けふの出来事
6月前半の日記
11/07/14(WED)
「バトル・ロワイヤル」(高見広春/太田出版/¥1480)を読破。某小説新人賞選考委員全員から罵声を浴びせられ落選したと言うほどの過激な内容の問題作らしい。
「成功した全体主義国家」大東亜共和国。この国では毎年、中学3年生のクラスを無作為で選び、孤島の中でクラスメート同志が殺し合い、最後の一人だけが家に帰ることのできる「プログラム」と呼ばれる戦闘シュミレーションが行われている。香川県の中学生、七原秋也らのクラスがこのプログラム対象クラスに選ばれ、この殺人ゲームが始まった。
中学生同志がマシンガンやら拳銃やらナイフやらで殺し合い、撃ち合いをするシーンが終始するこの小説は酒鬼薔薇事件後だっただけに問題になったらしい。(このプログラムの進行役が「坂持金発」という教師という悪ふざけもありいの)しかし、このプログラムの実行の為に反対する親や担任教師を容赦無く殺してしまう全体主義国家に中学生が怒りをたぎらせるところなど、目新しいテーマでもないし、スプラッタ満載の宗田理の「ぼくらの7日間戦争」といった感じ。ラストは陰鬱鬱鬱々か、と思いきや、拍子抜けた終わり方かも。
back ground TV:「笑う犬の生活」(cx)
11/07/12(MON)
渋谷で映画を見る。すっかり映画青年と化してしまった私。学生時代は渋谷で映画を見るなんざ、真っ当の成人男子がすることじゃない、そんな暇があったら剣を素振れ、剣を。(素振りもしなかったけれども)といった感じだったが、映画100周年ということもあり、最近は映画館に足繁く通う。でもタイタニックとか当然スターウォーズエビソード1といったはやりものは見ないけど。
今日見たのは「ランローララン」(監督/トム・ティクヴァ)。ドイツ映画。シネマライズにて。あらすじは恋人のマニの為に20分で10万マルクを用意しなければならないローラがベルリンの街を走る、走る。と言った話。
ジャーマンテクノとやらにのせて、非常に軽快でテンポがよくて、見る者を飽きさせない映像、そして、ほどよくオバカ。宣伝を見て、結構面白そうだと思って見たが、期待通りの作品。あまり洋画(特に全国上映しているようなハリウッド映画とか。結局トゥルーマンショーも見ずにレンタルビデオの7泊8日になるの待ち)を見ないのだがその中でもかなりいい映画といえそうだ。
back ground TV:「恋愛の家庭教師」(cx)
11/07/11(SUN)
(今日も懲りずに名古屋弁でお送りします。)
ホテルをチェークアウトして、名古屋城へ行ったなも。尾張名古屋は城でもつちゅーくりゃーだで、行っとかな駄目だがね。隣の愛知県体育館では大相撲の名古屋場所やっとって相撲とりがうろうろしとったわ。
天守閣まで登ってって名古屋の空を制したがね。
左:名古屋城、右:天守閣から

名古屋駅へ行って、懲りずに三省堂と星野書店も見学してかりゃ、名古屋名物味噌かつ丼を食ってまった。ほんでもって、13:28のひかりで東京へ戻って行ったんだなも。
(名古屋を離れたので名古屋弁終了)
月曜まで休みをとって2泊3日の予定だったのに、もう帰って来てしまった。もう土曜日から帰りたくて、帰りたくて、楽しくない旅行も珍しい。やはりコミュニケーションとモチベーションが圧倒的に欠けていた。
ただのデジカメ撮影旅行だった。
back ground TV:「知ってるつもり」(日テレ)
11/07/10(SAT)
朝、バッグにとりあえずの着替えとデジカメを詰めて旅行の用意をする。池袋へ向かう東上線の中で、スポーツ新聞を見ながら、中日vs阪神@ナゴヤドーム、近鉄vsオリックス@大阪ドームが土日行われるのを知り、突然、土曜日名古屋、日曜大阪の2泊3日に決定。
東京駅で名古屋行きの新幹線の切符を買い、11:21発のひかりに乗車。名古屋に着いて、名古屋ぴあを買い、予備知識を叩き込む。ナゴヤドームに電話して、当日券の発売状況を確認すると、
「本日、明日とも入場券は売り切れで当日券は出ません。」
なんと。ここでついに初名古屋の大目的が消滅。
(以下名古屋弁でお送りします。)
とりゃーえず、先週のアドみゃチック天国でやっとった「名古屋大須」に行ってまったったがね。
大須の観音様に参拝してなも、大須演芸場に入りゃー思ってたんだけども、寄席でありゃーせんもんで入るのやめてまったった。
左:大須観音、右:大須演芸場


アドみゃち曰く、「浅草+下北沢+秋葉原」みたゃーな町だなも、ちゅうわけだが、下北沢は言い過ぎじゃあらーすか。服屋がでらあるだけだがね。変な道具屋があったり。
百貨堂
イタリャーっぽい雰囲気のどえらあええ喫茶店でアイスコーヒー飲んで、大須を後にして、名古屋一の繁華街、栄へ向きゃーたんだなも。
ホテルにチェーックインして、栄をぶらぶらしとったなも。丸善、ナデャ−パーク、パルコと書店巡りをしてまったがね。名古屋くんだりゃーまで来て、何しとるんだっちゅー話だなも。
