けふの出来事
01 9月後半の日記

13/09/16(SUN)
今日は池袋へ出向いて、お目当てのマンガを買う。ビジネスジャンプ連載中の「ONE OUTS」(甲斐谷忍/集英社)1〜5巻。
沖縄で米兵相手にピッチャーがゴロを打たせるか三振を取るかすれば勝ちの賭博野球「ワンナウツ」で無敗を誇る渡久地に勝負で勝ったリカオンズ主砲の児島は渡久地をピッチャーとしてチームに入団させる。そこで渡久地はリカオンズオーナーと1アウト取るごとに500万円の報酬、その代わり1失点ごとに5000万円払うというワンナウツ契約を結ぶ。120キロ台しか出ないストレートしかない渡久地だが、回転を変えられるストレートと、相手の心理を読む駆け引きで、数億円を稼ぐ。しかしそれでは済まないのはカネが一番のオーナー、ありとあらゆる手を使い、渡久地に失点させようとする。
作者の言葉にも、これまでの野球マンガへのアンチテーゼで、主人公のピッチャ−が剛速球を投げない、努力と根性が必ずしも勝利に結びつくとは限らない、そして主人公が悪党であると、こうあるように、今までの野球マンガとは大きく違う。特に水島脳内劇場で160キロのボールをホームランするとか、そういうのも確かに飽きてきたところもある。
首位千葉マリナーズとの試合。渡久地が16対0で負けていたが、それがこの日大雨警報が出ると知っていた渡久地の試合引き延ばしの作戦であったとマリナーズは気付く。引き延ばすために渡久地はボールを真下に投げたり、プレートを踏まずに投げてボークになり、5回まで試合成立をさせようとマリナーズの打者はバッターボックスを投球動作中に変わったり、1塁でなく3塁に走ってアウトになるなど反則合戦。
こういった、ルールの中でその裏道を見つけたり、人の盲点をついたりするという話が大好きなのである。カイジもそうだし。というかこのマンガもギャンブルマンガと言えなくもないのか。
巣鴨に本店があり、昨日その前を通ったとき、また食べたくなったカレーうどん屋「古奈屋」の支店が池袋東武百貨店にある。本店は立って行列なのだが、支店は行列用の椅子があり、こっちの方がモアベター。 このマンガのおかげで、普段は嫌いな行列も間がつぶせ、苦もなく並べた。1200円のカレーうどん。ミルクかクリームでまろやかなのだが、後からスパイシーさが舌を襲う。そんなカレーつゆにコシのあるうどんをからめながら頂く。美味。有名なラーメン屋とかメディアで紹介されている店に実際行っても、リピートするほど旨いというのは少ないが、この店はそうではない数少ない店。
back ground TV:「ベスポジ」(テレ朝)
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