けふの出来事
1月後半、iMac粉砕中の出来事
活字ジャンキー雌伏時報告
iMacが壊れた1月15日より、2月5日までの約20日間、阿呆みたいに本を買って、読み捨て、本を買って、読み捨てしていました。部屋の片隅に無造作に積まれた本がその壮絶さを物語っています。
ここで、その一覧をディスクローズし、披露しようと思います。
書籍
ニッポンの知識人(宮崎哲哉・スガ秀実・高澤秀次/KKベストセラーズ/¥1500)
松本坊主(松本人志/ロッキング・オン/¥1200)
ロゴスの名はロゴス(呉智英/メディアファクトリー/¥1200)
賢者の誘惑(呉智英/双葉文庫/¥514)
おかしいネット社会(別冊宝島/¥1000)
突破者それから(宮崎学/徳間書店/¥1600)
ほんの一冊(いしいひさいち/朝日新聞社/¥952)
戦争論争戦(小林よしのり・田原総一朗/ぶんか社/¥1500)
蒼天航路15巻(李學仁・王欣太/講談社/¥505)
雑誌
散歩の達人2月号(弘済出版社/¥550)
日経エンタテインメント!3月号(日経BP/¥480)
SAPIO 2月24日号(小学館/¥390)
正論3月号(産経新聞社/¥680)
格闘技通信 2月23日号(ベースボール・マガジン社/¥690)
マップルマガジン北海道(昭文社/¥733)
以上
ビバ北海道(11/01/31)
1月31日から、2月3日まで極寒の北海道へ、旅立った。
今回の旅の目的は「北国の芸術品、流氷を見に行く」である。
都営浅草線から京急より羽田空港に向かう。今まで、浜松町からモノレールに乗っていたが、あれはかなり面倒臭い。地下鉄で羽田へ行けるのはとてもスムース。
空港で搭乗手続きし、JAS機に乗り込む。なんせ金券ショップで初めて買った航空券のために、イマイチ予約が本当に取れているか不安視。でも幸運にも予約は取れていたので搭乗。
羽田空港から千歳空港までこれといった天候不順も健康不順も無く、北海道に上陸。周囲に何も無いだだっぴろい滑走路、動く歩道かと思いきや、乗っている途中から下りエスカレーターになる頭悪い構造のターミナル。JRに乗って札幌駅へ。外はあっと言う間に吹雪になっている。到着したとたんに手荒い洗礼。大丈夫か?電車が止まらないかと不安だったが、全然平気である。さすが雪国の鉄道。東武東上線とは大違いである。(東上の上は上州・上越の上らしい。群馬・新潟までつなげる気だったらしい。豆知識)
札幌駅には中学高校の友人、O氏とその彼女が出迎えに来ていた。まず、「味の時計台」で札幌ラーメンを食す。婚約指輪の入ったケースぐらいの大きさのバターがのっかっているラーメンに北海道イズム満載。日本三大がっかり名所の一つ時計台を見、雪が降って見晴しのよくない中、 TV塔に登る。ミニマムな札幌観光をする。
この日は「肉利用学」の試験を明日に控え、私の相手をしていられないO氏の家に泊す。北海道でも東京と週遅れになっていない「全日本プロレス中継30」が放映されているのでびっくり。
ビバ北海道(11/02/01)
O氏の大学を見学し、牛を解剖した後にその死体を焼く焼却炉を見たり、彼女にその大学で作った特製バターをもらったりして、小樽へ。一面の銀世界の北海道、小樽も寒い。とりあえず海鮮ゲットだぜと、寿司屋通りへ歩をすすめる。めぼしい店を探し散策していると、40〜50才のおばさんに呼び止められる。
「お兄さん、昼まだ?」
「あ、まだですけど。」
「この通りの店はね、観光客相手の店多いから、さっき会ったお客さんも美味しくないって怒っていたよ。」
「そうなんですか?」
「うちの店はね、お小遣いに余裕あればね、感動して帰ってもらえるから。」
と、現代人の渇している「感動」のふた文字を使う策略にまんまとはまり、通りからちょっと路地に入った「なじみ寿司」に入ってしまった。
そこで、おばさんは「おこづかいに余裕があれば、このぜいたく丼を食べて行って感動してほしいの。板に乗ったウニ1枚分食べることなんてないでしょ。そのウニとかイクラとか刺身とかのってるから、お客さんけっこう感動して帰ってもらえるのよ。」
¥5000のぜいたく丼は、口車に100%乗るのは嫌だったので、¥3600のなじみ丼を食べた。
大きい甘えび、かに、鮭などの刺身、いくら、うにがご飯の上に乗っている。ご飯の量に不満だったが、海鮮は大満足。一応感動したと言うことにしておこう。