ナデャ−パークは洋服屋とかロフトとかいろいろ入っとる多目的ビルだけんども、みゃるで土の下から盛り上がって来たような違和感あるビルだがね。
丸善、ナデャ−パークのロフト紀伊国屋、パルコブックセンターと本屋の棚を眺めて一日終わってもうた。
夕飯は名古屋名物ひつまぶしを食ろうたがね。錦にある「いば昇」ちゅう老舗のうなぎ屋だなも。
店内に入ったらどえりゃあ行列出来てまって、肝つぶしたがね。30分くりゃー待って、やっとありつけたなも。ウナギの茶漬けはホンに不思議な味。1回食ってみりゃーせ。
栄は歌舞伎町みたゃーな猥雑とした町だわ。「ここまでせんでも!?」ちゅうようなキャミソに厚底サンダル、顔グロに眩しくて見えにゃ−くりゃーのラメ。そんな女衆がでらおるし、車は十字路の角に思いっきり路上駐車しとるし。これは初めて見たわ。
名古屋のランドミャークタワー、TV塔に昇って、名古屋の夜空を制して一日目は終わってまった。カップルばっきゃででらムカ。
左:テレビ塔、右:テレビ塔展望台から


11/07/09(FRI)
ついに購入。デジタルカメラ。男だったらデジタルカメラ。日本人ならデジタルカメラ、である。
フジフィルムのFinePix1500である。これで私のホームページにも華やかさと重さが備わること間違いなしであろう。
これを片手に明日からの3連休、旅の風景を電子情報としてスマートメディアに記録する。しかもまだ決まっていない旅の行き先。会社の人にも何人かには行き先なしのぶらり独り旅をすると公言しているので、「家でぼーっとしてました」と火曜日に言う訳にもいかない。行かざるを得ない状況になっている。
現在の行き先有力候補。
・恐山 せっかく行くなら金輪際行きようがない所ということで。どうやっていったらいいのか、イタコ以外に何があるのか。何も予備知識がないだけに楽しいかつまらないかは紙一重。
・盛岡 わんこ、冷麺でも食べに。
さあ、帰って来て、どこに行ってきたと書くのでしょうか。
back ground TV:「新気分は上々」(TBS)
11/07/08(THU)
魅惑の3連休を前になんと、デジタルカメラ購入計画が自分の中で持ち上がってしまう。
やっぱデジタルだろ。iMacに取り込んでこその画像だろ。ていうことで、昼間に秋葉原で、帰りに池袋のビックカメラとさくらやでデジカメを物色、物色。
ビックのお薦めは中谷美紀のオリンパスキャメディア。ちょっとお高めだが、めちゃめちゃズームで軽い。ビックはこっちが本体を探しているのに、一緒にプリンターはいかがですか?状態。これがウザい。
さくらやではシャープのインターネットビューカムで「これ、マックも使えます?」で話を店員に聞いたら、USBのスマートメディアのアダプタからつないでも、ウィンドウズとマックで取り込むのが面倒くさいと言われ、フジフィルムのファインピックス(藤原紀香)は¥50000を切って軽いし、オレンジのボディもあるということで薦められた。ズームがあるなら+¥10000でキャノンのパワーショットA50(吉川ひなの)ということ。さくらやはポイントカードもあるし、ファインピックスに惹かれている。
これで今度の3連休の旅の思い出を電子記号に記憶できる。しかし、どこに行くかが決まっていない。相変わらず器が優先、コンテンツはなし。公共投資で田舎に作られた多目的ホールじゃないんだから。
back ground TV:「ぷらちなロンドンブーツ」(テレ朝)
11/07/07(WED)
昨日、来週の月曜日にお休みをとれることになり、いきなり訪れた魅惑の3連休。仕事が出来ないワーカホリックの私としては、どう使おうか大いに悩んでいる。
なんといっても、連れもない、行く当てもない、パスポートもない、準備期間もない、あるのはいくばくかの小銭。
どこに行こうか迷いに迷っているのだが、カシオペア(寝台特急)に乗って、北海道かとも思ったが、カシオペアは7月16日から走るらしい。いま走っている北斗星も上野を19時過ぎであり、金曜の夜発つにはちょっと早いかも。富良野でラベンダー畑を見たいのだが、いかんせん「北の国から」をほとんど見たことがないので、富良野の興奮度が他の人より明らかに低いのが難点。
それとも、「行ったことのない県に行こうシリーズ」をやってみようと、白地図を書いて、行ったことのある県を塗りつぶすと、15/47が行ったことのない県。東北、山陰、四国だが、あまり魅力が感じられない。何か今週末面白いイベントがあればいいのだが。
明日どういう風に決まって行くか。楽しみである。結局どこにも行かない可能性もあります。
back ground TV:「プロ野球ニュース」(cx)
11/07/06(TUE)
日比谷シティの地下でお昼を食べて、外に出ると「ビルの谷間の音楽会」と銘打ったミニコンサートが開かれていた。アンニュイな昼休みに一服の清涼剤。
