゴも風呂に入れる青い塩を景品でもらった。クイズの賞品はじゃんけんで新郎の友人が持っていき、塩は要らないので会社の同期の女の子に贈呈。
3次会では新郎新婦は不在。前回、共に大学時代のサークルの先輩である新郎新婦の結婚式では4次会までいたが、やはり普通は2次会までくらいなのだろうか。ビール、カクテル、ビール、カクテルで酩酊。
back ground TV:「JAPAN COUNTDOWN」(テレ東)
11/11/22(MON)
渋谷シネマライズでレイトショーの映画「π」を見る。休日前だからか座席は満員。立ち見と言われて結局座席と座席の間の階段に直に座って腰を痛くしながら見た。
ユダヤ人の数学者マックスの持論は全ての物は数学の法則に従っているというもの。彼は株式市場の法則を見つけようと持病の頭痛で幻覚を見ながら研究している。そのうちに法則の鍵を握る216桁の数字を見つける。ユダヤ教の神秘主義集団や株屋の裏組織などに狙われながら、どんどん幻覚がひどくなりついには・・・
全編モノクロでテンポの早い映像と音楽。しかしストーリーが難解。別に数学が難しいというわけではなくて。どこまで現実でどこからが発作による幻覚かわからない。
「あれは何だったんだろう」って見終わって数日後くらいまで考えさせられる映画かもしれない。
せっかく渋谷に来たので、109のエゴイストのカリスマ店員なるものを見に行ってみた。109の4階にあるその店は白壁の洞窟をイメージしたと思われるオブジェで囲まれて数カ所ある入り口から入るようになっている。その入り口からチラッと眺めるに、客だかなんだか区別がつかない服装のお姉ちゃんがだらだら立っていた。あれがカリスマ店員か。運悪く、噂に聞く馴れ馴れしい口調での接客を見ることはできなかった。109に二度と来ることはないだろう。
back ground TV:「春夏冬中」(cx)
11/11/21(SUN)
陽が落ちるのも早くなり、めっきり寒くなると、銭湯が恋しい季節になってくる。久しぶりに近くの銭湯「杉の湯」へ向かい、¥385を支払って入場。夜10時過ぎに行ったのだが、中には6〜7人の客がいるだけで比較的ゆったりできる。
一番最初にこの銭湯に行ったとき、背中に大変アーティスティックなもんもんをのせているお方がいらっしゃったので、まず、お客の背中をチェック。どうやら大丈夫らしい。体を洗い、お約束のジャグジーに背中を当ててみたり、薬湯にはいったりと、リラックスタイム。男を磨いたが、すっかり身体中が漢方臭くなってしまった。
湯上がり後、飲んだ「オレンジパイン・オレ」の美味しいこと。フルーツ牛乳の懐かしい味。
日頃、ユニットバスでシャワーを浴びる程度なので、たまにはうれしい大浴場。
back ground TV:「スポーツうるぐす」
11/11/16(TUE)
なんでも今日は木枯らし1号が吹いたそうで、どうりで寒いわけだ。信州帰りとはいえ、これは堪える。
冷たい風に晒されながら、コートが要る季節の到来を痛感する。
もう、七五三も終わり、クリスマス、師走、年越し、ミレニアムと一直線に年末に突き進んでいく。会社で一括注文をしていた年賀はがきも届いた。1999も最終コーナーを曲がった。
クリスマスソングが流れ始め、街にイルミネーションがきらめき、どちらを向いても緑と赤に彩られる。私はそんな季節が大ッ嫌いだあ。今年は12月24日に笑っていいとも特別号と明石家サンタを見ないようにしたいものだ。
back ground TV:「ワールドビジネスサテライト」(テレ東)
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