けふの出来事
01 1月前半の日記
13/01/07(SUN)
「ISOLA 多重人格少女」をレンタルビデオ屋にて借りてきて鑑賞。昨年の角川映画で、木村佳乃と黒沢明の孫娘、黒沢優主演。
阪神淡路大震災直後の神戸にボランティアにやってきた由香里(木村)は人の心を読める能力のため、人を信じることができない。偶然出会った千尋(黒沢)は多重人格。そしてその内1つの人格である磯良(いそら)が人を呪い殺す。この原因は地震が起こった時に幽体離脱の実験をしていて死んだ高野弥生の霊が千尋に乗り移ったためで、一緒に実験をしていた真部(石黒賢)を殺そうとしているのだった。
多重人格というかなり難しい役を新人が演じているというので、どんなものかと思いきや、13くらいあるという人格で出てきたのは3つ4つ。しかも大した演じわけをしているわけでもない。そして、後半は高野弥生の霊と由香里・真部の対決、最後には真部が自分の肉体に弥生を引き入れ、自殺するという落ち。
全体的に画が暗すぎて、映画を楽しむ前に何がなんだかわからない。ホラーだからといって、あれは暗すぎだろうと。話も何か安易だし。がっかりする。
back ground TV:「ガキの使いやあらへんで」(日テレ)
13/01/06(SAT)
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を、板橋の文化発信地、ワーナーマイカル板橋で鑑賞。
アメリカの片田舎に住む、セルマは息子と二人暮らし。ビル・リンダ夫妻の家の庭にあるトレーラーに住んでいる。セルマは遺伝性の病気で目が悪く、失明寸前。しかし、同じ病気でいずれ失明する息子のために手術代を稼ぐべく、工場に勤め、内職に励み、こつこつ貯金をしている。彼女の唯一の楽しみは大好きなミュージカルを空想の中で演じることである。そんな中、ビルにその貯金を盗まれ、勢い余ってビルを殺してしまう。そして死刑。
そんな話を通常のシーンはドグマ95と呼ばれるようなハンディカメラを使ったドキュメンタリータッチで描き、話の合間にセルマの空想によるミュージカルシーンは100台以上のデジタルカメラを固定した上で撮影し、カット割りもきっちりとされている。このようにして「現実」と「空想」を描き分けて、ミュージカル特有のいわゆる急に歌い出すという不自然さを解消している。そして厳しく辛い現実(ドキュメントタッチ)と、「ミュージカルには怖いことは起きない」というセルマの台詞に象徴されるように明るく楽しい空想世界(ミュージカル)の対比が、とてもいい。現実のシーンはミュージカルに至るまでの長いフリとなっている。そして最後絞首刑になるシーンで現実と空想が1つになる。
セルマ演じるビョークはアイルランドのミュージシャン。カンヌで主演女優賞を獲得したその演技は、ビョーク自身の存在感。普段のセルマの生活感溢れた感じとうって変わって、ミュージカルシーンではオーラが出まくって歌い、踊る。線路を歩いていて貨車とすれ違い様に始まるミュージカルシーンは絶品。
宣伝では、泣ける映画らしいのだが、(実際、映画館でもすすり泣きの声か風邪ぎみで鼻をすする音か分からないが聞こえてきた)私は全然泣けない。というか泣きどころがわからない。この映画はミュージカル嫌いの私でもミュージカルを見て楽しく見れるという映画。
back ground TV:「JAPAN COUNTDOWN」(TX)
最近の読破本:
「日経エンタテインメント」2月号(日経BP社/¥500)
13/01/04(THU)
いよいよ到来21世紀。この100年に一度の年末年始は例年比較20%増の寝正月。大晦日に紅白を見て、元旦に爆笑ヒットパレードを見る。1日ぐらい旧友と飲んだ程度。
21世紀だあって騒いでいるわりには、何も変わらぬ日常。今年もよろしくお願いしまあす。
back ground TV:「ジャンクSPORTSスペシャル」(cx)
本日の読破本:
「正論」2月号(産経新聞社/¥680)
「地名の世界地図」(21世紀研究会/文春新書/¥780)
「爆笑問題の学校VOW」(爆笑問題/宝島社文庫/¥495)
「天国の悪戯」(喜国雅彦/扶桑社文庫/¥648)
「ウソの科学騙しの技術」(日垣隆他/新潮OH!文庫/¥543)
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