けふの出来事
4月後半の日記
11/05/31(MON)
「国家と戦争」(小林よしのり・西部邁・福田和也・佐伯啓思/飛鳥新社/¥1500)読破。「国家」とは、「戦争」とはのテーマで当代を代表する保守の論客がケンケンガクガク。まずは宮崎哲弥などの「戦争論」批判のあさってぷりを批判し、「私」が闊歩するアメリカに押し付けられた日本に 「公」を目覚めさせるにはを徹底討論。
国とはステートという「国家」的規律性、パブリックというサロン的公共性としての「人格性」、カントリーとしての私的集団性の3つを含んだ諸要素の結合体である。それが、「戦争論」を批判する人々は、その「個」に 「国家」を対立させる。むりやりにも。
佐伯先生がクールにアカデミックに説けば、西部先生が熱く語る。そんな本。装丁がかなりかっこいい。
明日は「正論」発売日。
back ground TV:「SMAP×SMAP」(cx)
11/05/29(SAT)
早慶戦第1戦。13:00より神宮球場にてプレーボール。8連勝中の早稲田はここで慶應に完勝して、完全優勝といきたいところである。
しかし、毎回ヒットはでるものの打線につながりがなく、タイムリー欠乏症。しかも4番でキャプテンの梅沢君が大ブレーキ。結局3対0で完封負け。「紺碧の空」を唄わせてももらえない。
しょんぼり早慶戦となった。
30日負けるか、日・月曜日と連勝すると、提灯行列が行われる。負けて優勝パレードも盛り上がらないが、どうなったのだろうか。
back ground TV:「演歌の花道」(テレ東)
11/05/27(THU)
アフター5、飲もうと思って昔聞いたTEL番号の友人に電話すると、留守電なので、メッセージを吹き込んだ。すると、電話がかかって「ブルった」ので、出てみると、全く知らない女の子。どうやら電話番号が違うらしい。「じゃあ、せっかくだから会おうか。袖摺りあうも他生の縁というし。」なんてふざけたことも言える訳がなく、謝って電話を切る。
そして、数時間後、充電機の上にあったPHSがガタガタ言うので、出てみると、切れていた。着信履歴を見て、電話をかけなおすと、またその人。なんだかよく解らないが、かかって来て迷惑。
アドレス帳を見ると、TEL番号が間違って登録していた。なあんだ、と思って、電話してみて確認すると、「アパーマル」と男が出た。これも番号が違うらしい。しかしこの男、「**君ですか?」って聞くと、「違います」とめちゃめちゃ日本語だったが、あの出たときの言葉は何語の「もしもし」だったのだろう?
たった今、別の友人から電話があって、正しい番号を聞く。一件落着。
back ground radio:「ナインティナインのオールナイトニッポンsuper」(LF)
11/05/24(MON)
「ホントは社員に知られたくないニッポン会社のしくみ」(造事務所編/イーハトーブ出版/¥1200)読中。
株式会社の基礎知識、年金や保険、給与明細、有給・休日出勤の法律知識、などが解りやすく説明されている。章頭にマンガがあって、えてしてこういう「解説本」のマンガはつまらないのだが、この本のそれはそこそこレベルが高く、おもしろい。図表もすっきりしていてそんなにうるさくない。(見開きごとに図解があるのは趣味的に嫌だから)
法学部出の私も給与明細の見方、金額の計算方法など、 意外に知らなかった。法律の素人にもたぶん読みやすい分量、文章。イーハトーブ出版という「と学会」とか「ネコマンガ」とかのユニークな本を出しているところから、こんな法律実務書が出ているのが新鮮だった。数多くある法律・ビジネス出版社もこういうセンスが必要なんでしょうな。
back ground TV:「SMAP×SMAP」(cx)
11/05/23(SUN)
大変天気のいい日曜日。家をでないで、コンピュータの前に。ウェブの新コーナーづくり。
昔の日記を引っ張り出して、いつどこで飲んだかを記録。これをサイトで公開しようという、誰が得すんねんというもの。
これが結構大変な作業。HTMLだけでテーブルタグをいちいち使って、カレンダーを5年分作るのはしんどい。そしていちいち日記を見て場所と店と誰と飲んだのかを書いて、リンクさせるタブもつける。
そんな報われない苦労を重ねて、近々完成予定なので、お楽しみに。
back ground TV:「リゾチャラ」(日テレ)
11/05/18(TUE)
私の情報源、中吊り広告で気になる新雑誌を発見。さっそく買って読破。「サイゾ−」6月号(インフォバーン/¥690)は吉野紗香が表紙。
「ラジコン技術6月号増刊」ってのが大変気になるが、あの大コケした「週刊アスキー」の匂いがぷんぷんしてならない。それがうれしくってつい買ってしまう。
「週アス」は表紙と裏表紙どちらも表(笑)という画期的な縦書き横書き併用システムで登場したが、1年ほどで単なるパソコン雑誌と堕してしまった。その間のバックナンバーを未だに持っている私としては、それ以降に星の数ほど創刊した雑誌は、ブリオだのベローチェだの広告印刷のために雑誌が多くて辟易していた。
ここに表れた「サイゾ−」。こまかい記事のオンパレード、吉本隆明のインタビュー、宮崎哲也・宮台真司の対談から鶴太郎、本宮ひろ志、菅直人までひねくれた視線まとめられた記事が並ぶ。
「鶴太郎という病」では最近多いアーチスト気取りを斬り、本宮ひろ志インタビューでは、本宮作品は「サラリーマン金太郎」は見たこと無くても「実録たかされ」は読んだことある私でも楽しめる。とにかく豪放磊落。
イラストやレイアウトがごちゃごちゃしているページとスッキリしているページがバランスよくて読みやすいと思った。
こばへんこと小林弘人という人が会社興してこの雑誌を作ったらしいが、この辺の事情などはどうなっているのだろうか。調べる価値ありそうだ。
〜調べました。「WIRED」の編集長だったんですね。会社興してこの雑誌作った訳ではないみたい。前からあるらしい。「WIRED」は1回銀座の教文館で立ち読みをして面白い雑誌だとは思ったが、あまりに書店に行っても見ないので忘れてしまった。昨年廃刊した。〜以上追加
back ground TV:「大相撲ダイジェスト」(テレ朝)
11/05/16(SUN)
「大甲子園」1巻(水島新司/秋田文庫/¥610)読破。「ドカベン」の文庫版を全巻持っている私としては、この「ドカベン」の続編、そして他水島マンガの「球道くん」の中西球道や「一球さん」の真田一球とも対決するこの「大甲子園」が文庫化した。これは買うしかない。揃えるしかない。
第1巻は白新高校、不知火との対決。以前マンガ喫茶で全巻読破したが、ほとんど内容を忘れているため、新鮮に読める。いいのか悪いのか。
「サイバースペースからの挑戦状」(河上イチロー/雷韻出版/¥1400)も読破。「紀宮殿下サイト」や「Nシステムページ」を作る筆者が、世を騒がせるホームページの作者との対談を通して、インターネット批判をするマスコミへの反論、インターネットの可能性を探る。世の中には「共産趣味者サイト」「あやしいわーるど掲示板」などマスコミではのぼらない話題を公開するページが多くある。
マスコミでは出て来ない情報がネットの中で流れる。情報の受け手が情報を選別する時代が来ていると言うことらしい。
back ground TV:「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」(日テレ)
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