けふの出来事
2月前半の日記
11/02/15(MON)
東京都知事選、大変なことになっています。柿沢弘治も出馬表明しているし、明石康と自民党内でバッティング。後は、舛添要一、鳩山邦夫など。柿沢は自民党に反発をしたはいいけど、当選するとも思えないし。なんと言っても「政党の渡り鳥」。あれ、前は新進党だったけど、いま自民党なんだ。と言った感じ。
上京して丸5年にして初めての都知事選。(あれ、計算合わないぞ、と思ったが、5年前は選挙権が無かったのでした)やはり選挙はわくわくする。山口節生などの泡沫候補に会えるのも魅力。当然出るのだろう、山口節生(不動産鑑定士)。まず政党がらみの票計算ありきの出馬表明より、都知事になって何をするのかが問題だと思うのだが。そう思うと山口節生の方が(その方向性はともかくとして)志がある。公示日が楽しみである。
back ground TV:プロ野球ニュース(cx)
11/02/14(SUN)
「伊集院光の日曜大将軍」(TBSラジオ)を聞きながら、1月後半の日記をUPする。「伊集院のUP'S」(TBSラジオ/月曜AM1:00〜AM3:00)を聞くほど遅くまで起きていられない社会人には、伊集院のトークを聞ける貴重な番組である。
今日は奇しくもセント・バレンタインデイ。ラジオのファックステーマも「バレンタインのもてない思い出」。伊集院曰く、「この時期、どの番組もバレンタインの幸せな話ばかり。もてない男の代表としてバレンタインの嫌な思い出を募集。」
好きな人に年賀状を往復ハガキで出したら、帰ってこなかったとか、告白したら「あんた、鏡で自分の顔見たことあるの?」といわれたとかのFAX。(伊集院のラジオなのでえてしてネタも多いが)
伊集院は「2月14日に学校から帰って来て母親に、ハイお母さんから愛を込めて、なんて言われてチョコをもらうのが一番こたえる。学校でひとつもチョコをもらえずにこたえているのに最後のとどめを刺される。」と、もてない男たちの共通認識を一つのエピソードとして昇華させた。
ここで話は変わるが、学校で、職場で行われる義理チョコという制度はいかがなものか?うれしいのか?問題提起したい。
特に今年は2月14日は日曜日なので、世に義理チョコと言うものが蔓延することがないのかな、と安心すらしていた。しかし前倒しで配ったりするのですね。
しかし義理チョコとは難解な行事である。バレンタインデーとは愛し合う女が男にチョコレートをプレゼントするイベントと記憶している。まあ、チョコレートは菓子会社の陰謀としても、海外ではメッセージカードを送ったりすると聞いている。
恋人たちの愛の交換を年賀状や中元歳暮レベルへと移行させる日本人の人付き合いの知恵とでも言おうか。しかし、それらに比べて送る側にとってヴァリエーションの少ないこと。なんと言ってもチョコレートしか送る選択肢がないのだから。ただひたすらにチョコをあげると言う既成事実づくりが行われる。そのチョコに何か意味があるのだろうか。年賀状は思いきり「今年もよろしく」的なことが書かれているし、中元歳暮はお世話になりました。これからもよろしくお願いします。という感じが伝わる。それに比べてチョコは意味が見えにくい。なんだか一月後のホワイトデーよろしくという、非常に短いスパンでの人間関係の構築しかないのではないか。
学校、職場の人間関係の円滑作用を、恋人たちの愛の確認たるチョコの授受で行うことになにかしらの生々しさ、偽善ぶりを感じずにいられない。一刻も早くあの制度の廃止を願う。チョコなんてそんなに食いたくもないし。(こういうことを面と向かって女の子に言うと、「ひどい!」とか言うのだろうが、彼女らは本当に男性諸氏がチョコレートという食物を喜んでいると思っているのだろうか。ここがまさに偽善の風習)
11/02/13(SAT)
銀座の有楽町マリオンで「リング2」「死国」を見る。公開から何度も見に池袋まで足を運んだが、ことごとく「次の次の回で立ち見できます」とか、ふざけたことを言っているので、見れなかった映画である。朝一番、10:00の回の「死国」から鑑賞。
高知の山村で育った幼馴染みの三人、ひなこ、サオリ、文也。ひなこは小学校の時東京ヘ引っ越して、20年後に再び村を訪れる。サオリは高校の時川で溺死しており、その霊をたびたび見るひな子は、文也とその謎を探るが、そのうちに二人は結ばれる。一方、生前文也とつきあっていたサオリはシャーマンの家系であるが、その母親は四国お遍路参りを逆に回り、死者を生き返らせる儀式をしようとしていた・・・
はっきりいって、恐くございません。幽霊役の子はそこそこ可愛い(ミス東京ウォーカー)し、文也とサオリ、ひなこの三角関係の設定は、めちゃめちゃ暗くして、荒俣宏テイストを入れた「居酒屋ゆうれい」。切ないホラー映画?
