けふの出来事




01 10月前半の日記


13/10/14(SUN)

 ついに自動車が来る。大学の先輩から車を譲ってもらうことになって、東奔西走だった。車を手に入れることがこんなにも大変だとは。
 まずは駐車場を確保。これは近くの不動産屋にお得な物件があったので、早速ゲット。しかし、陸運局で名義を書き換えるには、警察署で車庫証明が必要、その車庫証明を取るには区役所で印鑑証明が必要、それにはそもそも印鑑登録をしなくてはならない、すると、まず印鑑が必要と、芋づる式に必要なアイテムをゲットしなければならない。ちょっとしたRPGである。
 昼休みに会社の近くの印鑑屋で注文し、神田警察署で車庫証明の用紙をもらう。先輩から車検証やら、名義書き換えに必要な書類をもらう。第一の難関は車庫証明の書類記入。駐車場の場所を示す地図は不動産屋にコピーしてもらってあったのでよかったが、駐車場の回りの道路の幅や駐車スペースを記入する配置図欄を作成するのに、会社帰りに5メートルまで測れるメジャーを買って、夜の駐車場でひとりぼっちの測量。しかもそこは、住宅街の中で人の家の横に2台くらい停められる、一見その人の家の駐車場であり、そんな中に入ってこそこそメジャーで測っている男は明らかに怪しい。職質されても仕方がない感じである。
 そんな隠れた苦労をして作成した車庫証明。それを提出するのが第二の難関。会社に遅れていくことにして、朝から作戦開始。まず、8:30スタートから成増出張所で印鑑登録・証明書作成。証明書をコンビニでコピーして、高島平へタクシーで向かい、高島平警察で車庫証明を取る。1階の受付で書類一式を見せると、何かしらコンピューターを叩き、結果領収証を出して、「これ持って2階の会計で2000円を納付してください」わざわざ金を払うだけに1階から2階へ。そこで2000円を払い、また2階から1階の受付へ。すると、警察官のおっさんがその証明が降りる日を知らされ、「今日は、休みですか」とスーツ姿の私に言うので、「いえ、これから会社です。」「家には他に誰か来てくれる人とかいないの?」「いや、独り者なので・・」とちょっと話しをして、帰りしな、気が着く。「は、これはプチ尋問!」書類提出で氏素性が分かっているのだから、軽妙トークで個人情報をガツンガツン仕入れようという作戦。さすが日本の警察。スキがない。
 そして、今日の納車とあいなったわけである。駐車場に入れ、この駐車場を管理している隣の家(前述の通り、まるでこの家の庭先にあるこの家の駐車場みたいな感じでなのである)に御挨拶。お菓子を持っていったら、その効果は絶大、2台の間にはこれまでラインがなかったのだが、その後すぐにロープが張られていた。  後輩を横に乗せ、近場をふらっと、マイカー初運転なるものを行った。あとは保険に入って、名義書き換えするばかり。


bacck ground TV:「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」(日テレ)


13/10/06(SAT)

 ペナントレースも大詰めに差し掛かり、ヤクルトスワローズはマジック1のまま足踏みをしている。4日に地元V胴揚げを見ようと、会社帰りに神宮球場で観戦したところ、12回延長のまま引き分け、試合終了時間が11時過ぎになるという疲労感のみが残る試合だった。
 そこで横浜スタジアムで行われるヤクルト・横浜戦で優勝決定の瞬間を目撃しようと、大学の先輩(ヤクルトファン)後輩2人(西武ファンとロッテファン)で向かった。
 12時頃行くと外野自由・内野自由ともに長蛇の列。3塁側内野指定席を購入し、中華街で昼を済まし、試合開始1時間前の1時ころ入場。さすがに3塁側ヤクルトサイドはたくさんの人。試合開始間際にはヤクルト側の内野・外野と横浜の外野席はほぼ埋まっていた。
 先発横浜野村・ヤクルト山部。1回表に古田の適時打で1点先制するものの、その裏に山部のコントロールが悪く、押し出しで1点献上、同点に。なおも2回裏には3点を取られ早々にノックアウト。山部はスタンドからの罵声を浴びながらベンチに退場。その後、中継ぎ陣の活躍で中盤戦は0行進。しかし、打線が振るわず、点が取れない。観客も「もう、今日はないか」と諦めムード。今さらながら電光掲示板を睨んで、「それにしても山部が腑甲斐無い」と改めて腹をたてる。
 そんな沈滞ムードを吹き飛ばしたのが、8回表に飛び出したペタジーニの同点スリーラン。ライナー性の当たりがライトスタンドにあっという間に飛んでいった。観客総立ち。青い傘を振り回しつつ「東京音頭」の大合唱。レフトスタンドが一面青いビニール傘で染まる様は圧巻である。
 そして、7回・8回を五十嵐が150キロ台の速球で魅了する。横浜のバッターが全然打てない。今季調子そ落としていた五十嵐だが、この日はいいピッチングをしていた。それにしても山部!(まだ怒りは納まらず)
 そして、10回の表に2死1・3塁で古田の打席で暴投。3塁の飯田が帰りまず1点。「これで勝った!」と大喜びしていたら、古田が適時打、もう1点入った。
 そうすれば、裏のマウンドはこの人しかいない。高津である。リリーフカーに寄せられる「タカツー」の声援の嵐。横浜のクリーンナップ中根・佐伯・谷繁を中根にヒットを打たれたものの、佐伯をゲッツー、谷繁も内野ゴロに打ち取りゲームセット。
 紙テープと紙吹雪が舞う中、宙を舞う若松監督。かなり高く飛んでいた。鳴り止まない歓声と万歳。ファン冥利に尽きるとはこのことであった。
 そして、その足で名古屋に住む後輩と湯河原に合流し、彼の実家が持っているリゾートマンションに泊まり、勝利の美酒に酔いしれた。


back ground TV:「ベスポジ」(テレ朝)


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