けふの出来事




01 11月後半の日記



13/11/23(FRI)

 週末自動車運転道場第2段。後輩の誘導によって京王閣競輪場へのドライブ。公営ギャンブル場に初潜入である。
 マルクス主義によれば今すぐにでも、階級闘争を展開し、資本主義体制を打破して、共産主義政権を担わなければならないプロレタリアートの方々が集結している。競輪選手がチャリンコを漕いでいるバンクのフェンスに客が集まって、「ボケ!カス!」と思い思いの罵声を浴びせかけている。
 後輩によると、この競輪というスポーツ、選手全員が自らの脚力を頼みに一目散にゴールを目指すという明解な競技でなく、出身地や先輩・後輩などで、誰が先に出るか、その後を着いていって最後差すかなど、駆け引きが重用視される。だから分かりにくい。
 まあ、今回は初心者なので、100円ずつチマチマ賭けて、4戦2勝で180円の負け。まるで見て来たようなことを言う予想屋のおいさんや、何の臓物かわからないモツ煮込みやら、「カルピス」と書いてあっても、明らかにカルピスではない無料のドリンクサービスコーナーなど、独特の鉄火場文化を堪能した。
 そして競輪場の外に出ると、その辺に停めておいた車にしっかり黄色い輪っかが架かっていた。人生初駐禁である。人生初に満ちた1日。
 その輪っかを取ってもらいに、調布警察署へ。そこで、反則金の振り込み用紙と青切符を頂戴した。減点2。そのまま留置所に放り込まれたり、横縞の囚人服を着させられて、身長を測る目盛りが書いてある壁の前に立たされて写真を取られたりしなかったので一安心(ものすごい偏見と誤解に基づく警察像だが)。
 3連休の出ばなを挫かれる1日だった。


back ground TV:「進ぬ!電波少年」(日テレ)


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