12:05からの「リング2」、「死国」があんな調子だから、恐がらせてくれよと期待。
13:55終了。・・・意味不明。
つまんで話すと、「リング」で最初に死んだ女の子の友達や、松島奈々子の息子が超能力を持って、ビデオを念写したり、というか、よくわからないのです。ここまでわけがわからないというのにびっくり。「エヴァンゲリオン」の映画は意図的に訳わからなかったが(人類補完計画が終わりシンジとアスカが地球上に残り、アスカの首を絞めるシンジにアスカが「気持ち悪い」とぼそっと言って終わる)、今回は盛り込み過ぎて意味不明になってしまった、しかもそんなに恐くない。
映画館にいた人たちみんなの頭の上に???が浮かんだのが、見えました。「エヴァ」は終わった後、「ああ、そうきたか。むむう」だったが、「リング2」は「で?アレは何だったの?あの時のアレは?」と疑問がちっとも解決しない映画である。ポスターの貞と書いた女の子は誰かもわからない。
理詰めの恐怖と感情の恐怖のバランスが悪かった気がする。銀座まで足を運んでしょんぼりした週末だった。
back ground TV:「THE夜はヒッパレ」(日テレ)
11/02/12(FRI)
池袋から山手線に乗って巣鴨についた。営業からの帰社途中、午後四時頃である。そこにはものすごい人、人、人。あれ、今日は4がつく日か?そうならとげ抜き地蔵でお祭りしているから混んでいるのか?と、新宿のヨドバシカメラで買ったばかりのELGIN(このブランドの価値がイマイチわからないが)の腕時計の日付を見ると12日。この混雑の理由をはかりかねていると、近くのコギャルの話声、「今日、東洋大の入試だあ」
そこで納得も得心もいった。そういえば、2月の下旬、私の母校の最寄りの山手線の駅、高田馬場も少しうつむき加減の田舎者含有率の高い集団で賑わっていたことを思い出す。そこで、思い出シリーズ第二弾。
私がその田舎者含有率の高い集団の一員だったのは、いまから5年前。新宿のホテルから山手線に乗って高田馬場から東西線乗り換えで西船橋方面に一駅。これは事前に下見に行っているから大丈夫。いま思えば、あんなルートで迷いようが無いのだが、下見せずにいられない田舎者の悲しさ。そして、入試でかなりコテンパンにやられて、キャンパスのまん中にある創立者の銅像を見上げて、「ああ、これで銅像も見ることは無いんだなあ。」
帰りはいたづらに時間に余裕があるので、学校から、高田馬場まで、2〜30分の道のりを歩く。名物の古本屋街をもの珍しげにぶらぶら眺め、アイドルの写真集や古いマンガ本とかがこれでもか!と積み立てられているいかにも怪しげな古本屋。直接入れずに、とりあえず通り過ぎて、近くのサンクスに入って、それからUターンして入店。堂々と入れない田舎者の取り越し苦労。別に何か買うわけでもなく、結局在学中1回もその古本屋には行かなかったが。
あの巣鴨駅で老人の街の平均年令を一気に引き上げたうつむき加減の彼らはどんなキャンパスライフを送るのだろうか。とりあえず1、2年は埼玉県の朝霞市、畑の真ん中のキャンパスで。
badk ground TV:P-STOCK(cx)
11/02/11(THU)
外は雪、しかも休日をいいことにたまったビデオを当たるを幸い見まくり。
「メンインブラック」:トミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスが、黒ずくめの格好でエイリアンから銀河を守る、という映画。上映時にやたらメディアミックスで宣伝していて、どんなに面白いかと思ったが、(麺インブラックなんていうカップ麺もあったっけ)普通のエイリアンもの。まあ、それなりのCG、それなりの主人公の格好よさ、よくあるアメリカ映画。
