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〈第13回〉『SPAM対策ソフト』
2006年7月25日
最近SPAMメール(広告などの迷惑メール)が増加しています。日本のプロバイダは協力して様々な対策を立てていますが一向に減る気配がありません。ウイルスチェックソフトやメールソフト(メーラー)などでSPAMチェック機能(SPAM自動振り分け)機能がついたものもあります。今回ご紹介するのは自動メール振り分けソフト、POPFile です。 日本語ホームページはこちら。 http://popfile.sourceforge.net/ 「日本語」のリンクをクリックすると日本語のページが表示されます。Windows版をダウンロードします。zip 形式の圧縮ファイルです。解凍したファイルをダブルクリックするとセットアップが始まります。Outlook やOutlook Express だと途中で設定の自動修正まで行ってくれるのでほとんど何もしないで使うことができます。 このソフトは、プロキシ(代理応答)として働きますので、メーラーがサーバからメールを取ってくる途中でSPAMかどうかの判定を行い、SPAMと判定されると件名に[SPAM]という文字列が追加されます。メーラーのメール振り分け機能を使ってこの文字列のメールをSPAMフォルダに入れておきます。たえず学習しながら判定精度を上げていきます。最初はほとんど何の判定もしませんが、どのメールがSPAMかを覚えさせると100 件を超えたあたりで少しずつ判定してくれます。1000件を超えると99 %ぐらいの精度で判定します。このソフトはメールに含まれている文字列をナイーブ・ベイズ法を使ってSPAMである確率を計算することによって振り分けを行っています。振り分け判定が間違った場合は管理画面から訂正することができます。また、送信元、件名などからSPAM以外の振り分けを行うことができ、複数アカウントにも対応しています。 |
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