けふの出来事
12月前半の日記
11/12/12(SUN)
昨日のアルマゲドンと一緒に借りてきた「スライディング・ドア」を見る。
イギリスが舞台。彼と同棲中の女性ヘレンが会社をクビになり、その帰り、地下鉄の閉まりそうなドアに滑り込みで乗れるか、乗れないか。それによってその後の人生が変わるという話。
乗れた場合。帰ると彼は別の女性とベッドにいる。彼とわかれたヘレンは髪の毛も切り、新しい会社を始め、その地下鉄で会ったジェームスと恋に落ちる。しかし、浮気相手と別れた彼もヘレンと寄りを戻そうとするが・・・
乗れなかった場合。地下鉄に乗れなかったので、タクシーに拾おうとしたらひったくりに荷物を取られそうになり、そのはずみで額に怪我をして病院に行ったりして、帰りが遅れる。そのおかげで彼氏の浮気相手とは会わずにすみ、ヘレンはアルバイトを始めて、彼はヘレンに隠れて浮気を重ねる。しかし、ヘレンも徐々に彼の様子のおかしいのに気付き始め・・
この2つのストーリーが同時並行に進んでいく。でもストーリー自体は1クール13話の連続トレンディドラマを99分に圧縮したみたいな、別れて、別の恋人ができて、なかよくなって、誤解で喧嘩もして、妊娠もして。
以前、映画公開していた時、都営地下鉄に貼ってあったポスターで面白そうかなと思っていった映画だが、ビデオでよかったかなと。
back ground TV:「サンデージャングル」(テレ朝)
11/12/11(SAT)
スペクタクル映画は我家の14インチTVでというポリシーのもと、「アルマゲドン」(主演ブルースウィリス)をビデオ屋で新作扱いでなくなったので借りてきて見る。
宇宙から地球にむかって突っ込んでくるテキサス州の大きさの巨大隕石。隕石に穴を掘りその中に核弾頭を入れて爆発させ、地球滅亡を防ぐために、ブルース率いる石油掘削のプロ集団がNASAに呼ばれる。ブルースとブルースの娘役であるエアロスミスの娘(ややこしい)の恋人をはじめとする14人が宇宙へ飛び立つ。
まあ、金をかけて、CG使い放題の映画。別にびっくりするほどのどんでん返しがあるわけでもなく、地球の危機〜人類を救うために戦う〜様々な困難に遭遇〜最後ギリギリで成功、のよくあるストーリーでそういう意味では安心して見ていられる。わかりやすいパニック映画、そんな感じ。
back ground TV:「うまなりクン」(cx)
11/12/07(TUE)
やっとのことで、ツカ(本の厚さ)が5センチもある大著、「国民の歴史」(西尾幹二著/産経新聞社/¥1800)を読破。
このボリューム、776ページもあって¥1800。ものすごいことである。
内容は、日本を中心にして世界史を構築したテーマ論集。これまで、西洋中心、マルクス主義史観にのっとって作られた歴史教科書で学んできた私たちには、まさに目からウロコ。何がすごいって、約1万年にわたる縄文時代は野蛮で無文化と思われてきたが、そうではない。ここに日本人の根本があり、このおかげで中国から漢字が伝わっても2〜300年もその使用を保留し、日本風に(仮名交じり文として)消化していくことができた。
このように、古代は中国、近代は西洋の文明を無条件に礼讃し、その伝来まで日本は暗愚の時代を過ごしていたとばかりに、過去を断罪するごう慢な、現在蔓延している歴史観を批判している。
大東亜戦争で日本が本当に負けたのは、戦闘ではなく、戦争後の戦争に負けたと西尾氏は喝破する。戦争というのは外交の手段であり、それ自体に善も悪もない。あるのはやり方の賢と愚である。戦争犯罪というのは西洋がこれまで繰り広げられてきた戦争の中で作ったルールに反したものであり、この犯罪は第二次大戦では日本だけでなく、アメリカも(原爆も東京大空襲も)、イギリスもソ連も中国もどこも犯していた。
これを戦勝国が裁くことができるのか。正義をいくら掲げて、断罪しても結局、力の強いものが正義なのかと、勝てば官軍なのか。戦争の勝ち負けはけっして勧善懲悪のように「正義が勝つ」ではなく、方法がうまいかまずいかである。「進歩的文化人」の方々は無邪気にも、あらゆる軍備を捨て、丸腰になって平和、平和とお題目を唱えていれば世界に平和がやってくると信じている。
そして、司馬史観に代表されるように、明治までは日本はよかった。でも昭和の一時期は悪かった。みたいな歴史の一時期を現在の価値観で歴史を断絶させる姿勢も、またごう慢。明治も昭和もひっくるめて自分の歴史を引き受けていかなければならないと説く。