小樽では、他にガラス館や、オルゴール館を巡り、当初バカにしていたが、ガラス工芸の実演とかもあって、よかった。これはカップルで来たらなおムーディーであろう。独り身に辛い街、小樽。(アド街ック天国の最後に作るコピー風)
札幌に戻り、O氏と「日の出本舗」という無国籍居酒屋で飲む。「バナナボーイ」というオリジナルのカクテルを注文したら居酒屋のねーちゃんが首をかしげる。どうやら不味いらしい。それは挑戦しなければ嘘だと思って、飲む。粉ジュースをとかした味。
この日は23:00札幌発網走行の「オホーツク」の寝台車にて泊。池袋のみどりの窓口の職員も「オホーツクに寝台なんてありました?」というほど、レアなシロモノ。1両しかついていないし。
車中ベッドで日記を書いていると(それを素にこの文章を書いている)、隣のベッドのおじさん(伊東四郎似)が、「こんな暗いところで書けるかね?」と話し掛けて来たので、話をする。おじさんは仕事で松本、長野、名古屋、大阪と回って、札幌から美幌へ帰る途中とのこと。おにぎりをくれた。旅で会う人とのふれ合いを体験。朋友やロッコツマニアの気持ちが分かった。
ビバ北海道(11/02/02)
朝いちで網走駅に着いて、そこでG馬場の訃報を聞く。冥福を祈りつつ、キンと空気の冷たい網走の街を歩く。もちろん誰もいないし、コンビニしか店は開いていない。港へ行って流氷観光砕氷船乗り場へ行くと、今日は流氷が沖合いにあり、風の影響で流れて来ていないので流氷は見れないと言われる。北海道に来さえすれば、見れると思っていただけに大ショック。とりあえず明日の乗船を予約。
今日はバスの一日乗車券を買って(結局損だったが)網走観光。網走刑務所では塀の中から湯気が立ち上がるのを見、網走監獄博物館では昔の監獄の様子を見学。
オホーツク流氷館では、冷凍庫の中で流氷を保存しているのを触り、バーチャル流氷砕氷船運転のゲームでは「船長失格」の烙印(何がどうすればいいのかが全然不明)。クリオネをじーっと見ていたら館のお姉さんがクリオネの説明をしてくれた。客はいないし暇なのだろう。数年前に海でクリオネが手ですくうほど大漁だったらしい。それはそれで恐い。
北方民族博物館。エスキモーとかアイヌとかの生活を紹介する展示。補助金で建てました、みたいな壮麗な建物。でも客は少ない。
明日、流氷が来ることを期待しつつ、一泊朝食のみで¥4000というおそるべし安さの宿に泊。昔の下宿のような造りで6畳の和室。
夕食に寿司を食べて、夜、TVを見ていたが「鶴と龍」がやっていた。ちなみに2/13に東京で見た「鶴と龍」が網走で見た回だった。北海道で東京より先に見れるとは。
ビバ北海道(11/02/03)
ついに北海道最終日、流氷を見に行くために駅に行きコインロッカーに荷物を放り込んだ。すると、手に腕時計がない。宿まで戻って道ばたをみたりして探したが、ない。北の大地で8年もしていた時計を紛失するとは。空は晴れて鼻毛が凍るほど寒いのだが旅の前途は暗雲立ちこめる朝である。
港へ行って流氷観光砕氷船おーろらに乗船。しかしこの日も流氷は沖合いに。その代わりに砕氷船が流氷の上を進む写真のテレカをもらえる。なぜ、そんなものをもらいに 網走まで来ているのだろう。しゃく然としない思いが身を包む。
海水が凍った薄い氷(これはロシアのアムール川の水が凍って流れてくる流氷とは違う。豆知識)を下を見ながらのクルージング。へさきに立ってタイタニックしているカップルいないかと、甲板に出てみるが、へさきの方には立ち入り禁止。さすがにいなかった。カップルもそんなにいなかったが。
小一時間でクルージングも終わり、飛行機の時間もあるのでオホーツク水族館へ。客は3〜4組しかいない閑散とした水族館。庭にはゴマフアザラシが10頭ほど泳いでいる。¥100で生魚を買ってアザラシに与えられる。「少年アシベ」のゴマちゃんなど可愛いイメージがあるゴマフアザラシだが、「ギャー、ギャー」とかなり凶暴そう。クリオネや旨そうなカニや魚が水槽に泳いでいる。
帰りのバスで二人で旅行する女の子と話す。友達同志で一人は札幌から、もう一人は大阪から来ている社会人。紋別やサロマ湖の方にも行くらしい。何故か私とツーショット写真を独りづつ撮った。どうするのだろうか。もし万一見ていたら送ってほしいんですけど。
14:20女満別からの飛行機、20分遅れで出発。程度の悪い学校の修学旅行生にもまれつつ帰京。
けふの出来事最新版に戻る
トップページに戻る