けふの出来事




00 12月後半の日記


12/12/28(THU)

 今日で仕事納め、20世紀のお仕事も終わりです。そして20世紀のけふ出来も今日でおしまいです。そしてぐでぐでもおそらく終りでしょう。数えると、366日中、ぐでんぐでんを行った日は146日。約39.89%の割合。半分も飲んでいなかったかと思うと、品行方正っぷりに頭が下がる思いです。
 新世紀だからといってリニューアルも決してせず、来年も相変わらずの感じでやりますので、変わらぬ御愛顧よろしくお願いします。


back ground music:「私生活」(aiko「小さな丸い好日」)
最近の読破本: 「サイゾー」1月号(インフォバーン/¥690)
「サピオ」1・10号(小学館/¥420)
「ザイ」2月号(ダイヤモンド社/¥500)
「格闘技通信」1・23号(ベースボール・マガジン社/¥800)
「『知的ミーハー思考』のすすめ」(文月敏雄/PHP研究所/¥1250)
「日本経済これができなきゃ即、沈没」(おちまさと/メディアファクトリー/¥950)


12/12/17(SUN)

 昨日公開された「バトル・ロワイヤル」(深作欣二監督)を見に行く。この映画は過激な内容とあまりにも残酷な殺人シーンゆえにR-15指定になり、国会でもその規制を論議になったという問題作である。
 21世紀初頭に崩壊した国家。失業率15%を超え、自信を喪失した大人達は全くコミニュケーションをとれずにキレた子供達を律するため、「恐怖」という手段を選んだ。全国の中学三年生のクラスから抽選で選ばれた1クラスを無人島で最後の一人になるまで殺し合わせる「新世紀教育改革法」通称「バトル・ロワイヤル(BR)法」が可決されたのだ。
 今年のその対象クラスに選ばれた城岩第三中学校3年B組、修学旅行のバスごと無人島へ運ばれる。そしてそのバトル・ロワイヤルをしきるのは3年B組元担任キタノ(ビートたけし)。七原(藤原竜也)、中山(前田亜季)は生き残ることはできるのか?
 「仁義なき戦い」でお馴染みアクション映画の巨匠、深作欣二監督だけに迫力あるアクションシーン。マシンガンで蜂の巣にされたり、斧で頭を割られたり、鎌で頸動脈を切られたり。そして、狂気溢れる演技のたけし、自分が生き残るため手段を選ばず冷酷に同級生を殺し続ける光子役の柴咲コウが圧倒的存在感。
 原作も読んでいるのだが、わりと原作に忠実で、そのストーリーの中でやはり印象的なシーンは最初のキタノと生徒たちが初めて会う教室のシーン。原作ではなかったバトル・ロワイアルのルールを説明するビデオのシーンでは、暗く、銃を持った兵士に囲まれている緊張した教室と対照的な明るい お姉さん(宮村優子)と、そのお姉さんが「みなさん、こんにちはー」との呼び掛けに独り「こんにちはー」と答える教師キタノが、いよいよこのバトル・ロワイヤルの狂気性をかもし出す。
 そして、もう1つは、灯台にたてこもる女子の仲良しグループが疑心暗鬼から殺しあいをして、全滅するシーン。傷を負って手当てを受けている七原を不信感から毒殺しようと一人が毒を食事に入れて、それを仲間が誤って食べ、死んでしまったから、そこから銃の撃ち合い。毒を盛った当人だけが生き残って、彼女も灯台から飛び下りて自殺する。大変悲しく、人の性を見せつけられるように思う。
 国会議員からも槍玉に上がっているこの映画。別にこの映画に限らず、よっぽど人がバタバタ死ぬ映画はあるし、ガキが真似するとも思えないが。よく、凶悪犯罪と暴力シーンの多い映画の関係性を言われるが、そんなもの凶悪犯罪するような人間が、無尽蔵に手に入るそういった内容の映画、TVに影響受けなかった方が怖い。


back ground TV:「イカリングの面積」(テレ東)
最近の読破本:
「田中角栄の『逃税学』」(立石勝規/講談社/¥1600)
「QUICK JAPAN」vol.34(太田出版/¥900)
「バトル・ロワイアルthe movie完全攻略ガイドブック」(バトル・ロワイヤル研究委員会編/角川書店/¥1300)


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