「天国に一番近い男」「ケイゾク」「ウンナン気分は上々」(2/5放映分・TBS):今クール一押しのドラマ、「ケイゾク」をこの一連で見るのが、99年1月〜3月の習慣となりそう。事件のトリックは「名探偵コナン」で見たことあるヤツだったりするが、だんだん回が進むにつれ、渡辺篤郎がつけ狙っている人物の謎などが明らかになっていく。いや、楽しみ。
「もののけ姫」:スタジオジブリ作品、ガキがこんなの見て意味わかるのかなあと思う。子ども的には「コダマかわいい〜」とかで終わってるんだろうな。それで興行成績すごくよかったのだから、いかに大人が見ているかということ。
back ground TV:プロ野球ニュース(cx)
11/02/10(WED)
大学の後輩と池袋で飲む。今年就職活動を控えた三年生と話していると、つい自分がこの間まで活動していたと思っていたのに、もうすぐ社会人2年目に突入かと感慨深い。。光陰矢のごとしとはよく言ったものである。実際問題、人より1.5倍多く活動していたのだが。
2年前のまさにこの時期、リクルートスーツ、黒革靴、革カバンを東武百貨店で購入し、資料請求ハガキを書いて、杉村太郎の「絶対内定」を実践してみて(恥)、日経アドレを毎月購入していたことを思い出す。ノンバンクとか受けて、それをバッサリやめて5月頃マスコミに絞って、マスコミ受けて、マスコミ落ちて、ヤンサンの「SOME DAY」を毎週立ち読みして嫌な共感を覚えて、「就職戦線異常なし」を見て、「バブルの遺物、そんなバカな、織田裕二。」と全く参考にならなかったりして、日経アドレと就職ジャーナルを両方購入して、そんなことしている内に一度落とされた会社からまた連絡があって、役員や社長と面接して、9月の終わりにやっと内定ゲット。そして今ここに至る。
就職活動とは、人生のもろもろ面倒臭い手続きを練習する時期なんでしょうか。
back ground TV:幸せづくり(cx)
11/02/09(TUE)
「正論 3月号」読破。毎月、月初めのお楽しみである。小林よしのり氏の「戦争論」についての新しい歴史教科書をつくる会のシンポの模様とか中村粲氏と藤岡信勝氏の論争が載っていて相変わらず楽しませてくれる。
その中に芹沢俊介氏の「子どもたちのどこがいま危機的なのか」という評論文があった。これが、は?という内容。教育論や学校・子供を中心に評論活動を行っている氏は、吉本隆明一派と、小浜逸郎に辛らつにこき下ろされていた。
最近の「むかつく」を連発する子どもたちは1970年以降の消費資本主義社会への移行と成熟に伴い、我慢しない感性を身につけた世代であり、それを我慢できるか、できないかで測る大人の視点が間違っている。また、ある調査でムカツクことが「ほとんどない」と答えた子どもが男子14.6%、女子5.2%いるということが問題であり、我慢しない彼等は自分のからだを生きることができず、他人の体を生きている。こうして教育されたからだは、自己の意志の通らない集団的な体で、空洞化しつつあるのが危機的だ、と言っている。
結局、生徒の自由に個人主義を徹底した学校教育を、と日教組的発想をぷんぷんさせた文章で、我慢せずに授業中に私語し放題、ふらつき歩き放題の傍若無人状態と言われる学校の状況を擁護している。
そもそも、人間が共同生活を行っていく中で、我慢せずにいられるわけが無い。「(消費資本主義社会の)経済にとって消費の抑制は悪であるのに、人間を律する価値として相変わらず我慢を口にする」これがダブルスタンダードと批判するのだが、消費を我慢するのと、人間関係にキレて「あのヤローむかつく」と、ナイフを出すのと同一の基準と言うのが解せない。
さあ、みんな、大いにムカつけ、キレろとアジっている氏の文章は、私は子どもたちの好きなようにさせてやるよ、味方だよとこびているようで、それこそムカつく。
back ground TV:ラスチャン(テレ朝)
11/02/08(MON)
