けふの出来事




01 2月前半の日記


13/02/12(MON)

 3連休の最終日、池袋でワイシャツやら靴やらを買い物したついでに、映画を見る。「溺れる魚」(堤幸彦監督/椎名桔平・窪塚洋介・仲間由紀恵主演)をシネマサンシャインで。
 「ケイゾク」「池袋ウエストゲートパーク」「トリック」といった独特の映像演出で人気のある堤監督の最新作というので、映画館に入っていると、休日の午後にもかかわらず、5分の入りといったところか。
 宍戸錠を崇拝する刑事(椎名)と女装癖のある刑事(窪塚)は警察庁の特別監察室の警部(仲間)に極秘のミッションが下る。公安部の警部(伊武雅刀)と彼が潜入捜査をしているクラブのオーナー(IZAM)がかかわる企業恐喝が思わぬ進展を遂げ、最後の黒幕には意外な人物が・・・
 「ケイゾク」などのTVシリーズでもかなり際どい世界が展開しているが、それが思いきり凝縮されていた。細かいカット割りやその間に様々な映像を差し込むなど、堤らしさがやっぱり出ていた。そして堤らしさといえばストーリーの中のところどころに入っている遊び心というか悪ふざけというか。
 後半佳境に入るに従って、市街地での銃撃戦でばんばん人が死んでいくところは、悪ふざけがすぎるような気もするが。後、野際陽子が新興宗教の教祖役。つくづく堤氏は新興宗教好きだなあ。
 そういう遊び心は本筋がしっかりしててこそかと思うのだが、話よりも堤氏がやりたいことをやったんだろうなあと思う映画だった。エンドロールが流れ、館内が明るくなったら、前に座っていたカップルの女の方は寝ていた。
 一番面白いのはパンフレットが写真週刊誌のフラッシュをパロディしたような装丁だったこと、後仲間由紀恵はやっぱり可愛い。


back gronud TV:「おネプ」(テレ朝)
最近の読破本:
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「正論」3月号(産経新聞社/¥680)
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