歴史のダイナミズムのうねりをひしひしと感じた。スカッとした。
back ground TV:「対爆笑問題」(テレ東)
11/12/05(SUN)
このホームページもお陰様で 丸1周年を迎えた。
思えばこの1年、いろいろなことがあった。マックが壊れたり、デジカメを買ったり、HP作成が親バレしたり。
なんとか1年間こんな非生産的なことが続いたのも、ひとえに自分自身の忍耐力のなせるわざと考えている。
その間、HP業界を震撼とさせたコーナーが「ぐでんぐでん日記」と言えよう。大学に入ってから現在までの飲酒生活が赤裸々に表れている。周囲の人々にも、「あのときの飲み会も載ってる!」と記憶の彼方に忘れ去られた思い出も蘇らせると評判。2000年も続きます。でも、さすがにちょっとまずかろうということで、(親も我が息子のHPを見て、生活っぷりがわかって安心と言うが、どうも飲酒しすぎに心配しているようだ。)今後控える方針で。しかし、年末年始はただでさえ飲むシーズン。乗り越えられるか。
back ground TV:「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」(日テレ)
11/12/04(SAT)
ふらっと、巣鴨に行ったら、4のつく日ということで地蔵通りに市が立っていた。
巣鴨で乗り換えて通勤している癖に、とげぬき地蔵にも行ったことないではまずかろうということで、ぶらり。
地蔵通りからあふれる老人の群れを逆行しながら、露店が立ち並ぶ通りを見て回る。魚の干物とかも売っていて小さなアメ横。やはり、老人力の渦をかきわけつつ、高岩寺へ。ここにとげぬき地蔵がある。入ってみると、お爺様、お婆様の行列。先頭にある小さな黒い像に水をかけたり、さすったり。あれでとげが抜けるらしい。私はちょっとその行列に並ぶのは気恥ずかしいし、とげも幸いにささっていないので、並ばない。
高岩寺の裏手にはカレーうどんでたびたび雑誌やテレビに出ている「古奈屋」といううどん屋を発見。カウンター席が10くらいで、時間も夕食前にもかかわらず、満席だった。でもちょっと待ってれば食べられそうだった。しかし、空腹でなかったので、入店しない。
今度行こう。場所もわかったし。
夕闇に映える地蔵通り商店街。
見えないでしょうが、あるんです。とげぬき地蔵。
老人力のうねり。
back ground TV:「スポーツうるぐす」(日テレ)
11/12/01(WED)
世の中には理解不能な人間がいるようだ。
会社帰りに私のパーソナルハンディホンシステムを見たら、仕事中にPメールが入った形跡があった。私の周囲にPメールを入れてくるような友達もいないので、いぶかしく思いながら、着信履歴を見ると、見たことのない電話番号。Pメールを見てみると、「トモダチ・ニナロー・・エシテ・ヒロコ・」(原文ママ)とのこと。
いったいどういうつもりなのか。一種気味悪さすら覚える。このヒロコなる女性(本当に女性かわからないが)はどの理論展開でこういう行為に及ぶのか。そしてこの問いかけに応答する人間がいるのか。
以前も「Pトモナラナイ?オトコデス、コウ2。」(原文ママ)というpメールを頂戴したことがある。Pトモとはどういう料簡か。
どうも安いピッチだから学生が出るだろうと当たりをつけて適当にダイヤルしていると見える。よもやくたびれて顔色の悪い若手サラリーマンとは思うまい。こうやってアットランダムに電話してつながった人間と友達になるのだろうか。よくそんな恐ろしいことができると不思議に思う。一度もあったことのない人間はどうも信用できない私は(だからクレジットカードも持たない)こういう真似は到底できない。このヒロコ嬢にもコウ2にも電話する気にはもちろんなれなかった。
しかし、こんなので危ない目にあったりしないのだろうか。ちょっとモラールハザードした人間ならここにこの電話番号を公開することだってあろう。「インターネットは便所の落書き」なんてことを言った人もいたが、まさにそんな状況である。
back grounod TV:「パパパパPuffy」(テレ朝)
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