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〈第23回〉『起動可能なe-SATA外付けディスク』
2006年12月19日
PCの内臓ハードディスク(HDD)は年々容量が増えて便利になりましたが、万が一 HDDが壊れると仕事に支障がでます。こまめにバックアップを取っていても起動 できないと別のPCを用意しないといけないので面倒です。 外付けのHDDではUSB接続のものや以前に紹介したLANディスクなどがあります が、外部HDDからの起動は特別な仕組みを用意しない限りできません。(USB接 続のHDDから起動できるソフトが市販されています。) HDDとマザーボードはIDE(Ultra ATA)という規格が一般的でした。これは80ピン のフラットケーブルで接続するもので100MB/秒とか133MB/秒という速度です。 最近ではこれをシリアスケーブルで接続する新しい規格SATA(Serial ATA)に置き 換わりつつあります。速度はUltra ATA の約2倍です。このSATAを外付けHDDと して利用可能にしたe-SATA(External Serial ATA:外付け用のシリアルATA)とい う規格のものが市販されるようになりました。現状のPCではまだeSATAに対応し ていないので、変換アダプタが必要ですが、それを使うと、eSATA対応の外付け HDDを使うことができます。これは内臓HDDと同じですので、これにOSをインス トールしておけばそのまま起動させることができます。 あらかじめコピーツールで内臓HDDを、丸ごと外付けHDDにコピーしておけば外 付けHDDから起動させることができます(内臓HDDは、はずします)。eSATAに 対応した外付けHDDケースも市販されていますので、簡単にHDDの増設も可能で す。このeSATAアダプタはPCMCIA用もありますので、ノートPCでも利用可能です。 詳しくはキーワード「eSATA」で検索してください。 |
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