陸上自衛隊中央音楽隊によるジャズコンサート。ピアノ、サックス、トランペット、ドラムにウッドストックといったバンド構成で行われていた。ボサノバのリズムは軽快ながらも愁いを運ぶ。心の隙間にメロディがすうっとしみわたっていく。ただただ聞き入ってしまった。いやあええもん聞いたなあ。
帰りの山手線内回りでシルバーシートに20代後半の女性が座っていた。彼女は上を向き口と半目を開けながら寝ていた。「うわあ、公衆の面前に彼女の人生の中で1、2位を争う不細工な顔をさらしているなあ。」と思いながらどうしても凝視してしまう自分がいた。いやあええもん(?)見たなあ。
back ground TV:「スポーツ10ミニッツ」(テレ東)
11/07/04(SUN)
大学の時の先輩、同輩らと落ち合うために代官山に集合した。東京に出て来てはや5年、一度も代官山などというオシャレ−なスポットにはいったことがなかった。
初めて降りた代官山は洋服屋やらこぎれいなレストランが立ち並んでいた。猥雑としていない下北沢といった印象だった。
昼飯をたべようと最初に入ろうとしたレストランは結婚式をやっていて貸し切りだったので入れなかった。
「代官山」の「レストランを貸し切って」、「アットホームな雰囲気」で「結婚式」。格好よすぎる。ドラマでしか見たことないようなシチュエーション。そんなことが現実に行われているなんて。どうせ、おいらにゃあ縁のない話さ。さあ、逃げも隠れもしないぞ。殺せ、殺せえ!!
昼はレストラン、夜はバーみたいな店で日替わりランチ(ステーキ)を食べる。
おそらく二度と来ることはないだろうと、思って、恵比寿まで歩いて帰った。
back ground TV:「ウィンブルドンテニス 女子決勝戦」(NHK)
11/07/03(SAT)
朝9時頃、二日酔い気味の私は電話で起こされた。3次会で一緒に飲んで、電話をなくした私の代わりにタクシー会社に電話してくれた人からだった。
無事見つかって、タクシー会社の事務所に保管されているとのこと。タクシー会社の電話番号を聞いて、早速電話。
上板橋から歩いて20分くらいの所らしく、頭痛いながらも雨の中回収に出かける。事務所で無事何ごともなく(めちゃめちゃ電話かけられていたりとか)PHSをゲット。よかったよかった。
留守電メッセージが4件入っていたので、聞いてみると、おそらく3次会で一緒に飲んだ人からというか、メッセージが入っているでもなく、「留守電だ」とか声が漏れ聞こえる。その中で「そのピッチは僕のでーす。返して下さーい。」とどうやら私の声で録音されていた。
3次会で限界リミット状態に入っている様子がその短いメッセージで見て取れる。帰り道聞きながら自己嫌悪。
back ground TV:「チューボーですよ」(TBS)
11/07/02(FRI)
会社の人と、ボーナスが出たということで結構大きな飲み会が展開された。1次会、2次会と普段一緒に飲むことの少ない人と飲める数少ない機会ということで大いに飲み、大いに語らい、大いに歌う。
そして、2次会終了後、池袋方面に居を構える人で4人で池袋東口のバーみたいなところで3次会に突入。
神田からタクシーで池袋に向かい、店へ歩いて行く時、私の簡易式携帯電話が見当たらない。タクシーの中で先輩に貸してそこから消息がわからない。
初めての携帯紛失。かなりへこんだ3次会となる。明日に続く。
11/07/01(THU)
最近気になることがある。私の日課として、会社帰りにJR巣鴨の駅の中にあるコンビニでその日に発売された雑誌を立ち読んでいる。月曜はジャンプ、ヤンマガ、スピリッツ。火曜日はTokyoWalker、Tokyo一週間。水曜日はマガジン、サンデー、SPA。木曜日はモーニング、ヤンジャン、ヤンサン、チャンピオン。コンビニを出て、プラットホームへ降りるか降りないかの刹那、7割8分の確率でまさにドアが閉まり、山手線池袋方面が出発してしまっているのである。
これはなんかある。陰謀とも呼べる物が。一刻も遅く帰宅させよう帰宅させようという意図が。巣鴨で足止め。
でも、これで、ちょうど電車が来るところだったら、「よっしゃあ、もらった、今日一日いいことあるかも。」って気持ちになれる。帰り道なんですけど。ちょうど、今日読んだチャンピオンの麻雀マンガで見たシーン。一筒、四筒の両面待ちで四筒切ってオープンリーチ、しかも一筒3つかかえてワンチャンスの一筒をツモるしかないという状況に自ら追い込み、相手の術中にはまらないように、みずからにツキを呼び込む戦法。作り話だからこれで一発でツモる。麻雀牌と山手線の違いはあれど、ツキを試すにはいいバロメーターなのかも知れない。
back ground radio:「ナインティナインのオールナイトニッポンsuper」(LF)
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