「マルタイの女」(伊丹十三監督)レンタルビデオでやっとのこと鑑賞。伊丹十三の遺作ともなったこの作品、カルト教団の殺人現場を目撃した女優に警視庁から身辺警護につく。その刑事と女優をつけ狙うカルト教団との戦いを伊丹十三の実体験をモチーフに描いている。
カルト教団側の弁護士役の江守徹、最近バラエティ番組によく出ているが、やはり文学座のお偉いさん(by「人気者で行こう」)。たった3シーンしか出ていなかったが、どえらい存在感。特に宮本信子に裁判での証言をしないように脅しをかける芝居は濃密な演技がとめどなく溢れて感心しきり。舞台だとまたすごいんだろうな。
そして、この中で殺人の実行犯高橋和也を逮捕する「トロという刑事」役の伊集院光。この逮捕シーンがかっこいい、かっこいい。伊丹十三はわれらの伊集院さんをあそこまで格好よく撮ることができる唯一の映画監督なのでしょう。伊丹氏の最後の置き土産。
「マルサの女」「ミンボーの女」などは名作だが、この「マルタイの女」も最後の作品にふさわしい作品である。つくづく伊丹氏の死が惜しまれる。
back ground TV:トゥナイト2(テレ朝)
11/02/07(SUN)
今日も今日とてスキー。しかし昨日のバッドコンデションとはうって変わって、晴れて風も無く最高のシュプール描き日和。ロープウェイにのりこんで頂上付近まで到達。山並がはるか遠くまで見渡せてロケーションは申し分なし。何故か他のスキーヤーも少なくリフトに並ぶことなくうれしい限り。草津国際はスノーボーダーがいないので滑りやすい。我がスキー人生最高といっても過言では無い。
明日は仕事なので午前中いっぱいで切り上げて、温泉に入って、いざ帰京。途中の郷土料理屋で牛肉のすき焼き風ときびめしを遅い昼食を取って渋滞にそんなにも引っかからずに帰宅。
いい事尽くめの週末スキー、明日から会社に行くのが恐くすらある。
back ground TV:「発掘!あるある大事典」(cx)
11/02/06(SAT)
5日金曜日の夜から、7日日曜日まで、会社のスキー部で、草津国際スキー場へスキーをしに出かけた。レンタルスキーから卒業し、マイスキーを購入(10/12/20の日記参照)して初めてのゲレンデ。つまりおニューのスキーの初おろしというわけだ。
昨日の夜遅くに着き、さっそく硫黄臭たっぷりの温泉に浸かり、宴を開き、就寝。
土曜日は朝からシュプールを描きに行く。しかし、この日の気候は最悪。雪は無いにしろ、風が強く、頂上付近へ向かうリフトがストップ。おかげでふもとに人が集中し、風が冷たいわ、リフトは混んでいるわで、消化不良のスキーを一日行う。
しかもゲレンデのレストハウスは座る席が足りないほど混んでいて、(12時頃食事に行くのが悪いといえば悪いが)またそんなところでミラービールのキャンペーンでミラーガールがビールを売っていた。(ミラーガールとはバドガールみたいなものでミニスカートにセパレートのユニフォームを着たコンパニオン)ビールを買うとミラーガールを写真撮影orくじ引きという特典付き。一緒に写真撮りたいか?と疑問を禁じ得ない。アフタースキーにビールを楽しみたい主義の私は買わずに済ましたが。
温泉に浸かり、酒をのみ、普段の土曜日では考えられないような時間に就寝。「チューボーですよ」も見ずに寝るとは。
11/02/05(FRI)
前回の更新から20日近く空いておりましたが、実は我が家の6畳一間からサイバーワールドへの唯一の出入り口、iMacが故障してしまったのです。そして今日やっと復活したのです。
空いてた期間、様々なエピソードは、おいおい更新していこうと思っています。
皆さん見捨てないで下さいね。
取急ぎ、御連絡までです。
back ground TV:「笑っていいとも金曜日」(cx)
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